2020年秋、長年患ってきた糖尿病や、老化に伴う諸症状の改善のため糖質制限を始めました。
これは貧血じゃなくて塩分摂り過ぎ? 2024年8月 一気に80kgを割り込む
塩分制限1ヶ月 2024年9月 70kg台で1ヶ月経過 人間ドック結果・腎臓内科受診
2024年10月 久しぶりの停滞期 2024年11月 最低体重1.2kg減
減り期続く 生活習慣病療養計画書 ~糖質制限2024年7月
2024年7月の最高体重は84.2kg、最低体重は82.3kg。春以来の「減り期」が続いている。
最高とか最低は朝一番、起きてすぐ体重計に乗った時の数値である。だから、朝走ってきた後はこれより低い体重になっていることが多い。ボクサーなら減った時に計った数字でいいけれど、健康管理のためだから起き抜けの体重にしている。
31日間の平均をとると83.1kg。5月が84.4kg、6月が83.9kgだから、今月はこれまで以上に減っていることになる。さかのぼると1月が86.1kg、2月が86.2kg。「減り期」が始まった3月が85.0kgだった。
糖質制限の内容は特に大きく変えていない。白米・うどん・ラーメンは原則摂らない。朝はパンとワンプレート、お昼はグラノーラなどの日替わり、夕飯はおかず中心で主食なしの日が半分くらい。間食は結構摂っている。
聞くところによると、糖尿病の生活指導の中に、とうとう糖質制限が取り入れられたそうだ。当り前というか、遅すぎである。糖尿病学会のボスの意向とかどうしようもない理由に違いない。江部先生は20年以上前から効果をあげているのに。
姑息なことにその指導では「糖質制限」と言わず「炭水化物制限」らしいが、同じことである。そして、炭水化物は必須栄養素ではないことも明記してあるそうだ。私が糖尿病になってすぐそういう情報提供をしてくれれば、もっと早く薬を減らせただろう。
情報提供といえば、前回お医者さんに行った時、変な書類にサインを求められ変な説明をされた。「生活習慣病療養計画書」という書類で、この春の診療報酬改訂によりこれを説明しないといけなくなったそうだ。
その内容は、体重が重すぎるので基準体重まで減らしましょうとか、いつの時代かと思わせる。食事を減らせとか節酒とか、1日1万歩とか、いまさら言われて何か参考になるんですかという世界である。
奥さんの知り合いも同じように医者でこの説明を受け、あと3kg減らしましょうと言われたそうだ。「この歳になって3kg減らせる訳ないじゃない」とおっしゃっていたという。
この療養計画書に糖質(炭水化物)制限のことなんてひとつも書いてない。書こうとしてもその欄(その他注意事項みたいな)すらない。こんな書類を印刷したりする経費(それは結局健保から出る)がもったいない。(書類ひな型は厚労省ホームページにあります。生活習慣病療養計画書で検索)
糖尿病専門医の集まりで、糖質制限は療養計画書に入れないが治療方法のひとつとして説明することは認める、みたいな取引があったのかもしれない。患者不在、利用者不在である。そんなことをしたところで、糖質制限食やロカボマークはどんどん増えているというのに。
生活習慣病療養計画書。診療報酬改訂により、余計な書類が増えた。こんなことで医療費を増やしてどうすると思う。
この春の「減り期」以来初めての血液検査、結果が返ってきた。
体重も順調に落ちているし、毎日体も動かしている。夜トイレに起きる回数が多く眠りが浅くなっていることを除き、体調に悪いところはない。だから検査数値も悪いことはないだろうと油断していたら、こういう時に限っていろいろ出てくるのであった。
まず言われたのは「血糖値、ヘモグロビンA1cは正常です。問題ありません。LDLコレステロールが下がりすぎているので、アトルバスタチンの量を減らしましょう。」
確かに、LDLの数字が59になるのも初めてだし、HDLより少なくなったのもこれまで見たことがない。HDLが42、LDLが208などという数字ばかり見てきたから、自分の体のこととはいえ違和感がある。
糖尿病薬がなくなってからも、高脂血症薬のアトルバスタチンは続けてきたから、その効果かもしれない。調べると、LDLの下がりすぎは動脈硬化のリスクが少ない場合と、逆に全身状態が非常によくないケースがあるとのことである。まあ、薬が減るのはたいへんいいことである。しかし、話はそれですまなかった。
「eGFRの数字が引き続きよくないです。ここ最近、50台を行ったり来たりしています。腎臓の状態があまりよくないということです。」
eGFRとは推算糸球体濾過量のことで、腎臓がどの程度働いているかを示す数字である。本来は一定期間の尿を採取して調べるが、血液検査の結果から推定できる。推定にあたって使うのは、クレアチニン値と年齢・性別である。
eGFRは60~90程度が通常だが、60を下回ると腎機能の低下が疑われ、50を下回ると治療対象となる。私の場合、1年半前に50.7まで下がり、その後60台まで回復したものの、今回再び56.2と下がってしまったのだ。
ただ、クレアチニンは血液中の老廃物であるので、腎機能が低下した場合だけでなく筋肉量が多い場合や、たんぱく質の多い食事をとった場合にも上昇する。私は若い頃からクレアチニン値が高く、30~40代の頃は1.1とか1.2だった(昔は小数点1位まで測定)。 これまでの人間ドックでも、0.9を下回ったことはほとんどない。
だから、eGFRだけで判断せず、なぜそういう数値になっているか検査しないと、本当に腎臓がよくないのか分からないのではないだろうか。私の場合、クレアチニン値は1.03でよくないといっても過去もあった数字である。にもかかわらずeGFRが下がっているのは、歳をとったからなのである。
[Aug 6, 2024]
先月の検査結果が返ってきた。血糖値・HbA1cは改善したものの、他のところで異常値が出ていた。
健康管理は自己責任 SGLT2阻害薬を捨てる
今週はもう少し軽い記事を準備していたのだが、緊急事態が発生してしまったので急きょ差し替え。発端は8月1日に先月の検査結果を聞きに医者に行った時に、珍しく長々と説明されたことであった。 糖尿病の指標である空腹時血糖やHbA1cの数値は良好で、薬も飲んでいないのに正常範囲内である。肝機能は高脂血症薬を飲み続けていることもあって、コレステロールも中性脂肪も正常、LDLは下がりすぎというくらいであった。 ところが、腎機能の数値が好ましくないとおっしゃる。eGFRの数値が60台から50台に下がり、治療を始めた方がいいという説明である。eGFRについては調べたことがあって、例えば腎臓で濾過がされていないとかそういう数字ではなく、クレアチニン値と年齢・性別から目安となる数字を出しているだけである。 私は若い頃からクレアチニン値が高く、30代の頃も1.1~1.2であった。その後も落ち着いてきたものの0.9を下回ったことはない。だからいいということではないが、大騒ぎするほどでもないと思っている。ちなみにクレアチニン値は筋肉量が多い人ほど高くなる。私は67歳で体内年齢51歳と出るくらい筋肉量が多い(体脂肪も多いが)。 