
ランニング編 走ることが毎日の生活となってきたため、独立させました。
今シーズン開幕戦・白井梨マラソン はてなランニング日記(~将門マラソン)
10月 去年から2割減った '25将門ハーフマラソン はてなランニング日記(~関東ロード)
今シーズン後半のスケジュール
暑くて走れないけどあと1ヶ月で大会
9月も2週目に入った。今シーズンの開幕戦・白井梨マラソンまであと1ヶ月である。
3年前に参加した時も、10月だというのに夏日だった。その時は5kmだったのでそれほどしんどくはなかったが、今年は10kmにエントリーしている。5kmは林間コースで日陰があるけれど、10kmは工業団地の中を走る。道幅は広いけれども照り返しが激しそうだ。
それ以前に、大会まできちんと準備できるかどうかが心配である。昨年から夏場でも月一度は10km以上走っているけれども、練習と本番ではペースが違う。そして、今年は去年よりもさらに暑い。なんたって史上最も暑い夏なのである。
暑いとはいっても、関東は関西に比べればまだましである。結婚した四十数年前、ロス五輪の年に枚方市にいたが、暑くて社宅の借上げマンションからほとんど出られなかった。当時のエアコンなので、効きが悪い上にえらく電気代がかかった。
外に出られないので店屋物をとったが、天津麺も中華丼も全く同じ味だったのをよく覚えている。当時まだ酒屋から配達が普通の時代で(車も持ってなかった)、流行りのタコハイをケースで届けてもらった。聖子ちゃんの「スイートメモリーズ」(タコハイのCM曲)がB面なのにベスト10に入った頃である。
さて、話は戻って大会まであと1ヶ月。先週末は台風が来て久しぶりに大雨だった。もちろん走ることはできず、1日家の中でぐだぐだして過ごした。翌土曜日は一転して晴れ。しかも、ここ数日に比べるとずいぶん気温が低い。いつものように朝練で4km、二部練を追加して午後も走った。
先々週の二部練では、3時過ぎに走り始めてひどい目に遭ったので、この日は4時半スタート。距離も最初から5kmコース。これは楽だと思ったのもつかの間、2km過ぎたらやっぱりきつかった。5kmにしておいてよかった。
タイムはkm7分10秒台で、4月と同じくらい。昨シーズン10月半ばにならないと出なかったタイムなので、それなり順調であると思うことにする。今月の目標は、昨年10月からだった10マイルコースに挑戦すること。準備が1ヶ月速くできれば、昨年急仕上げで歩いてしまった将門マラソンによりよいコンディションで臨むことができる。
[Sep 9, 2025]
第40回を迎える白井梨マラソン、3年ぶりの参加になる。今年は10kmに挑戦するが、酷暑で梨の出来がイマイチという噂もあり、どのくらい提供されるか興味深い。

はてなランニング日記(~白井梨マラソン)
9日火曜日、いよいよ明るくなるのが遅くなったので、早朝から午前中にトレーニングを移動。足下が暗いのに無理して走って、何かにつまづいてケガをしてからでは遅い。
午前8時にスタート、すでに30℃近い。日陰に入ると涼しいが、日なたでは真上からじりじりと日が差す。2kmくらいから早くも息が切れる。
春以来の病院回り5km、このコースは下って登っての坂が3回ある。大会ではずっと平坦ということはないから、こういう道にも慣れておかなければならない。最後の1kmではkm7分50秒、最大心拍数157まで行ってしまった。まあ仕方がない。あと1ヶ月で調子を上げていくしかない。
[Sep 10, 2025]
10日水曜日は毎週恒例のスポーツジム。この日はランニングはお休みにしている。
いろいろな参考書を読むと、年寄りはトレーニングと同じくらいリカバリーに気を遣う必要があるとたいてい書いてある。幸い私の場合、1日4~5kmという短かい距離なのでダメージは少ないが、年齢とともに筋肉量は減っているし、回復能力も弱まっている。
だからジムに行く水曜日はランオフにし、走る代わりに筋トレで体を動かすようにしている。あと雨降りや強風だと自重するのと、続けて走っていたら土曜日を休みにすることもある。休むと再開するのがつらいけれども、それが回復できているということかもしれない。
[Sep 11, 2025]
11日木曜日。水曜日はジムで走らなかったので、ランニング再開である。
今週から早朝トレを日中に切り替えて、坂のあるロードを走っている。火曜日は30℃近くまで気温が上がって暑かったが、木曜日は北風が入って気温が下がる予報、空も曇っている。
同じ病院回り5kmコース。火曜日には、最後の1km7'50"、最大心拍数157、平均150というあまりよくない結果だったので、続けて走ることにしたのである。日中は2度目だし、気温も2℃ほど下がっている。休み明けなので、いつものように走り始めはところどころ痛い。
2kmほど走ると落ち着いてくる。今回は最後に余力を残すのが最大のポイントである。2度目の坂がいちばん長い。ここをゆっくり登って、いくらか前回より楽に最後の1kmへ。それでもやはり汗びっしょりになる。
ガーミンをみると、ラスト1km7'14"。最初の1kmの次に速い。最大心拍数153、平均心拍数148とこちらも改善。何よりちゃんと息が入ったので、何とか次の段階に進むことができそうだ。梨マラソンまで、あと週末3回である。
[Sep 12, 2025]
12日金曜日、この日は曇り時々雨で最高気温が30℃行かないという久々の涼しさ、10kmコースに出て梨マラソンに備えておきたい。ところが午後2時になってもざーざー降り。これじゃ行けないよと思って気象庁HPを見ると、3時には雨雲が抜ける。まだ小雨だったがコースに出た。
涼しいとはいっても26℃、湿度80%以上で蒸し暑い。走っているうちに小雨は止んだが、日が差してきて息が苦しくなる。もう1/3、あと半分と思いながら懸命に足を動かす。
例によってガーミンはなるべく見ない。1kmが7'03"、5kmで36'47"、ちょっと速い。緩めようと思うのだけれど、なかなか緩まないし呼吸は戻らない。汗はとめどなく出てハンドタオルはびしょびしょ、たまらず7kmで給水する。
ちょうどその頃から、前に進まなくなった。走り続けるだけで精一杯である。帰ってからガーミンをみると、8kmのスプリットからkm8分台に突入している。火曜日に、坂あり5kmコースを走った時と同じような状況となった。
ラスト1kmは8'20"、平均心拍数158、最高心拍数166という数字、緩めるつもりがなくても勝手に遅くなるのはいつものこと。それにしても、km8分台とは思っていなかったのだけれど。
