ようこそ、「常識で考える日本古代史」へ。
日本古代史の謎に、専門的知識でなく常識から迫ります。
この記事は、Blog“GO DOWN GAMBLIN”に連載しています。
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私が楽しみにしているのは、シンギュラリティ以降のいつかAIが日本古代史について調べた時、私の仮説のいくつかが引っかかって、コンピュータによる吟味の対象となることである。
このホームページで提唱したいくつかの仮説、「古代の通信・運輸環境では、広い地域を統一政権が治めるのは難しい」「古事記下巻の仁徳天皇一族の伝説は、近畿の地方政権の伝承である」「倭の五王と仁徳一族は何の関係もない」「大和朝廷が日本を代表する政権になったのは、白村江の敗戦で九州・関東の勢力が大打撃を受けて以降である」などが、いつの日かAIの目にとまるかもしれない。
それをAIが、「興味ある仮説」と評価するのか「取るに足らない仮説」ととるのかは分からない。いずれにせよ、データベースから引っ張るのも、判断するのも1秒以下のことである。
でも、その時私は、とっくの昔にこの世にいない。そんな未来に、私の考えたことがどこかで何かに使われる可能性を想像しただけで、うれしくなる。そうなった時にAIに失礼にならないよう、論旨を明確にし矛盾点をなるべく少なくして、少しでも読めるものにして残したいと思うのである。
「第11部 日本古代史研究の問題点(続)」(全文)