腎不全や人工透析の人はeGFRが15とか20に下がる。腎臓病そのものが自覚症状のほとんどない病気だが、いま現在、尿蛋白が出ているとかむくんでいる訳ではない。さらに下がって30~40になったとしてもまだ症状は現れない可能性が大きい。その頃には寿命が来るはずである。 なのにお医者さんは今回、eGFRをたいへん気にする。今回の56.2は確かに低いけれど、2年前の50.7ほど悪くはない。eGFRなんてものを算定しなかった昔の人間ドックでも、試算するとeGFR50は40代の頃から結構ある。 「糖尿病の薬ですけど、腎臓の保護に効果のある薬があります。SGLT2阻害薬というもので、これまで処方したことはないかな」これほど心配するということは、素人に分からないだけで深刻な病気なのかもしれない。 他の検査数値はみんな良好なのにと思いながら、なにしろ20年にわたりお世話になっているものだから、「そんなにいい薬なら飲んでみますか」ということになった。 すると、腎臓で戻す糖分を戻さないで尿に出します、とか、脱水症状になりやすいので水を多めに飲んでくださいとか、使用すると体重が減ります、とか後から言い出した。
そんなに副作用があるなら処方するより先に、本当に腎機能が落ちているかどうか調べるのが先じゃないですか、というのは家に帰ってから気がついた話である。 診察が終わり薬局に行って薬を受け取ると、これがまた高い。薬価・管理料で7,000円以上、自己負担額が2,000円以上である。せっかく糖尿病薬を減らして医療費支出を削減したのに、これでは元の木阿弥である。そして、帯状疱疹のように一度飲めば治るというものでもない。 ただ、それだけ腎臓がダメージを受けているなら仕方がない。とりあえず飲んでみて体調が悪くならないかどうかだと思って飲み始めると、これがとんでもないことになった。 まず頻尿、それも夜中のトイレも4~5回でよく眠れない。普段から夜中起きると眠れなくなるので、エチゾラム(デパス)を出してもらっているのに、飲み始めてすぐ眠れない状態になった。 そして、全身がだるい。後から考えれば、マイルドとはいえ糖質制限して少なくなっている糖を排泄してしまっては、血糖値がどんどん下がる。血糖値がまともなのに無理やり下げれば、低血糖発作である。 2日しか飲んでいないのに、そして薬を変えたと教えていないのに、奥さんが「急にやせてじいさんになった」と言い出した。これは、ただごとではない。 SGLT2阻害薬の仕組み。腎臓で濾過された糖分を血液に戻す仕組みをブロックして、そのまま尿で出してしまう。強制的に糖尿病にしてしまうような治療である。 全身の倦怠感、ランニングの最中に訪れる尿意、夜中もトイレで眠れない状態になって、これは放っておけない副作用だとすぐに気づいた。 薬局でテルモの検査紙を買ってきて調べると、2回しか飲んでいないのに尿糖が++(最高値)である。これは相当強い薬である。血糖値が正常なのに尿でどんどん排泄されれば、低血糖に限りなく近づく。現状どこも悪くないのに、薬で糖尿病の症状を起こしてどうする。 下図はSGLT2阻害薬が長期的に有効であることを証明する資料とされるが、これもよく考えるとおかしい。まず、上の2データはアルブミン尿が出ていない、もしくは少ないグループで、eGFRはそれほど悪くない。このグループは、SGLT2阻害薬を使っても使わなくてもたいして違わない。 私の場合アルブミン尿は出ていない。にもかかわずeGFRが低いのは、クレアチニン値が高いからである。 アルブミン尿が出ている(eGFRが60前後)グループは、SGLT2阻害薬の使用により10程度の違いが出るが、192週と3年近い試験期間であっても、プラセボ群のeGFRは平均45を上回っていて、腎不全や要透析レベルにはほど遠い。それだけの期間偽薬を使っていたということは、治療をしなくても問題なかったということである。 腎機能悪化が怖いのは最終的に人工透析になってしまうからだが、人工透析が必要なeGFRは15~20とされる。ということは、SGLT2阻害薬を使おうが使うまいがそこまで悪くなることは少ないし、まして3年で透析まで一気に進むことはないという試験結果である。 さらに、SGLT2阻害薬を使い始めるとeGFRはまず急激に悪化してこれは仕方がないこととされるが、よく考えるとこれも妙である。28週、約半年使い続けないと効果が出ないのは即効性がないということだし、その後ずっと服用し続けないといけないというのは、薬品会社の思う壷ではないのか。 ちなみに、SGLT2阻害薬カナグルの1錠当たり薬価は158円50銭。私が以前飲んでいたグラクティブは61円だから、3倍近い値段である。なのに、尿から糖分はダダ洩れ。言葉どおりの意味での糖尿病は治らないし、かえって悪化する。 尿の中に糖分があっても、血液中の糖分さえ減れば問題ないということらしいが、ヒトの体はそんなに単純ではない。血液中に糖分が少なければ中性脂肪を分解して作ろうとするし、体も糖分を求める。低血糖でブドウ糖を補給するのはそのためである。 そもそも、尿路は糖分が通るようにできていないので、尿管感染症や雑菌の繁殖リスクは急激に増大する。結石だって増えるかもしれない。 糖尿病とは血液中の血糖値やHbA1cが問題なので、尿から糖が出ても問題ないというのは学会や専門医が言っていることである。そもそも、尿から糖分が出るのが世間一般に言われる糖尿病で、それにより体力が失われ全身の毛細血管の活力が失われる。 学会や専門医が決めた基準値を下回るように薬を作るというのは、かつてのコレステロールと同じで、下げること自体に効果があるかどうか疑ってみる必要がある。糖尿病の治療は、まず糖が尿に排泄されないのが第一ではないのだろうか。 健康管理は自己責任であり、妙な薬で体調が悪化しても、医者も薬局も製薬会社も何とも思わない。医者は最新医学情報を論文や臨床で学ぶのではなく、薬品会社のセールスマンからの受け売りである。昔からある薬品はともかく、近年認可になった薬品についての知識は、薬品会社に都合の良い情報に操作されていると思った方がよさそうである。 ということで、たいへんもったいないことであるが、処方されたSGLT2阻害薬は2日分だけ飲んであとは廃棄することとなった。私の負担は3千円ほどだが、健保はさらに7千円負担することになる。こういうことをしているから、健保財政はどんどん悪化するのだ。そして、利用者(患者)の健康維持にもまったく役立たないのである。 実は私に言わないだけで私の腎臓には深刻なダメージがあるのかもしれないので、それはまた別に対策を考えている。ともあれ、いま現在体調が悪くないにもかかわらず、わざわざ糖尿病の症状を起こす薬を飲まなければならない必要性を、私はまったく理解できない。どうしても必要であれば、患者に分かるように説明するのが医師の仕事だろうと思う。 SGLT2阻害薬の効果についての調査結果。プラセボ(偽薬)群と明らかに違うのはすでに腎機能が低下している(アルブミン尿が出ている)グループで、それでも腎不全レベルまで低下しない。
[Aug 9, 2024]
これは貧血じゃなくて塩分摂り過ぎ?