心拍数は、九十九里マラソンのラスト1kmとほぼ同じである。もっともあの時は20km走った後、今回は9kmでこれである。タイムも、九十九里は7'23"でとどめたからずいぶん遅い。ただ気温も湿度も高いし、年齢的にこのあたりががんばれる限度、歩く一歩手前で耐えたとはいえる。
ようやく走り終えて思ったのは、土・日はまた酷暑という予報だから、これでゆっくりできるということである。数字的にはかなり努力を要するレベルだけれど、一度走っておけば次からもう少しまともになるだろう。
内容はともあれ、ともかく坂ありの10kmを走り通せた。次は、白井に行ってコースの試走である。あと3週間あるので、少しは涼しい日があることを期待したい。
[Sep 14, 2025]
土曜日は雨と強風で自重、14日日曜日に走った。この日は再び酷暑の予報で、走るのは朝しかない。5kmでやめておこうかとも思ったけれど、金曜日の不出来が気になって10kmコースにした。
金曜日に久しぶりに坂のある10kmコースを走ったところ、8km以降がkm8分台。タイムはいいとしても、ラスト1㎞で平均心拍数158、最大心拍数166というのが気に入らない。いくら暑いといっても、あと3週間で白井梨マラソンである。
もう一度走れば前回のようなことはないと思って、8時前にスタート。気温28℃、湿度78%は金曜日とほぼ同じ。最初の1kmも7'13"で、息もそれほど苦しくない。前半5kmは思った通り順調で、36'37"。このまま10km走れれば問題ない。
ところがそんな簡単にはいかなかった。気温・湿度が変わらないと言っても、金曜日は夕方でだんだん下がってきたのに、この日は午前中で上がってくる。そして、曇りで照っていなかったのに、頭上から太陽が顔を出してますます苦しくなった。
秋冬のランニングでは、7~8km走るといわゆるランナーズハイの状態になり、いつまでも走っていられるような感じになる。ところがこの時期は、もう足が動かない、歩いてしまおうかというひどい状況である。汗もひどく、金曜日同様7kmで給水した。
10kmコースは9kmから急坂である。半分過ぎたあたりで、どうにも苦しくなり歩いてしまう。仕方がない。倒れてしまったら何にもならない。通り道の自販機で清涼飲料水を一気飲みする。こんなことも初めてである。せっかく、10kmは給水なしで走れるようになったのに。
ガーミンをみると、9kmからDNFまでの平均心拍数は165、最大心拍数は169だった。私の年齢で最大心拍数の目安は150だから、限界を超えていたようである。数字をみて歩いた訳ではないが、もうダメだと思うような心拍数であった。
この日は一日中だるさが続いた。夏場は早朝トレ中心だし、午前中に走るのは珍しくないのに、午後まで疲れを引きずるのは尋常でない。いつもは少し昼寝をすれば体調が戻るのに、全然戻らなかった。
ちょうど3週間後は、白井梨マラソンである。こんな調整で、ちゃんと走れるだろうか。そもそも、今日の状態から立て直せるのだろうか。
ともかく、この暑さではどうにもならない。10℃台とは言わないまでも、せめて20℃台前半でなければ同じことになりそうだ。平年値では、10月5日の最高気温は24℃、最低気温は18℃なのだが、本当にそんな気候になるのだろうか。
[Sep 15, 2025]
金曜日のバテ方がよくなかったので再び10kmコースを走ったが、9km過ぎて平均心拍数165、最大心拍数169とひどい状態になり歩いてしまった。まだ暑いとはいえ、残り3週間で立て直せるだろうか。

14日のトレーニングで予定通り走ることができず、翌15日も具合が悪かった。奥さんにそう言うと「陽気のせいだよ。私も片頭痛がする」とのことなので、やはり9月半ばにこの気候は普通ではないようである。
ブログをみるとみなさん暑いのにきちんとトレーニングしている。とはいえ、年齢が20も30も違うし(歳の近い方もいらっしゃるが)、そもそも子供の頃から運動は得意でなかった。真似したり影響されるのも善し悪しだろう。
この春には三叉神経痛になったし、しばらく前は帯状疱疹で半月以上動けなくなった。大会準備は大切だが、体調を崩さないことはもっと大切である。気候不順な間は、自重してあまり動かないことにしよう。
[Sep 16, 2025]
16日火曜日。ランニングは涼しくなるまで自重することにしたが、まったく運動しないのもよくないので、散歩に出る。ところがこの日もまた猛暑である。
新規のマラソンコース開拓も兼ねて、国道464号の南側に出る。ところが464までの1kmですでに汗が噴き出してきた。この時点で気温は33℃を超えていたらしい。それでも総武カントリーの外周まで歩くと、プレイしている人達が何人もいた。私は歩くだけだが、球を打って進まなければならない。熱中症にご注意である。他人のことは言えないが。
なんとか10km歩いて帰ったけれど、それこそ「足が棒のように」なり疲れ切ってしまった。すぐお風呂を沸かして入り、夕飯を食べて7時半には布団で撃沈した。
[Sep 17, 2025]
17日水曜日、ジムトレの日なので水曜日はお休み。これで3日連続ランオフで、明日・明後日は雨。雨の後ようやく涼しくなる予報なので、週末からランニングを再開する予定である。
市役所の一斉放送でまた、「熱中症警戒アラートが出ています。普段以上に…」と流している。今シーズン、何十回目になるのだろう。クールシェアくらいしてほしいが、近くの出張所も図書館も工事中で休みときている。だったらうるさいから流すなと言いたいが、年寄りの繰り言なのだろう。
ジムでマシントレーニング、軽く汗を流して温浴施設でひと風呂。大会3週前にほぼ1週間休んでいいものかと思うが、この気候では仕方がない。タイムが出ないのははじめから織込み済だが、目標は完走というのがいよいよ現実味を帯びてきたようだ。
[Sep 18, 2025]
先週は「最後の残暑」だったのでランニングを4日間休んだ。梨マラソンまで残りわずかだが、気候不順な時に走って体調を崩したら何にもならない。実際、30℃近くで10km走った後は、だるくて仕方なかったし奥歯が痛んだ。
奥歯が痛むのは三叉神経痛の一歩手前である。この春、九十九里マラソン後にも長い距離走り続けて、三叉神経痛の発作で2~3週間休まざるを得なかった。歳が歳なので、無理は禁物である。
18日木曜に秋雨前線が南下して、ようやく涼しくなった。それも前日比でいきなり10℃ほど下がる急降下で、これもまたこれで体調を崩しかねない気候である。エアコンの電気代は盛夏の1日18kwhから12kwhくらいに下がっていたが、19日には6kwh。このままであれば、資金繰りも楽になる。
土曜日も雨予報なので、一念発起して19日金曜日に走る。午後3時の気温は24.8℃、湿度67%。先週より気温で2℃、湿度で10%低い。再び10kmコース、先週から3回続けての挑戦となる。
最初の1kmは7'04"。涼しくなったとはいえ夏場にしては速すぎる。ゆっくりゆっくりと意識して坂を下り登って行く。5kmは36'28"、先週よりやや速い。とはいえ、汗の出方はさほどでもなく、まだ余力がありそうだ。
田んぼ道に入ってからは日差しが出て暑かったが、夕方近いだけあって涼しい風が吹いてきた。これで給水はしなくて済む。意識してゆっくりゆっくり進む。今週はタイムより、いかに心拍数を上げないで完走するかが課題である。
先週歩いてしまった最後の急坂もクリアし、ラストの直線。余裕含みとはならなかったが、まずまずのラストスパートで完走。ガーミンをみると最後までkm8分というのはなかったし、10kmで先週より2分タイムを縮めることができた。
問題の心拍数だが、ラスト1kmで平均152、最大160。思ったほどよくなかったが、先週のようにひどいことにはならなかった。残り1kmまで最大心拍数が150に届かなかったから、徐々に改善しているようだ。
このまま涼しくなればいいけれど、週末にはまた暑さがぶり返すらしい。残りあと2週間、そろそろレースシューズでの足慣らしと本番コース試走の日程を立てていかなければならない。
[Sep 21, 2025]
18日の夜に気温が急降下したので、19日再び10kmコースを走る。今度は楽に走ることができて、歩きもしなかったし給水もなしで走りきった。残り2週間。

今シーズンの開幕戦、白井梨マラソンまであと2週間。昨年より3週早いシーズンインで、暑すぎる夏が長く続いたから準備があまりできなかった。加えて先週は最後の猛暑が来て、ランオフにせざるを得なかった。
21日日曜日、最高気温が再び30℃を超える予報なので、朝食後すぐに走ることにした。気温23.5℃、湿度83%。前々日より気温は1℃低いが、湿度は10%高い。日曜日は片道2km平坦コース往復である。
最初の1kmで6'59"。ぎりぎりながらkm7分を切った。いつもと同じペースで走っているつもりでシューズも変わらないのに、気候条件でタイムが全然違うのに驚く。とはいえ、これでは速すぎる。ゆっくりゆっくりと自分に言い聞かせる。
「速く走るより楽に走る」は、私のモットーであり常日頃心掛けていることである。気温・湿度が高いと、速く走ることも楽に走ることもできない。それでも、夏場に4シーズン走っていると、少しずつ暑熱順化もしているみたいだ。息の入り方が若干違っているように思われる。
午前8時を過ぎて、日差しが強くなってきた。いつもより走っている人を多く見かけるが、そろそろ厳しくなる時間帯である。往復4km走って後半戦、まだそれほど息は上がっていないし、汗もそれほどでない。給水しなくて大丈夫そうである。
5kmの「ぴ」が鳴ってガーミンを見る。34'41"。前々日より2分速い。
5km時点で35分を切るのは、春以来初めてである。かなり気をよくしたけれど、条件はどんどん厳しくなる。暑いし風がなま暖かい。折り返して最後の2km。さすがにここからはkm7'15"くらいに落ちてしまったが、最後までひいこらしないで済んだ。
8km走って、平均タイムはkm7分ちょうど。昨シーズンでは10月後半、気温が20℃を下回ってから出た時計である。スポーツ経験の浅い年寄りなので、比較対象は他人でなく過去の自分。先週はどうなることかと思ったが、まあまあ予想以上に戻すことができた。
開幕戦は2週間後。気温・湿度が下がればタイムがよくなることは分かったので、ここからはシューズ合わせと試走である。連休中は道が混むので、その後に白井まで行くことになる。前回の梨マラソン以来だから3年振りになる。
[Sep 22, 2025]
開幕戦まであと2週間。21日のトレーニングは、1週間前の低調からかなり回復させることができた。涼しくなったのと、ランオフが良かったか。

22日火曜日、北東の風でからっとして涼しい。気温22.5℃、湿度60%。こういう陽気だと、走らないのはもったいないと思う。朝のルーティーンである掃除を終えた後、着替えてコースに出る。レース用のMagic Speed 3を試す予定である。
Magic Speed 3は軽いし、他のシューズよりkm10秒は速いので大会で履きたいが、ヒザが痛くなるのが難点である。この日は本埜村5kmコース、まず短めの距離で様子をみる。
スタート1kmは6'44"。前日にkm7分切ったばかりなのに一気に10秒縮めた。同じペースで走っているつもりなのだが。その後はガーミンは見ない。2kmで左ヒザ、4kmで右ヒザに違和感があったが、その後何ともなく5km走り切った。
ガーミンをみるとkm6'43"ペースで、これは昨年の10月下旬と同じ。最大心拍数も登り坂の147。タイムも心拍数も、一時の低調から回復したようでうれしい。何よりヒザが無事だったのが収穫で、次は別のシューズにして続けて履かないようにするつもりである。
[Sep 24, 2025]
24日水曜日、飛び石連休も終わって道路もそれほど混雑しない。白井梨マラソンまで残り10日、涼しくなったことだしコースを試走することにした。
今のコースになって10kmを走るのは初めて。「鮮魚街道」(江戸時代、木下河岸から魚を運んだ)と呼ばれる工業団地へのアクセス道路は歩道がないので、交通規制してないと走るのは危ない。鮮魚街道との交差前で引き返して、5kmコースに迂回すると10kmほどになる。
家から30分で白井運動公園到着。車を止めて準備運動して、9時前にスタート。日なたは日差しがきついが日陰だと涼しい。20~30人のシニア団体がグランドゴルフで集まっている。初めは、廃棄物処理場前の1車線道を県道(片側1車線+歩道)まで。
微妙なアップダウンのほぼ直線を約1km、セブンイレブンの角を左折する。アップダウンは記憶通りきつかったが、始めの1kmは7'14"。そんなに悪くない。県道には、10日後マラソンで通行止めの掲示が100m置きくらいにある。トラックが多いので、段差のある歩道を苦労して走る。当日は車道を走れる。
しばらく進んで再び左折、鮮魚街道へ向かう細い道に入る。ここも左右が廃棄物関連の工場で、アップダウンがある。白井市は廃棄物関連の業者が多く、しかもトラックがぎりぎり通れるような細い道にあったりする。国道16号に近いのと、ニュータウン区域に作れなかったという事情があるらしい(ニュータウンの計画道路が50年経っていまだにできないのは、それでとか)。
本番レースでは鮮魚街道を左折して工業団地に向かうが、この日は交通規制していないので交差点でいま来た道を戻る。
セブンイレブンまで戻り、運動公園への途中にある5kmコース分岐を左折。ここから白井市民プールの外周を回るのだが、意外と距離がないように感じた。5kmを走った時は折り返しまでずいぶん遠いと思ったものだが、3年間で体力が付いたのと、目が慣れたからだろう。