基準値以下に減ってしまったLDLとお医者さんが気にするeGFRの他にも、いくつか気になることがあった。まず第一は、尿素窒素(高すぎ)とヘモグロビン(低すぎ)である。
ヘモグロビン13.8は、2年前の13.6に次ぐ低い数字である。このところ14~15だったのが、また急に下がっている。貧血などの症状はないものの、少し前に立ちくらみを起こしている。鉄やビタミンCのサプリを摂っているけれども、30年スパンでみると傾向的に下がっているので、年齢的にやむを得ない面もあると思われる。
2年前にはヘマトクリットも41.2まで下がったが、今回もまた42.1で、ヘモグロビンと歩調を合わせて減っている。ただ、こちらは異常値にはなっていない。男性平均は40~50とされるので、40を下回らなければそれほど気にすることはないかもしれない。
糖質制限で高たんぱく食を摂れば、人体の仕組みからして尿素窒素は必ず上がると江部先生が言っている。クレアチニンも若干その気味があって、筋肉量が多い人、肉を多く食べる人は高く出る傾向にある。
ただ、尿素窒素の上昇、クレアチニンの高止まりは腎臓に負担がかかっていることを示すことは間違いないので(江部先生はならないと言うけれども)、糖質制限しているとか、昔からそうだと安心せずに、対策が必要かもしれない。
ということで、今月から心がけているのは昔から腎臓をいたわるとされるいくつかの方法である。塩分を制限し、高たんぱく特に動物性たんぱくをなるべく控え、アルコールを控える食生活である。(禁煙もあるが、もともと吸わない)
アルコールについては、7月は内科検診・歯科検診があったのでこれまで以上に控えて、1日当たり15gと6月より3g減った。厚労省基準の75%であり、1ヶ月にしてアルコール90g、日本酒にして四合半節酒したことになる。
減糖に加えて減塩というのは神経を使うけれど、歳も歳なのである程度気をつけるのは仕方がない。過去60年以上、そばつゆもラーメンの汁も飲み干す生活をしてきたので、気を使う程度でも違うかもしれない。
肉の量を減らすのは難儀であるが、年金生活の経済的事情からも節約が求められていたところである。豚肉・鶏肉の量を減らすのはさほど苦にならないが、牛肉を減らすのは寂しい。もっとも、一度に300gも400gも食べるのは体に負担がかかると言われると、それはそうですよねと同意せざるを得ない。
しばらく小康状態を保っていた貧血関連の数値、ヘモグロビンとヘマトクリットが、再び下降線をたどっている。歳だから仕方がないともいえるが。
今月はじめに検査結果が返って以来、引き続きいろいろ調べている。はっきり言って、精密検査もせず糖尿病薬、それもSGLT阻害薬を処方したのが気に入らない。自分の体だからリスクは自分自身にかかってくる。
開業して30年近く経っているから、最新知識があるかどうかは医師個人の努力である。糖質制限の情報提供すらしない訳だから、あまり期待できないのかもしれない。
検査結果で気になることのひとつが、ヘモグロビンとヘマトクリットの減少であった。過去四半世紀、緩やかに落ち続けているから年齢的に仕方ないものと思っていた。貧血に効果があるとされる鉄のサプリメントを摂るぐらいで、他に何もしていなかった。
今回調べていて、はたと気づいたのはYouTubeにあげられていたある人の検査数値を見てからである。私のケースには直接あてはまらなかったが、不審に思って関連事項をいろいろ調べてみた。
すると、ヘモグロビンやヘマトクリットの異常値(低値)について、2年前に医者は「貧血」といって再検査したのだが、これはたいへん疑わしいことが分かった。MCV(平均赤血球容積)、MCH(平均赤血球ヘモグロビン量)、MCHC(平均赤血球ヘモグロビン濃度)といった貧血関連の検査数値に異常がなく、むしろ改善していたからである。
医者は過去のカルテを持っていてもいちいち見ない。自分のデータは自分で管理して考察しなければならない。
つまり、個々の赤血球をみると、容積にもヘモグロビン量にも異常はない。過去20~30年で傾向的に落ちていることもない。むしろ、最近では容積(MCV)が増えているから、その分濃度がやや薄くなっているくらいである(でも異常に低くはない)。貧血対策はあまり意味がないということである。
むしろ問題は、赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリットが傾向的に下がっていることで、検査ではヘモグロビンに異常値が出たけれど、赤血球数、ヘマトクリットも傾向的に下がっている。特に、赤血球数の減りが激しく、30年間で1割以上減っている。これは老化現象だけとは言えなさそうだ。
赤血球数は血液µl当たりなので、赤血球が減っているのかもしれないし、血液が増えているのかもしれない。血液が増えると心臓はより多く血液を送り出さなければならないから、血圧が上がる。幸いいまのところ血圧は正常である。
さらに調べると、血液が増える原因として塩分の摂り過ぎが考えられるという。摂り過ぎた塩分は血液中にNa+イオンとして残り、それを薄めるため血管外の水分が引き込まれて、結果的に血液が増える。
糖尿病のため20年以上通院しているが、塩分を制限しろと言われたことがない。そんなことは常識と思っているのかもしれないが、検査で異常値が出るのは塩分摂り過ぎの可能性が考えられるくらい言ってもいいのではなかろうか。少なくとも貧血より可能性があるし、素人が調べて考えつくことなのである。
残念ながら20年来のかかりつけ医は私のカルテ(人間ドックのデータも渡している)をちゃんと見ていないし、綴じてあるだけで調べることもしていない。1分以内しか見なければ、その程度の診断しかできない。自分で考えて判断しなければ自分の体を守れないことを改めて感じた。
[Aug 13, 2024]
糖質制限に加え、塩分制限を心がけている。手作り料理で糖質を少なくすることができるが、塩分はそう簡単に減らすことができない。工夫が求められる。
糖質制限に加えて塩分制限も行わざるを得ない状況となって、またもや見直さなければならないのが食事の内容である。
最近のローテーションは、朝が奥さんの手作りワンプレートとトースト、昼がグラノーラか手作り料理、夜は肉だったりそば、スパゲティだったりする。朝晩は奥さんに塩を控えるようお願いしたが、問題は昼である。
グラノーラは1食当たり塩分0.4gぐらいなので、牛乳を加えても1g未満。あまり気にすることはない分量である。しかし、日替わりで食べている手作りのお昼が、塩分制限にひっかかるのである。
このところよく作っていたのはマーボ豆腐であった。豆腐一丁のカロリーは250~300g、糖質は2~3gで糖質制限には適した食材であるが、味付けが問題である。醤油は大匙1~2杯軽く使うし、豆板醤、甜麺醤、鶏ガラスープの素にはたっぷり塩分が含まれている。水溶き片栗粉を入れて完食していたから、お昼だけで塩分10gを超えていたと思われる。
マーボ豆腐の他には、手作りのおからとか、豆カレー、チリコンカンを小分けして冷凍しておき、お昼にしていた。おからを煮るのに大匙4~5杯の醤油、だしの素が加わるし、カレーやチリコリカンのスパイスミックスにも塩分。材料を炒めるのにも塩コショウは必須である。