ここは10kmコースでも最後に通るので、工業団地から下ってくる河原子街道の交差点まで行って、引き返して5kmの折り返し点に向かう。鮮魚街道~工業団地~河原子街道を試走できないのはつらいが、たいへん交通量が多く信号もあるので普段の日に走るには不向きである。
この日の試走は意外と快調で、ほぼイーブンペースで10km走ることができた。気温23.8℃、湿度68%と最近にない走りやすいコンディションに恵まれた。10日後にもこの条件になることを切に願うところである。
最後にちょっとミスったのは、曲がり角を間違えてコースでない道に入ってしまったことである。ここは、3年前に5kmコースを試走した時にも間違えた場所で、その時はすぐ引き返したのだが、いずれ太い道に出るだろうとそのまま走った。結果かなりの遠回りだったが、10.5km走ることができた。
10km通過タイムは72'08"。道を間違えて動揺した最後の1kmを除いて、ずっと7分5~15秒のスプリットで、予想よりかなりよかった。何しろ1週前には、km8分台だったのである。タイムは気温・湿度次第なのでこだわるつもりはないが、10km楽に走り切れる目途がついたのはうれしいことである。
[Sep 25, 2025]
10日前なので白井梨マラソンの試走。予想より調子がよかった。涼しくなったからだろう。

25日木曜日。前日に本番コースを10km試走したので、この日は軽めに5km、病院回りのコースを走る。
走り始めてすぐ、前日より日差しもきついし暑いことに気づいた。時刻も気温も湿度もほとんど変わらないのに、風向きだろうか。妙なものである。前日がこのコンディションなら、10km楽に走れなかっただろう。
km7'15"で、この時期の練習としてはまずまず。最大心拍数も148で150以内におさまって、ようやく普通の状態に戻ってきた。スロージョグで150を大幅に上回るという先週の状態は、よくなかった。
[Sep 26, 2025]
27日土曜日、朝方雨が降って曇り空。気温23.9℃、湿度74%は一時期に比べると過ごしやすい。この日の予定は16kmコース。16km走っておけば、10kmのレースに不安が少なくなる。
昨シーズン16kmを走ったのは10月10日からだったから、約2週間早い。2週間違うので、気温も5℃高い。タイムにこだわらず、まずは楽に走り切ることである。
スータト1km7'28"、5km37'53"。16km走るつもりでいると、普通に走っているのにペースが上がらない。小脳がよく働いて、残り距離を計算して余力を残している。12kmからはkm8分台に突入してしまったが、最後までひいこらせずに走ることができた。
最大心拍数は157だったが、平均心拍数が150を超えたのはラスト1kmだけだった。タイムは昨年10月よりkm30秒かかったけれども、気温・湿度が高かったから仕方がない。この時期に走れたことに意味がある。早めに準備して、目標は11月の将門マラソンで歩かないことである。
[Sep 29, 2025]
10月2日木曜日、本番3日前なので長い距離は走らず、本埜村5kmコースへ。
気温22.8℃、湿度64%とのことだが、真夏ほどではないにせよ日差しがあると暑い。日陰は涼しい風が吹いてきて心地よいが、その気になって飛ばせば日なたになって苦労しそうだ。当日スタートは10時40分、後半戦は正午近くなる。
この日の平均ペースはkm7'13"。練習にしては速い。あとは明日4km程度走り、土曜日はオフにして大会に臨む予定である。
[Oct 3, 2025]
前年比15%増の135km ~2025年9月のランニング
9月に走った距離は135km。8月の145kmから少し減ったが、昨年9月の117kmと比べると15%増え、自分としてはがんばった。8月以降の猛暑で、中旬に自重して走れなかったのは仕方ない。
9月のトレーニング目標のひとつに、10マイル(16km)を走っておきたいということがあった。昨シーズンは5月から10月まで約5ヶ月16kmブランクがあったが、今シーズンは7月1日に走り、この前9月27日に走った。ブランクは約3ヶ月で、昨年より2ヶ月短縮することができた。
昨年は21kmも4月から10月まで半年ブランクだったが、今年は6月8日に走っている。10月前半に走れれば約4ヶ月のブランクになり、これも大幅に短縮できる。11月の将門マラソンの準備もあるので、気温が下がり次第走っておきたい。
これで、7~9月の夏場に合計430km。昨年は383kmだったから、約50km多く練習できた。調子が悪い時は無理しなかったので、それほど目いっぱいということはなかった。430kmくらいは1ヶ月で走ってしまう方達も多くいらっしゃるが、私にしたらかなりの距離である。
年寄りだから無理は禁物といっても、ある程度負荷をかけなければ、骨格も筋肉も心肺能力も強くならない。それだけならいいが、あっという間に衰える心配もある。やり過ぎもやり足りないのも考えものである。
暑さが続いて長い距離走れないのがつらいところだが、何とか10km走れる程度には体制が整って、今週は白井梨マラソンである。
梨マラソンについては、来週ご報告をupする予定であるが、いずれにしても今回は無事完走することが大目標である。昨年以上に参加者が多いということだし、その割にコースの幅が狭い。おそらく今年もネットタイムは計ってくれないだろうし、タイムを気にしても仕方がない。
むしろ、10kmは大丈夫だろうという目途がついたので、次の将門マラソンの方に関心が向かっている。昨年は足切り関門を過ぎてから歩いてしまい、基準タイムの2時間30分をクリアできなかった。タイムはコンディション次第だが、今年は歩かずにゴールしたい。
昨年の準備は、大会前に16kmを3度、21kmは2週間前に1度だった。シーズン初めとはいえ、やはり十分ではなかったと思う。八街の3週後だったので準備期間は短かかったが、今年は1ヶ月以上間隔がある。暑さがどのくらい続くかにもよるが、もう少し念入りに準備したいと思っている。
[Oct 1, 2025]
秋初戦、白井梨マラソンのゼッケンとランナーズチップが届いた。季節的にもまだ暑いし、アップダウンのあるコースでタイムは期待できない。そもそもネットタイムを計ってくれないのがネックである。

今シーズン開幕戦・白井梨マラソン
今シーズン開幕戦、白井梨マラソンの日がやってきた。
昨シーズンは八街マラソンでスタートし、中2週で将門マラソンのきついローテーションだったが、今年は開幕戦を早めた結果、1ヶ月の間隔を置くことができた。その分、開幕戦はまだ暑い時期ということになり、準備段階はかなりきつかった。