他には、トーストにはごろも煮の缶詰を乗せて食べたりしていたが、これも醤油漬けである。ただ、1缶当たり1.5g程度のようだから、マーボ豆腐に比べるとまだ塩分が少ない。
糖質は制限しても、これでは健康によくない。まったく迂闊なことであった。考えようによっては、多少のカロリーオーバーより悪影響があったかもしれない。
よくないことは分かったが、ならどうするか。お昼の場合は糖質や塩分に気をつけるだけでなく、費用を抑えることが重要である。おカネをかければいろいろやり方はあるけれども、費用がかかっては長続きしない。
とりあえずここ数日は、まだ残っている冷凍手作りカレーと、グラノーラでつなぐことになる。それから後は、塩分の少ない手作り料理を工夫するか、豆腐をそのままお昼にすることになる。
それにしても、ついこの間、安いし使うからというので、そばつゆや醤油・ソース、豆板醤や甜麺醤を買ったばかりであった。調味料はそんなにすぐ賞味期限は来ないけれど、このタイミングでと思うとつらいものがある。
[Aug 20, 2024]
一気に80kgを割り込む ~2024年8月の糖質制限
さて、8月の糖質制限について。6月に82kg台を達成して喜んでいたら、8月はさらなる改善を果たした。なんと40年以上(!)ぶりに、一気に80kgを割り込んだのである。 7月の最低体重が82.3kg、平均体重が83.1kgであった。今年3月の減り期開始以来、4ヶ月かかって約3kg絞ってきた。まずまず、無理のない範囲の減量であったと思っている。 ところが8月は、最低体重が77.9kg、平均体重が80.1kgで、3~4kgずつ減っている。4ヶ月分を1ヶ月で落としたことになる。特に80kgを割り込んでからは自分でも驚くくらいリバウンドがなく、下旬には77kg台まで達成することができた。 そもそもの発端は、SGLT2阻害薬の影響であった。この薬は血液に含まれる糖分を尿として出してしまうという、強制的に糖尿病にしてしまうような薬である。血糖値が標準になっている私がこんな薬を飲んで低血糖にならない訳がなく、体調不良で2日飲んで止めた。しばらく影響が続いて、体重は2kg落ちた。 ところが、薬の効果が抜けても体重の減少は続く。ちょうどその時期から塩分制限を始めたので、おそらくその効果もあるだろう。SGLT2阻害薬をやめて1週間経ってさらに1kg減り、80kgを割った。その後1週間でさらに減り、8月半ばから78~79kgで推移している。 これが無理のない範囲かどうかは議論の分かれるところだが、私の体のことなので議論するのは私と奥さんしかいない。奥さんはあまり減らし過ぎるのはよくないという意見だが、薄味にしたため調味料が減らないのは文句ないみたいだ。 9月半ばに予定している人間ドックまでは糖質制限+塩分制限を続けるつもりで、あわせて間食制限とアルコール制限も行っている。 8月の摂取アルコール量は1日平均13gで、6月の18g、7月の15gからさらに少なくなった。休肝日22日(飲んだのは9日)は人間ドック前くらいしか例がなく(今回もドック前だが)、1日に飲む量も減ったので厚労省基準18gをますます下回っている。 とはいえ、1ヶ月に飲んだアルコール量は合計400g。ビール350ml缶を1日1本飲んでいる計算になるので、普通人に近づいたとはいえまだ酒飲みの部類であることは否定できない。ただ、この量だと翌日に響くことはほぼないし、飲んだ後眠くなるくらいだから、たいへん健康的ではないかと思っている。 7月に82kg台でかなりうれしかったが、8月はさらに改善して80kgを割り込んだ。SGLT2阻害薬の影響もあるものの、塩分制限の効果もあった。 先月は一気に4kg体重が落ちてたいへん驚いたのだけれど、もうひとつ驚いたのは、ジムの体組成計で測ったところ、これまでとは違った結果が出てきたことである。 体組成計は計測にムラがあって、以前も体脂肪率や体幹部脂肪にかなりのブレがあったのだけれど、今回の結果が正しければ10年来の体組成が変わってしまったことになる。なにしろ、体重が100kgの時も85kgの時もほとんど変わらなかった体水分量が、いきなり減っていたのである。 残っているもっとも古い体組成分析は9年前、2015年7月のものである。その頃まだ糖質制限を行っておらず、体重は100kgを超えていた。その割には体脂肪率は26.0%でそれほど高くなく、体脂肪量も26.3kgだった。 2019年までの3kg減量は、主にウエートトレーニングで、ウォーキングすら定期的に行っていなかった。その結果、体脂肪が減って筋肉量が増え、3桁体重から改善することができた。 今年7月までの5年間に約15kg減量している。これは、2021年から始めた糖質制限と、2022年からのランニングの効果である。この前後に、体脂肪で6kg、筋肉量で8kg減っている。こういう実績であることから、ダイエットすると筋肉量と脂肪量が並行して落ちていくものと思っていた。 ところが8月の4kg減量の前後で数値をみると、体脂肪も落ちてはいるものの1kg半くらいで、筋肉量が2kg半減っている。何より目立つのは体水分量の減少で、7月まで15kg落としてもほとんど変わらなかった体水分量が、減量した4kg分まるまる減っている。 筋肉量は体水分量を含むから、筋肉量の減少は体水分量の減少によるとみることができ、しかも筋肉量の減少幅の方が少ないから、水分以外の筋肉は逆に増えている計算になる。もちろんブレや誤差はあるとしても、今回の体重減が体水分量の減少によることは確かなようだ。 タニタによると体水分量の適正水準は男の場合55~65%で、この数字だと60.8%なので、異常値という訳ではない(高齢者はもっと少なくてもいいようだ)。とはいえ、これまで約10年間の推移では見られなかった現象で、体が変調をきたさないよう注意しなければならない。 この1ヶ月で思い当たることは、SGLT2阻害薬の後遺症と、塩分制限の2つである。 SGLT2阻害薬は腎臓に働きかけて尿量を増やすので、脱水症状の副作用がある。水分補給はしていたつもりだが、それ以上に体水分量が減った可能性もある。これはよくない方向であり、早めにやめておいてよかった。 塩分制限により体水分量が減ったとしたら、これはよい方向、本来あるべき体の状態に近づいたと考えられる。過去の検査結果を精査すると、体内にNa+イオンが増えたことにより血液や体液(細胞内・細胞間の水分)が増え、それによりいくつかの項目で異常値が出ていた可能性がある。 体水分量4kg減の要因のひとつとして血液量が減っているかもしれず、それはヘモグロビン、ヘマトクリット等の異常値を改善させ、血圧も下げるかもしれない。 あと、ここ1ヶ月ほどの印象として、かなり張っていた太ももやふくらはぎの筋肉が、揺らすと揺れるくらい柔らかくなった。筋肉が張っていたのはぜい肉がなくていいことだと思っていたけれど、もし水分量が多いためむくんでいたのだとすれば、これも改善の方向といってよさそうである。 ともあれ、目標の人間ドックまであと約半月。リバウンドせずいまの体重を維持するとともに、いきなりの不調に見舞われないよう、日々慎重に過ごさなければならない。 先月ジムで測った体組成計の数値は、1ヶ月前とまったく変わっていた。これまで体重が落ちると筋肉量と体脂肪が減っていたが、今回は体水分量が激減していた。