大会当日の予想最高気温は28℃。2週間前ほどではないものの、10月にしては暑い。10kmのスタートは10時40分だから尚更である。ゴールは正午近くになり、熱中症と脱水症状の危険がある。くれぐれも安全運転、ゴールまで無事に帰ってくるのが最大の目標である。
会場近くの駐車場は早くから満車になるので、いつもどおり市役所近くに駐車。ここは白井図書館の近くなので、たびたび来ているなじみの場所である。平常心でレースに臨むためには、見慣れた所で緊張しないのが一番である。
会場へのバスが8時までなので(レースが始まってしまうと車両通行止)、間に合うように家を出る。会場に着いてからスタートまで2時間以上あるのが大儀だが、歩くと1時間かかるから仕方がない。
レースの服装はランTにランニングパンツ、蛍光色のキャップで、着替え、タオルの予備、非常食と凍らせた飲料はリュックの中。着替え用にテントを持ってきている人も多いが、1人なのでツェルトで何とかなるだろう。
家から20分で白井市役所に着き、無料送迎バスを20分待つ。乗ってからは15分もかからず陸上競技場着。すでに会場のテント村では、試食用の梨を大量に切ってプラスチックケースに山のように入れている。結構量があるけれど、10kmがゴールする頃には小中学生に完食されているだろう。
ゴール後は忙しいので、まず記念品を受け取る。梨1つとスポーツタオルが布袋に入れてある。「こんな袋初めてだね」と誰かが言っていた。3年前はランTだったが、方々の大会でランTが重なっても仕方ないので、スポーツタオルの方がうれしい。
目星をつけていた競技場スタンドに向かう。ここは比較的空いているし、小学生のレースを見学するのに見やすい。予想通り席には余裕があったが、前日の雨でちょっと濡れていたのは悲しかった。
10時40分が10kmのスタートで、2時間待ちである。9時から開会式、それが終わると小学生の2km、親子の2kmと種目が始まる。小学生なのに大学陸上部のような走りの選手もいて、見ていたら意外と早く時間が過ぎた。3年前に走った5kmもスタートした。そろそろ出番である。
トイレに並んで、準備体操が終わったらスタート10分前。スタート地点には予想通りボードが置いてなくて、ネットタイムが出ないことが確定。そして、予想タイム順に並ぶのではなく、来た順に前から並んでいるようだ。狭いコースだから、ますます混雑することが確実である。
第40回を迎える白井梨マラソン、3年ぶりの参加になる。朝方は曇りだったがすぐに日差しいっぱいの晴れ。最高気温28℃とのことだったが、午後には30℃を超え真夏日になった。正午の湿度も66%。
スタートまで2時間近い待ちがあるので、スタンドから開会式や進行中の競技を見る。意外と早く時間が経った。
放送がよく聞こえなくて、スターターが誰なんだかいつ号砲が鳴ったのか分からないまま、見ると先頭走者がスタンド前まで到達している。10kmの参加者は1,000人前後と思われるが、しばらくは動かない。ようやく動いたと思ったら、再びストップ。よくあるパターンである。
とはいえ、陸上競技場のタータンは走りやすい。わが本埜村公園の、30年間補修なしのタータンとはかなり違う。はずむようでストライドも伸びているような気がする。スタート地点までのロスタイムは2分程度。号砲が聞こえなかったので正確なところはよく分からない。
競技場を出て県道までは分離帯のない田舎道で、微妙なアップダウンがある。その中ほどでガーミンぴが鳴る。見ると7'25"、動かなかった時間を勘案するとちょっと速い。とはいえ、前から下がってくるランナーがいて後ろから抜いてくるランナーもいる。申告タイム順でもそうなるのに来た順で並んでいるから、余計そうなる。走りにくいし自分のペースで走れない。
セブンイレブンを左折して県道へ。ここで予想外だったのは、ここの車両通行止めは片側のみで、ランナーは2車線使えず1車線だけだったことである。仕方なく歩道を走るランナーもいるし、歩道にはランナー以外の歩行者もいる。5kmコースはすれ違うためたいへん狭いが、10kmも同様に狭い。
再び左折して鮮魚街道に向かう田舎道へ。この頃になると真上から太陽が差してすでに暑い。道端の農家さんに水をお願いしているランナーもいた。微妙なアップダウンが響いて、私もすでに汗みどろである。ただ、ここまでは試走した道である。まだ息は上がっていない。2km目からのスプリットは7分を切っている。
もう一度左折して鮮魚街道。左折3度だから、スタートした陸上競技場のすぐ北側を通る。ただし森と谷に阻まれてスタンドは見えない。鮮魚街道は全面車両通行止で2車線使える。何度か来たことがある梨直売所の皆さんが、道路際に出て応援されていた。
鮮魚街道に出てから、暑くて仕方なかった。練習だと10kmは給水なしで走れるし、今大会は給水所が3ヶ所あるので水は持っていない。しかし、こういう天気だから、やっぱり水を持って走るべきだと思った。サングラスだけでもして来てよかった。
工業地帯に入る頃5km、ガーミンを見ると35'43"。大会だと集団で走るのでもう少し速いのだが、コンディションがこうなので仕方がない。そしてようやく給水所。コップを取るが水は半分以下しか入っておらず、全然足りない。かといって取りに戻るのも面倒だ。
白井の湯には何度か来たことがあるし、印西大師遍路でこのあたり歩いたのだが、10kmコースは見たことのない場所ばかりで、目が慣れておらずかなり疲れた。途中に机が置いてあってそこが関門らしかった。1時間制限にはまだ20分ほど余裕があったけれど、疲れたのと喉が渇くのは相変わらずである。
見覚えのない場所を曲がったり進んだりするので、どこまで進めば次の給水所なのか、5kmコースと合流するのか分からないのがつらい。速く走るのも楽に走るのも難しくなってしまった。
9:25小学校高学年2kmから競技スタート。見ていたら意外と早く時間が経った。
10kmスタート前の様子。申告タイム順ではなく、来た順に並ぶ。基本的にコースが狭いので、かなり走りにくい。
工業団地の中を何度か曲がって、ようやく河原子まで来た。正直なところ、工業団地内は5km地点から7.5km地点、2.5kmほどしかないはずだが、もっとずっと長く感じた。暑いのと、給水が足りなかったためである。息が上がるというより喉が渇いて、給水所はまだかということばかり考えていた。
河原子堂のそばで再び左折。左折してすぐ給水所。しかし、ポカリのコップしか置いていない。仕方なくポカリを口にするが、甘ったるくてかえって喉が渇く。ただ、1km先の市民プール前に最後の給水所があるはずだ。それにしても、こんなに給水で苦労するのは初めてである。
ここからは試走もしたし、5kmコースと共通なので見慣れている。それほど苦しまずに最後の給水所へ。しかし、なんとここでは体にかける桶の水はあるのに、コップはポカリだけである。「ただの水はありませんか」と息絶え絶えに訊ねると、「これだけなんです」との答え。
一瞬目の前が真っ暗になったが、先のテーブルから「ここにありますよ」とありがたき天の声。コップ2ついただき、何とか補給。これでゴールまで何とかなる目途が立った。危ないところだった。
給水所にスポーツドリンクしか置いてないことはないだろうから、おそらく先行集団が水主体で給水したためだろう。あるいは、スポンサー(大塚製薬)に忖度してポカリを多く用意したのだろうか。ゴール後の冷えたミネラルウォーターを楽しみにしていたのに、ボディメンテだったし。
残り1km半。完走はできそうだが、タイムはとても期待できない。帰ってからガーミンで確認したところ、6km関門あたりからずっと心拍数は155を超えていて、ゴール直前では165に達していた。ほとんど歩く直前の状態である。
にもかかわらずスプリットタイムはkm7分~7分20秒を最後まで維持していて、自分としてはこれが精一杯であった。練習でこの状態になるとkm8分をオーバーしてしまうので、そうならなかっただけよかったと言えるかもしれない。
陸上競技場への取り付け道路に戻ってきた。きついアップダウンとゆるいアップダウンを過ぎると、競技場が見えてくる。あともう少し。それにしても、この暑さと湿度は、70近い年寄りが走る気候ではないと感じた。速く走ることも、楽に走ることもできない。
競技場の周囲では、すでに走り終わったランナーが応援してくれる。スタンド前の一団の中に、ブログ村の「伯爵」もいらっしゃった。
この暑さにもかかわらず、私よりずいぶん早くゴールされたようだ。お面もかぶりコスプレもしてなので、全然速いということである。手術明けとはいえ、20歳年が違うしスポーツの経験値も違うから当り前である。(アカザというのが何者なのか知らないくらい歳が違う)。
ゲートをくぐり、競技場を4分の3周してゴール。ガーミンタイムは1°13'47"、後ほど掲示された速報タイムは1°12'57"。これがグロスタイムで、ガーミンとの差は、OFFにしたのがランナーズチップを外してからだったため。いずれにしても、ネットでも1時間10分は切れていない。記録的には、3年前に逆戻りしてしまった。
その割に順位は思ったより悪くなくて、10km全体では1425人中1205位、男子50歳以上では564人中478位。順位を参加者数で割った比率は全体・部門とも85%で、これまでの大会と比べて特によくも悪くもない結果だった。
こうなってみると、わざわざ無理して10月初めに大会参加してどうだったのか。ハーフの前に10km走った方がいいのは間違いないが、この炎天下で効果があったのかどうか。むしろ、コンディションのいい時に一人で走った方がよかったのかもしれない。
温暖化で10月入っても暑いのは、おそらく来年も変わらない。ランニングの目的はまず健康維持と老化防止。だとすれば、炎天下の正午近くに走って良いことはあまりなさそうである。ともかく、それはまた来年のスケジュールで考えること。今はまず、次の将門マラソンへの態勢を整えなければならない。
工業団地内を走る。このあたりでは太陽が真上でかなり暑い。湿度も高く、給水所まで遠いので水筒を持ってくるんだったと後悔した。
さて、白井梨マラソンの完結編は、ゴールしてから帰るまでのことを書いておきたい。あまりランニングの話とは言えないが、どちらかというと自分が忘れないためである。
ゴールしてスタンドへの階段を上がる。小学生の部が終わって1時間以上経つので、朝よりさらに空いている。リュックを置いてあるベンチに座ってまず一息。水をかぶったように汗みどろであった。
ゴール後にボディメンテのペットボトルをいただいたが、すぐに飲んでしまった。全然足りない。家から持ってきたのは伊藤園の冷し梅ドリンクとアクエリアス。冷し梅は冷凍してある。リュックを開けてみると、まだいくらか凍った部分が残っていた。
溶けた部分を飲み、上からアクエリアスを足す。ペットボトル2本、いただいたボディメンテを含め1500cc飲んで、ようやくひと心地がついた。息もようやく落ち着いて、汗もとめどなく湧いてくる状態ではなくなった。
走った服は上下ともびしょびしょで、落ち着いたらさっさと着替えたい。更衣テントは用意してあるということだったがバックスタンドの向こう、バス待合所のあたりなので遠すぎる。見たところ女性も家族連れもいないし、すぐ近くでおっさんが上半身裸である。上を着替えるのは問題なさそうだ。
ランTを脱ぎ、タオルで汗を拭って普通のTシャツに着替える。あとは下だが、ツェルトを用意してきた。かぶって着替えればおそらく大丈夫だろう。
と思ったのだが、予想外のことが起こる。ツェルトをかぶるとたいへん暑いのである。たかがビニール1枚なのに、汗が流れてくる。裾も足の先まであるので、立って着替えようとすると転びそうである。どうにかこうにか着替える。それにしてもさすがツェルト。これだけ熱を逃がさないから、冬山でも緊急避難に使えるのだ。
ようやくさっぱりした服に着替えて一息ついていると、最終ランナーが戻ってきた。最初は2人ほど伴走しているだけだったが、グランド内でどんどん増え、ゴールでは7~8人の大集団になっていた。私も拍手でお迎えする。何にせよ、無事完走するのが一番である。
「最終ランナーが戻りましたので、送迎バスを運行します」のアナウンスが流れた。とはいっても、バス待ちも行列、県道に出るまでも大渋滞は必至である。バス待合まで行くと、案の定長い行列。立って待っても仕方ないので、自販機でアイスを買い、スタンドの縁石に座って待つ。
アイスも食べ終わり、行列も短かくなったので並んでみる。午後1時を回ったのにまだかなり並んでいる状態で、しかもバスが帰ってこない。市役所なら往復20分ほどで着く距離なので、どこかで渋滞している可能性が大きい。日曜午後なので買い物車か、それともマラソンの帰り車か。
列で前に並んでいるのは6~7人の男女グループである。見たところ40代で若いというほどでもないのに、休むことなくずっとしゃべっている。スマホ世代はこういうものなのだろうか。
しばらく我慢していたら、ガーミンが突然鳴動した。見ると「リラックスしましょう。ストレスレベルが異常に高まっています」のメッセージ。こんなの初めてである。並ばないでゆっくりしろというアドバイスと思い、列を離れて結果速報板を見に行く。
上位だけ表示されているのかと思ったら、全員載っている。ここで、速報順位とタイムを確認。かなり悪いタイムと思っていたのに、随分後ろにいたんだとちょっとほっとする。