塩分制限1ヶ月
糖質制限に加えて、塩分制限を始めてから1ヶ月経つ。わずか1ヶ月ではあるが、いろいろ体調が変化したと感じるので、忘れないうちに書いておく。 糖質制限もかなり効果があって、体重が4年間で約20kg減少した。最初の1ヶ月で4kg減だったから、今回の塩分制限と同じくらい急激な変化である。だが、糖質制限で20kg落とした上に1ヶ月でさらに4kgだから、かなりびっくりした。 糖質制限を始めて数ヶ月で、胃腸の調子がよくなり、歯茎の痛みがなくなり、血圧も下がった(こちら)。皮膚症状は少し時間がかかったが、やはり改善された。 だから食生活の見直しで体調がよくなることは分かっていたのだが、歳のせいだと思っていたことがよくなるのはうれしいし、まだまだ体は若いのかもしれないと思う(67歳だが)。早くリタイアしなければ気づかなかったかもしれないと思うと、背筋が冷たくなる。 塩分制限して2~3週間で気づいたのは、夜中に目が見えることであった。 しばらく前から夜中に目が見えず、特に右目だけで見るとほとんど真っ暗な状態であった。家の奥さんは常夜灯(橙の豆電球)でも眠れないのですべて消灯するのだが、そうすると私がまったく見えなかったのである。 これは歳のせいでどうしようもないと思っていて、枕元に小さなLEDを置いておき、夜中トイレに行く時使っていた。そうしないと、まったく方向感覚がつかめず、一度壁に激突して負傷したことがあったのである。 ところが塩分制限以来、ほたる灯(スイッチに付いてるやつ)やエアコンの動作確認灯のわずかな光で、ぼんやりだが周囲が見えるようになった。右と左で見え方に差はなく、LEDなしでも少し歩けるようになった。はっきり見えなくても壁と襖の位置さえ分かれば、何とかなる。 もう一つは、起き抜けの血圧がさらに下がったことである。7月平均は上が123下が71で、糖質制限以来ほとんど正常。年寄りとしては低いくらいに落ち着いていたのだが、8月平均は115-69である。 上は110を下回る日が多くなり、100以下という日さえある。下は70台から60台。体重が落ちることで血圧は低くなるのだけれど、これで血管にかかる圧力、腎臓にかかる負担が確実に下がるので、たいへん有意義な改善であったと思っている。 減塩を始めてから1ヶ月が経過した。わずか1ヶ月ではあるが、体調にいろいろ変化が現れている。 昨日の続き。このように塩分制限で体調にいい変化が見えつつあるのだが、一方で糖質制限の時にもまして食生活には苦労が多くなっている。 まず第一は、塩分制限は糖質制限よりおカネがかかることである。 メディカルフードサービスの冷凍総菜は、プロが作っているだけあってそれほど味が薄いとは感じないし、こんなにしょっぱくて大丈夫かと思うくらいである。だが自分で調理すると、いかにもひと味足りないということが食べてすぐ分かる。 800円と200円で4倍違うからそのくらい違って仕方ないとも言えるが、私だけの夕飯6回で送料込み6千円は何としても高い。他に奥さんの分も用意しなければならないので二重になるし、物価高の中で許容範囲を超えている。毎週注文する訳にはいかない。 結局のところ、私が宅配減塩食の日に奥さんは冷凍弁当で、これだとコスモスで税込み300円である。食塩相当量で1.7gと3~4gの違いはあるのだけれど、これまでは醤油を飲んでいたんだからそれに比べれば改善である。私も妥協して減塩でない冷凍弁当という日が増えた。 食塩相当量が倍違うと、さすがに味が締まっておいしく感じる。けれどもこれに慣れてしまうと、やっぱり薄味が寂しくなるのである。 第二に、糖質制限は比較的目分量ができるのだけれど、塩分制限は見た目で見当がつかないことである。 ネットやYouTubeで減塩料理を研究するのだけれど、言われたものだけ入れると「何ですかこれは」という味になる。いろいろ足して味を調えるのだけれど、そうなるとどれくらい塩が入ったのか見当がつかなくなる。 以前は、醤油やそばつゆ、焼肉のたれ、豆板醤、甜面醤、塩コショウやチューブの調味料を入れて好みの味に仕上げたが、どの調味料にも塩がまんべんなく入っている。それだけ無頓着に塩分を摂っていたということだが、気にし出すと何もできなくなる。 世の中には糖質制限食と同じくらい減塩調味料もあって、減塩醤油は各メーカーから20%減、50%減、66%減などいろいろ出ている。66%減を買ってきたが、かけてしばらくすると水の味になるのはかなり悲しいし、手作り料理の味付けにはとても使えない。 奥さんは「このくらいの味が私は好き」と言うのだけれど、何十年も濃い味付けで生きてきたものだから、1ヶ月で修正は難しいことに改めて気づいたのであった。 そして、これまで牛肉がおいしいと思ってきたのは半分以上が塩コショウや焼肉のタレによるもので、極論を言えば塩と砂糖で味付けしたからおいしかったということである。もちろん、練りわさびで食べても食べれるのだけれど、もっと食べたいとか来週また食べたいと思わなくなったのは妙なものである。 腎臓をいたわるには塩分制限の次にたんぱく質制限で、牛肉もこれまでのように一度に300gも400gも食べられないかもしれない。そうでなくても経済的に大量に食べるのは難しく、ちょうどいい頃合いだったかもしれない。 酒と同じで、食べ物も大食いできたから偉い訳ではない。たくさん食べなくたってお腹が一杯になるのは、塩分制限で得た教訓のひとつである。
2024年9月 70kg台で1ヶ月経過
2024年9月の最高体重は78.9kg、最低体重は77.3kg。人間ドック後もリバウンドせず、40年来最低水準で推移している。 8月の月間平均が80.1kgに対し、9月の平均は78.1kg。ちょっと前には90kgを下回ったと言って喜んでいたのに、70kg台である。大台を越えてしまうと、何とか守りたいとモチベーションが高まる。最近は、1日に何回もヘルスメーターに乗って、着衣で80kgを上回っていないかチェックしている。 奥さんは「こんなに痩せたの見たことない」と言っている。結婚後すぐ80kgを大幅に上回った。人間ドックを受け始めた30代では、すでに90kg台、ピークでは110kgを超えた。それが、いまや70kg台に絞ることができた。老化に伴ういろいろな不具合に悩まされていたのだけれど、少しずつ改善しているようだ。 それでも、BMIはぎりぎり24台だし、タニタの内臓脂肪水準が14あるのでまだ絞る余地はある。せっかく食生活を改善したので、できることはしばらく続けたい。 それにしても、SGLT2阻害薬を飲んだのはわずか2日なのにその前後で4kg減り、それがいまだにリバウンドしないというのは脅威である。ある意味、そんなに強力なダイエット効果があるなら、低血糖になろうが尿から糖が出ようが飲んで体重を減らしたいというニーズが出て当然である。 実際、SGLT2阻害薬をダイエット目的では使わないでくださいという動画はある。こんな薬をボクサーが減量に使うことは許されないと思うのだが、ドーピングの禁止薬物にはなっていない。しかしそんな薬を、効果絶大といって多くの医者が推薦しているのは、とてもうさんくさい。 効果がよりマイルドで、副作用の心配がほとんどない糖質制限が、江部先生が言い出してから二十年間無視されてきたのは、製薬会社に得にならないからである。