列の最後尾に戻り、さらに待つこと20分。1時40分頃になってようやくバスに乗れた。1時半に「次のバスが最終になります」と放送があり、白井駅行は終わりましたと係の人が説明していたが、私の乗ったバスの後にすぐ一台戻ってきて、市役所まで戻る10分間に4~5台すれ違った。どうやら、最終バスという放送は時間で自動的に流していただけのようである。
おそらく、会場付近、市民プール駐車場や特設駐車場に止めた車が、ランナーが通過し規制解除されて田舎道にあふれたのが原因と思われる。その解消に1時間以上かかったので、私が送迎バスに乗れたのがゴール後2時間という結果になったのだろう。
市役所までバスで戻り、そこから車で家まで合計1時間以内。バス待ちの列に並んだ時間とほぼ同じで、ゴール後待機していた時間の半分である。唯一救いだったのは、南向きで日差しが正面からくるスタンドと違い、バス待ちの列は木々に囲まれていたので、若干涼しかったことくらいである。
[Oct 10, 2025]
白井梨マラソン10kmコース。まったく試走しなかった工業団地内(左上=北西)がえらく遠かった。工場街なので日差しをよける場所もなかった。

はてなランニング日記(~将門マラソン)
白井梨マラソンの2日後の7日火曜日、ぼやぼやしていられないので将門マラソンに向けての準備を始める。まず、春から走っていない県道本埜線16kmコース。やや下がる予報とはいえ気温は25℃近くあるから、無理せず楽に走り切ることが目標である。 朝はいろいろルーティーンがあって、家を出るのが9時近くなった。梨マラソンの日ほど気温・湿度は高くないし、曇っており陽が差してこない。準備運動してスタート。最初の1kmは7'26"、2日前の疲れがまだ残っているようだ。まあ、そんなにあせることもない。 役場前を過ぎ、農家が並ぶ細い道を過ぎ水路に沿った農道へ。うん、大丈夫。息は上がっていないしヒザも痛くない。汗もほとんどかかないし、給水する必要もない。 少し坂を登って県道本埜線。この県道は堰堤を通っていて、両側より高くなっている。この頃になって陽が差してきた。梨マラソンの日ほどではないが、結構暑い。それでも梨マラソンはさらに4~5℃高かったから、過酷なレースだった訳である。 このコースは5kmから9kmまで県道本埜線を走るが、春と比べてかなり走りやすかった。夏の間に舗装の傷んだ場所を補修していて、真新しいアスファルトの上を走れる。引っかからないしストライドも伸びる。ありがたいことである。 5km37'06"、10km73'46"。冬場ほどではないけれども、7分10~20秒のイーブンペースで走れている。10km通過は梨マラソンとほとんど変わらない。しかも余裕がある。苦しくなかったのも道理で、帰ってガーミンを確認すると12kmまでの平均心拍数は120~130であった。 常日頃心がけているところの「速く走るより楽に走る」である。梨マラソンもこういう走りができたらよかったのだが。 帰りは信号待ちにひっかかってしまいkm7分台後半になってしまったが、最後まで息は上がらず、16kmの平均心拍数は135、最大心拍数は160だった。 最大心拍数が高くなったのはラスト1kmでBU走の真似をしたためで、2日前にはたいへん苦労した給水もこの日は16kmなし。ほぼほぼ「楽に走る」ができていいトレーニングだった。 これで、次は21kmの練習に進むことができる。とはいえ、いまの気温では厳しく、最高気温で20℃を下回る日を選ぶ必要があるだろう。将門マラソンまで残り4週間、早くそういう気候になってほしいものである。 [Oct 11, 2025] 白井梨マラソンの2日後、将門マラソンに向けての準備スタート。まず16km。2日前より気温は下がって24℃、平均脈拍数は14kmまで140台とまずまず。 10月12日日曜日、前夜から寒いくらいだった。最高気温25℃という予報だが、午前8時で17℃。湿度は90%あるけれども、走らないともったいない。 マスト16km、暑くならなければ21kmの予定で、片道2kmのコースへ。ここは信号もなく起伏もそれほどない上、コンディションにより距離を調節できるのでこういう日の練習によく使う。最初の1kmは7'23"。それほど速くないが、長く走ろうとすると小脳が調節するらしい。 km7分20~40秒のイーブンペースで淡々と距離を重ねる。心拍数はほとんど上がっていないのが分かる(10kmまで140以下)。3周目10kmに入るあたりで太陽が顔を出して少し暑くなったが、4周目で再び厚い雲の中に隠れて涼しい風が吹いてきた。 平均ペースkm7'30"で21km完走。将門マラソン4週前で、昨年より2週間早い。そして21kmブランクは昨年の6ヶ月から4ヶ月に短縮、前回より余裕をもって当日に備えることができそうだ。 [Oct 15, 2025] 10月19日日曜日。昨年は八街に走りに行った日なのだが、今年は白井梨マラソンにしたので練習日である。都心では、東京レガシーハーフマラソンも開催される。いよいよ秋本番だが、いかんせんまだ暑い。この日も、最高気温が25℃を超える夏日になる予報である。 暑くなる前に練習。午前9時で18.4℃、82%。気温はようやく低くなってきたが、風がむっとしてあまり気持ちよくない。 10kmコースを走る。途中から陽が差してきて、北風なのに生暖かい。八街に行っても、白井同様苦戦したに違いない。km7'18"、9kmまで平均心拍数130~140とまずまずの練習ができたが、ラスト1kmで最高心拍数が156まで上がってしまった。走り終えて、1日体がだるかった。珍しいことである。 [Oct 21, 2025] 10月12日にこの秋初めて21kmを走った。少し涼しくなってから、できればもう一度21kmを走っておきたい。昨年は試走一度だけで本番を迎えた結果、ハイペースでバテて歩いてしまった。今年は何とか完走したい。 21日火曜日、曇り時々雨の予報。最高気温は17℃で、午前8時の気温14.7℃、湿度65%。朝方霧雨で、止んだけれど太陽は雲の中。絶好のコンディションである。できれば1桁気温が望ましいけれども、ずっと暑かったので大変ありがたい。 この日は栄町21kmコースへ。いつものように公園横のふれあいセンター駐車場に止める。準備運動して、町役場前からスタート。このコースはドラムマラソンを含め6回目、何回も走っているので目が慣れてきた。 最初の1kmを6'47"、涼しいのでタイムが出てしまう。この日はkm7分ペースで最後まで心拍数を上げないのが目標である。ナリタヤ前の交差点、唯一の信号を青信号で通過。幸先がいい。 5km過ぎ、本番では給水所のある市民農園からすぐ急坂が始まる。ここが前半の難所で、ひいこらしないで登り下りしなければならない。