いまでも、ある種のビタミンに医療効果があることが推測されているものの、そんなもの高く売れないので誰も治験費用を出さず効果が確認できないなんて話もある。 マスクメロンだのアップルだのといった大富豪がそういう研究にカネを出せば、医療費はどんどん安くなるはずなのに、それは資本主義を発展させないから誰もそうしない。資本主義が私より長生きするのはほぼ確実だが、未来永劫続くことはないだろうとつくづく思う。 80kgを下回り、70kg台で1ヶ月過ごした。20代の頃の体重を記録していないのが残念だが、おそらく40年間で最軽量である。 アルコールは少量でもやっぱり健康に悪いという研究結果が出たのは今年初めであった。昨年来、アルコール摂取量をかなり減らしてきたのは、研究結果を尊重してというより体力的に飲めなくなってきたからだが、さすがにここまで減らしてくると禁断症状(?)らしきものが出てきた。 アルコール依存症の本を読むと、依存症から抜け出すには完全禁酒以外に方法はなく、ほどほどに飲むなどとなまぬるい手段は成り立たないと書いてある。確かにそうかもしれないものの、半面、酒も飲めずに長生きして意味があるだろうかとも思う。 正直なところ、アルコール依存症にもならず、酒で体を壊すこともなく67歳のいままで生きて来れたのはまったく運がよく、一歩間違えれば人生終わっていた可能性は相当ある。 前置きが長くなったが、9月の1日平均アルコール摂取量は13gで8月と変わらなかった。人間ドックに備えてアルコール制限してきたのだけれど、終わった後は続けざまに飲んで、1ヶ月締めたら先月と同じということになった。 つくづく思うのは、アルコールを制限するとその反動というか、禁断症状は必ず出て、控えていた分を取り返すように飲んでしまうということである。だから、ほどほどに飲むなんてことはできないのである。 唯一歯止めになるのは体の限界で、以前より飲める量は急激に減っているし、許容量を超えるとすぐに体に響く。眠くなったり、逆に眠れなくなったり、翌日の体調がきわめて悪かったりする。それが嫌だから控えることになる。 ただ、体に響かない程度でやめることができないのが、呑み助である。気持ちよくなると、どうしてもこれで終わりのタイミングを逸する。だから、依存症の人はまったく飲まない以外直せないのである。 禁断症状に耐えるか、飲んで数時間後に後悔するか。アルコール愛好者にとって、何歳になっても変わらない究極の選択である。
人間ドック結果・腎臓内科受診
人間ドックの結果が返ってきた。結論から言うと、1ヶ月にわたる糖質制限・塩分制限・間食制限・アルコール制限を行い、体重を4kg絞って臨んだのであるが、7月に行った内科検査の結果とあまり違いがなかった。 悪くなっていないが、よくなった訳でもない。病院によって異常値の基準が違うのでアラームが出たり出なかったりするだけで、数字そのものはほとんど違わない。 体重をさらに絞って、70kg台BMI25.2まで下げたものの、総合所見は「肥満です。適度な運動と規則正しい生活を心がけ、標準体重を目標としてください」である。半ば予想していたとはいえ、あっさりそう言われると力が抜ける。 半ば予想していたとはいえ、あっさり肥満ですと言われると力が抜ける。 人間ドック前には、腎機能の検査結果が悪くならないよう細心の注意を払った。結果が出たのは尿素窒素だけで、16.7と標準範囲内に改善している。しかし、クレアチニンは1.08、eGFRは53.4で、むしろ若干悪くなっている。 奥さんに言わせると「1ヶ月減塩したくらいで結果が出たら、誰も苦労しないよ」なのだが、尿素窒素は2割下がっている。クレアチニンはそれだけ短期的に上下しないということか、あるいは直前にトレーニングを休んだのがかえってよくなかったか。 肝機能の数字は、ほとんど横ばい。LDLコレステロールが異常低値になっているのは従来どおりで、高脂血症薬は飲まなくていいということである。中性脂肪も90、GOT19GPT17γ-GTP26いずれも問題なしである。 2年前に貧血を指摘された血球検査だが、何も指摘されなかった。報告書をよくみると、内科医の検査時と基準値がかなり違う。赤血球数もヘモグロビンもヘマトクリットも、異常値までかなり余裕がある。検査数値自体はたいして変わらない。何のためのアラームかということである。 人間ドック学会の定める基準と、糖尿病専門医が定めるものがかなり違うということはいろいろな本で指摘されており、その理由は患者本位のセーフティファーストではなく、患者を減らしたくないという医者の事情であるという。であれば、基準値・異常値を気にしても仕方がない。 それにしてもよく分からないのは、血液増による検査数値悪化を心配して体重を落とし、体水分量、血液量は減っているに違いないのだけれど、検査結果がほとんど変わらないことである。血液が減って、それに合わせて赤血球やヘモグロビン量も減少しているということだろうか。 内科医の検査で指摘された貧血関連、数値自体ほとんど変わらないのに、基準値の違いで指摘事項なし。気にするだけ時間のムダだったか。 人間ドックを受けてみてそれでも異常値が出ている場合は、医者を替えて診察してもらおうと思っていた。幸い、20年前と違い、いまでは千葉ニューで次々と新しいクリニックが開業している。 糖尿病専門医もいれば、最新機器を導入してすぐ検査結果が出ますというところもある。ただ、今回は腎臓の所見が問題であるので、腎臓専門医にすべきだろう。調べるといくつかあるが、便がいいのはニュータウン中央駅前にあるクリニックである。引っ越してきた頃ダイエーだった場所だ。 昨今のクリニックなので、診療は予約制である。電話したところ、翌週の予約が取れた。「どうしました?」と訊かれたので、人間ドックでeGFRに異常値が出ていると言うと、すぐ話が通った。腎臓専門だから当然とはいえ、話が早いのは安心できる。 予約は朝一番。人間ドックの時採尿できなくて難儀したので、家から準備して多めに水分補給していく。ビル自体は30年前からあるが、内装は新しい。入ってスロープを上がって受付と待合室。受付の奥に診察室が2つある。すぐにマイクで呼び出しがあった。 人間ドックで異常値が出たがクレアチニンは30代の頃から1.1~1.2であること、筋肉量の多い人は別の検査があるそうなのでそれで検査してほしいことを伝えると、「シスタチンCですね」と即答。「でも、こちらの診察は初めてになるので、尿検査と血液検査を改めてさせてください」 もちろんこちらに異存はない。というか、ぜひ診ていただきたい。なぜこの程度の対応をかかりつけ内科医はできないのだろう。「結果が出るのは1週間後になります。連休が入るので、もっとも早くて水曜日午前中ですね」ということで、その場で来週の予約を入れた。 結果がどうなるか現時点ではもちろん分からないが、訳も分からず得体の知れない薬(SGLT2阻害薬)を処方されるより、ずっと安心できる。当り前のことだが、まず状況を正確に知ること、そして薬を飲む前に生活改善である。ぼんやりしていまだにSGLT2阻害薬を飲んでいたことに比べれば、かなりましな対応ができたものと思っている。 千葉ニューは近年医院の新設が増え、腎臓専門医もいくつか開業している。今回受診したのは、昔ダイエーがあったビルにある医院である。 病気や薬のネット情報を見ると、必ず「自分で判断するのはやめましょう。必ず医師に相談しましょう」と書いてある。けれども、自分の体に関するリスクを自分で判断してとることのどこがおかしいのだろう。 確かに、専門知識は医師の方がある。とはいえ、彼らも専門分野があり、糖尿病について知っていても腎臓に詳しいとは限らない(実際、人間ドックで問診の医師に「僕専門じゃないからよく分からない」と言われた)。 医師免許にどの科が診れますとは書いていないし、専門以外の最新知識があるとは限らない。患者本人は自分のことだから真剣に調べるけれど、医師はそうとは限らない。しかし医師本人は、どの分野でも患者より自分の方が詳しいと思っている。だから、ネットにもそんな書き方をする。 しかし、専門分野でなくしかも時間をかけずに判断した内容が常に正しいとは限らないし、そんな判断にリスクをとる訳にはいかない。不適切な治療内容(投薬)なら飲まないという選択肢はあるが、それだって返品には応じないし、文句を言いにいってもさらに診療報酬を取られるのである。 今回の一件では、人間ドックで検査し、腎臓内科で再検査した。結果は、シスタチンCでeGFRを試算すると66.9という数字となった。「すぐに治療が必要ということはない」という診察結果である。にもかかわらず、かかりつけ医は副作用のある強い薬を処方したのである。 こうなることは自分でもかなりの確率で予想できたし、普通の判断能力があれば少なくとも精密検査はする。それをしないのは、知識がないかやる気がないかで、「一任勘定」で自分の体を任せることのできない医者である。 話は戻るけれど、長いこと医者の判断は原則的に受け入れることにしていたが、こうなってみると大変危険だったのである。いまだに処方された薬を飲み続けていたら、体に悪影響があったのは間違いない。 投資顧問に「お前の奨めた株下がったじゃないか」と文句をつける客はいても、医者に「お前の処方した薬で具合が悪くなった」とクレームをつける患者は多くない。いたとしても「薬が合わなかったですか。他ので試してみましょう」と言われるだけである。 自分の体のリスクは自分でとる。知識とやる気のない医者が短時間で下した判断より、自分で考えて下した判断の方がずっと信用できる。少なくとも、リスクをとった結果は自分に返ってくる。投資顧問と五十歩百歩の医者に、そこまで任せるつもりはない。 [Oct 18, 2024] eGFRが悪いとSGLT2阻害薬を処方されたが、シスタチンCで再検査したところ、「すぐに治療が必要ということはない」という診察結果。素人にも分かることがなぜ医者に分からないのか。 久しぶりの停滞期 ~2024年10月
2024年10月の最高体重は80.1kg、最低体重は77.1kg、1ヶ月平均は78.1kgで横ばい。7月以来、SGLT2阻害薬と塩分制限で3~4kg減と急激に減少したけれども、先月は久しぶりの停滞期となった。 ダイエットには「停滞期」と「減り期」があるが、今回の「減り期」は冬から始まって半年以上続いた。このあたりで停滞してもらわないとかえって心配である。急にリバウンドしないだけでも、自分としては上出来と思っている。 体重70kg台というのは記録(健診や人間ドック)に残っていないし、少なくとも40年以上なかったことである。記憶する限り、就職して酒を呑みだす前の体重であり、ということは高校・大学時代以来ということになる。 それから数十年の不摂生で、糖尿病・高脂血症になり、痛風や高血圧にもなりかけた。リタイア前後から気をつけて体重を減らし、数年前から糖質制限で10kg以上減量した。その結果ようやく、糖尿病の薬を飲まずに済むようになった。 今回の「減り期」でさらに10kg減量して現在に至るが、それでも人間ドック判定では肥満を指摘されるし、タニタの内臓脂肪レベル14はまだまだ絞れることを示している。あえて体重を落とすためのダイエットをするつもりはないが、走るのに適した程度にシェイプアップするのは望むところである。 8月の通院でSGLT2阻害薬を処方され、これはおかしいと思った一件も、人間ドックを受け腎臓内科で再検査してひと段落した。セカンド・オピニオンは「すぐに治療が必要ということはない」である。 今後は、これまでどおりの生活を送るつもりである。糖質制限、アルコール控え目、トレーニング、早寝早起きを続けるとともに、薬は基本的に飲まないようにしようと思っている。 糖尿病薬は3年前からなくなったし、高脂血症薬スタチンを飲み続けた結果、LDLコレステロールが異常低値となっている。低すぎるリスクはないというけれど、知られていないだけで実はあるかもしれない。薬は毒でもある。飲まなくていいなら飲まない方がいい。 サプリメントも、小林製薬の一件以来疑念を抱くようになった。 ビタミンやミネラルは効果もリスクも想定できるけれど、それ以外についてはリスクが大きいことが判明した。リスクに応じたメリットが確実ならばともかく、そうでなければ習慣的に飲む必要はない。少なくとも、コストをかけただけのメリットはないと言えそうである。 薬は基本的に飲まないようにしようと思っている。糖尿病薬はもう飲んでいないし、高脂血症薬も必要ないようだ。 2024年10月のアルコール摂取量は、1日平均20g。7月以来13~15gに減らしていたのだけれど、人間ドックが終わって反動が来た。厚労省基準18gのラインも超えて、健康によくないとされる飲酒量である。 まあ、厚労省が言わなくても、アルコールが体に悪影響があるのは分かっていることなので、酒は百薬の長と開き直るつもりはない。ただ、それを目標にするとかえってストレスが増大するので、守れなかったら翌月また努力すればいいと気楽に考えている。 ここしばらく気になっていたのは、アルコールと人工甘味料のどちらが体にとってより悪影響があるかである。 アルコールの健康に及ぼす影響はいろいろの調査で分かってきているが、人工甘味料についてはほとんど調査がない。ノンアルコールビールはアルコールを入れない代わりに、スクラロースやアセスルファムなどの人工甘味料を入れている。本当に害はないのだろうか。 従来、毒性ということで調べられたのは急性毒性と発ガン性で、これについては食品衛生法その他で規制があるのでクリアしている。そもそも、急性毒性があれば飲んですぐ異変があるから、すぐに分かる。 しかし、発ガン性以外の長期的な毒性については十分調べられていないというのが本当のところである。 特に、腸内微生物への影響を介して人体にどのような影響があるかは、ほとんど手が付いていない。腸内微生物の分布が免疫力や消化器・循環器に影響することは分かりつつあるので、影響がない訳がないことは推測できるのだが。 AIを使った技術は急速に進んでいるので、近い将来ある程度のことが分かる可能性はあるが、ぶどう糖果糖液糖や人工甘味料の悪影響を本気で調査するかという疑問がある。高収益企業と密接に結びついているから、研究費のスポンサーがいないと思われるからである。 だから、現在のところ各個人が自らリスクをとって判断する以外にない。個人的にリスクの程度は、ぶどう糖果糖液糖>自然の砂糖>人工甘味料と暫定的に考えているが、本当にそうなのか生きている間は分からないかもしれない。 だから、リスク最小化の観点からは、自然の砂糖でも人工甘味料でも、できるだけ摂らない方がいいということになる。そして、アルコールとぶどう糖果糖液糖の比較では「>」か「=」だろうと思われるので、ビールを飲むよりもノンアルコールビールの方がまだましということになる。 ともあれ、ノンアルコールビールを飲む分には検問にも引っかからないし(最近では自転車でも検問があるらしい)、注意力散漫になることもないから、昼間に飲むとしたらノンアルコールにするしかない。とはいえおそらくは、できたら飲まない方がいいのが本当のところだろうと思う。 [Nov 15, 2024] 人工甘味料不使用を謳っているので、最近はグリーンズフリーを飲むことが多い。ただ、内臓脂肪を減らすオールフリーとどっちがどのくらいいのかは不明である。 最低体重1.2kg減 ~2024年11月の糖質制限
2024年11月の最高体重は79.2kg、最低体重は75.9kg、平均は77.7kgであった。10月と比較して、最高が0.9kg、最低が1.2kg、平均で0.4kg減。9月まで「減り期」で10月は停滞したので、少しでも減量できたのはいい傾向である。 かつて100kg台で過ごし、90kg台で減量したと思い、80kg台で糖質制限の効果はすごいと大喜びしたことを考えると、70kg台を維持できているのは自分のことと思えないくらいである。80kgを割り込んだのはつい最近のことなのでリバウンドが心配だが、再び増加する兆しは今のところない。 先月、将門ハーフマラソンがあって、その時の記念写真が送られてきた。小さな画面では分からなかったのだが、2L版に拡大すると足が痩せたのがよく分かる。自分で見てもヒザから下が細くなったのは気づいていたけれど、ヒザから上も痩せたのはなかなか気づかない。 糖質制限を始めた当初、腹の肉が急激に落ちてわき腹が皺だらけになってしまったことがあった。それと同じことが太ももでも起こっていて、傷もないのに縦じわが入っている。あの時はハーフ走って脱水気味だったこともあるが、わき腹から2年で太もももそうなったのである。 来年の春になったら特定検診の予定だが、このままリバウンドしなければいよいよ「脱・肥満」が視界に入ってくる。先ごろの人間ドックでは惜しいところで肥満認定を受けてしまったが、BMIは25.2である。先月の最低体重であれば24.8、肥満認定は受けない。 9月に受けた人間ドックでは、相変わらず肥満認定を受けてしまった。とはいえ、先月のBMIは25を下回り、いま検査を受ければ基準範囲内になる。 SGLT阻害薬の一件以来内科医に通院するのはやめたので、健康管理は自分で責任を持たなければならない。糖尿病薬は2年前から飲んでいないし、高脂血症薬も不必要だから、通院する意味はない。クリニックに行けば病気の人に近づくから、感染症リスクも高まる。 だから、毎朝体温や血圧を測るのも大切な日々の健康管理である。具合が悪いところはないかどうか自分自身で体と会話する。幸い、体調が悪いと感じることは少ない。たまに前日の酒が残っていたり、両足に筋肉痛があったりするくらいである。ありがたいことである。 年が明けて誕生日が来ると、68歳になる。そろそろ体力が衰えてくる年齢になるが、トレーニングしていてそれほど年齢は感じない。体重を減らしてランニングを復活させたこともあるし、ご近所のお知り合いが年上や同年配なので、まだまだ若いと思ってしまうこともある。 ものの本によると、貧乏人が健康に長生きできる統計的に有意な手段は、できるだけ高所得者の多い地域に住むことだという。千葉ニュータウンは20年前から比較的高収入の人達が住むといわれていて、わが家は貧しいがご近所には余裕のある家が多い。 そして、印西市は数少ない人口増加中の自治体で、近くの農家は土地を売って億単位の収入という話を耳にするし、80~90代のおじいさんおばあさんも元気である。景気のいい話を聞くと、自分のことでなくてもうれしいし、なんだか自分たちも困ってないんじゃないかという気がしてくる。 まあ、リタイアしてすでに8年以上も働かないで暮らしているのだから、多少の貧乏はがまんの範囲内と思わなければ罰が当たる。 2024年11月のアルコール摂取量は1日平均17g。10月は人間ドックの反動で20gまで増えてしまったが、反省して節酒した。 ところで、ここ数ヵ月厚労省のガイドラインを一日18gと覚えていて、そのようにブログにも書いていたけれど、過去記事を読み返したら一日20gだった。 つまり、基準以上に飲み過ぎたと思ったのは勘違いで、増えたけれど基準以内で耐えていたということになる。まったく無意識ではあったものの、酒飲みの根性と言うべきか、泥酔しても家に帰ってくるのとよく似ている。 厚労省の節酒基準は一日平均18gと覚えていたが、よく調べたら20gだった。飲み過ぎたと思って一日平均20gだったから、無意識にセーブしていたか? いずれにしろ、飲み過ぎは健康によくないし、経済的にもよくない。物入りで支出超の折柄、節約できるところはしなくてはならない。 検査前とか、マラソンレース直前とか、禁酒せざるを得ない時期はアルコール抜きで、そうすると眠りも深く寝覚めもよくなるので、アルコールなんて本当は飲まない方がいいと思う。けれど、控える理由が何もなければ飲みたくなるのはどうしたことだろう。 おそらく、半世紀にわたり酒を飲んではドーパミンが分泌されるというルーティーンを続けたことにより、生半可な意識や覚悟では追いつかないレベルに達しているものと思われる。アル中になったり体を壊さなかったのは、まったく運がよかったとしか思えない。 若い頃は会社にまだ戦前生まれという人達が残っていて、昼間から酒臭いとか机の引出しにウイスキーを隠しているなんて話もよく耳にした。時は流れ、いまや忘年会も自由参加の世の中。飲むとしても仕事の知り合いとは嫌だという人間は、珍しくなくなった。 私にしても、アルコールであれば旨くても不味くても構わない、酒に味なんてあるのかというほどアル中は進んでいない。誘わられて断るのは雰囲気が悪くなるし、多めに出してもらえるならお得と思っていた。ゴルフやマージャンほどではないが、いま振り返ると有意義な時間の使い方ではなかった。 だから、年齢を重ねて自分の考えで行動できる範囲が広がってからは、会社の知り合いと飲むことは必要最低限になった。飲み過ぎて後悔することも減ったし、おカネも時間も自分の評価軸に従って使うことができた。若い頃のままであれば、アル中か体を壊すかどちらかだったろう。 さて、2021年以来4年間続けてきた糖質制限だが、目的としていた脱・肥満がほぼ達成されたことに加え、経済的な理由で糖質制限を続けることが難しくなった。 糖質制限は糖尿病治療や体重減少に大きな効果があるが、デメリットとしておカネがかかる。炭水化物は安価に栄養を摂る上でたいへん有効であり、炭水化物以外で必須カロリーを確保しようとすると、急激にコストが跳ね上がる。このことは、糖質制限のパイオニアである江部先生も著書で指摘している。 今後は、できるだけ低糖質低カロリーに努めるものの、米、うどん、ラーメン等々低価格の食事を避けてはいられない状況となった。ついては、2025年から、糖質制限の看板は下ろすことにする。過去4年間の成果を踏まえ、少しでも長くいまの体重を維持できたらと思う。