5km通過34分台。速いと思ったけれど、抑えて走ったところで後半は苦しくなる。ガーミンを見るのは5km毎にして、イーブンペースを心がけて刻んで行く。 坂はそれほどきつくなかったが、下りると北風が強い。急に東高西低、冬型の気圧配置になって、気温が下がるのと同時に季節風が吹いてきた。北風は10kmまでで、帰り道は追い風になるはず、と自らを励ましながら走る。このあたり、後からガーミンで確認すると向かい風なのに6分50秒台だった。 10kmは69'37"。ずっと7分を切るペースなんて、冬みたいである。10km過ぎてから工業団地。まず国道沿いまで登り、歩道を走る。ところがこの歩道、大会がまだ先のため草刈りをしていない。1人分スペースがあればいい方で、途中から廃道状態だった。国道なのにこれはひどい。 そういえば昨年も一昨年も、大会間近になるまで草刈りをしていなかったことを思い出した。足を引っかけて転ぶのも嫌なので、引き返して工業団地内の舗装道路へ。大型トラックが出入りするので危ないが、幸いこの時はあまり通らなかった。 工業団地から下って。この後7~8kmは田んぼ道である。区画整理された水田なので、道路は直角に交わっている。ここを行き来するうちにいつも消耗するのだ。15kmは105'02"。ほぼkm7分ペース。そして、いつもほどには疲れていない。大会で最後の給水所があるあたりで水をひと口。 以前は肩とか背中に痛みが出たのだが、最近よくあるのが右ひざの違和感である。この日も、15kmあたりから怪しくなった。あまりストライドを伸ばさないように大事に走る。息はそれほど上がっていない。 帰ってからガーミンで確認したところ、平均心拍数が150を超えたのは19km以降で、150超で走ったのは2kmほどということになる。そして10km以降のラップもkm7分から7分10秒のイーブンペースで、感じたとおり楽に走ることができたようだ。夏場の走り込みの成果と前向きに考えよう。 さすがにラスト2km、王国会館からふれあいプラザは長かったが、ペースダウンせず21km完走。2時間28分台は練習タイムとしてはベストである。昨年10月後半にこのコースを走った時より3分ほど速かった。 タイムも期待以上だったが、それほど息が上がらず21km走れたのは収穫で、いい練習ができた。将門マラソンでもこのくらいのペースで走れれば、昨年のように後半バテて歩くこともないだろう。いままで参加した大会で途中から歩いたのはこの1回だけだったので、何とか挽回したい。 そのためには、ラスト2~3kmまで平均心拍数150以下に抑えるのが大切で、なかなかできないが前半ゆったり走りたいものである。これまでの練習・レース含めて150超で5km以上走ると、決まって大ブレーキを起こすので、心しておきたい。将門マラソンまであと2週間と少し。 [Oct 23, 2025] 先週火曜日に21km走ったところまで順調にトレーニングを重ねることができたが、その後雨降りが続いて走ることができなかった。結局水曜日から日曜日まで5日間RUN OFFが続いた。 予定外だったのは金曜日で、朝の予報は「今日は洗濯日和です。晴れて湿度も低く過ごしやすい1日でしょう」、午後の降水確率は10%だった。午前中奥さんの病院送り迎えをして、午後からトレーニングと考えていた。 ところが昼には黒い雲が広がり、午後1時過ぎから雨である。雲行きが怪しいので洗濯物は早めに取り込んだけれど、次々と雨雲がやってきて走れる状況ではなかった。夕方の天気予報では「外れてすみません」と船木さんが謝っていた。 昨シーズンまでは、雨が降ったら雨の日の練習をしなければと思ったが、コンディションが悪い時に無理することはない。3年前の佐倉マラソンは土砂降りで参加してあまり気持ちよくなかった。いまなら間違いなくDNSだし、あきらめられる参加費の大会しかエントリーしないのが得策と考えている。 昨年の八千代マラソン前に体調を崩して、大会前1週間ほとんど練習できなかった。いま思えば1週前に18km走ったからいけないのだが、当時はそのくらい練習しなければと思っていた。ところが、ほとんどぶっつけで参加したのに、思いのほか楽に走ることができた。家康の言うとおり、「及ばざるは過ぎたるに勝れり」なのである。 だから、練習できないのは、体力回復のためむしろ望ましいくらいに考えた方がよさそうである。YouTubeでも、大会前にハードなトレーニングは逆効果だとみんな言っている。そもそも、楽しく走って健康維持すればそれでいいので、上達とかタイムは二の次である。 ランニングを始めた頃、月100kmも走ればたいしたものだと思っていた。それが150km走らないと、できれば200kmも、とがんばっているうちに、三叉神経痛になったり体調を崩したりした。健康維持・老化防止のためには、おそらく100km走れば十分なのである。 先週21km走った時点で、今月走った距離は100kmを軽く超えている。ここからさらに距離を伸ばすことより、休んで体力を回復させた方がいいかもしれない。毎日少しずつでも走るのが望ましいことは確かだが、雨降りで走って風邪をひいたり、転んでケガをしたら元も子もない。 精神的に未熟なためか、もうすぐ70というのに20~30代と同じようにがんばらなくては、と思ってしまう。生活自体、20~30代というより学生時代のように時間を自由に使える環境にある。よく考えれば、大会に出てタイムがよくなくても完走できなくても、健康維持できれば何の問題もない。 奥さんとよく話すことの一つが「昔に戻りたくなんてない。いまが一番いい」である。ストレスの多い職場で働かなくてすみ、おカネこそ思うに任せないけれども食べるに不自由せず好きなことに時間を使えるのは、これまでの人生でもっとも恵まれていると思わずにいられない。 [Oct 27, 2025] 先週金曜日、洗濯日和という予報にもかかわらず午後から雨になった。こういう日に無理して練習するより、体力回復のため休めという天の声だと思った方がよさそうだ。 先週は雨降りで5日間走れなかった。ようやく晴れた今週、月・火にそれぞれ5km、水曜日のジムトレを挟んで、30日木曜日に10km走る。この秋一番の冷え込みで、ランTが寒く感じたのは今シーズン初めてであった。 珍しく前半km7分10秒、後半6分50秒くらいのネガティブ・スプリット。5日間休んだ影響はそれほどなかったようだ。気温が下がって汗も滝のようではなくなり、給水なしでもまったく問題なし。 金曜日は雨で、土・日はまた暑くなる予報である。その後は大会直前となってしまうので、10kmはこれで最後かもしれない。ゼッケンとプログラム、参加賞も届いていよいよ大会が間近に迫ってきた。 [Oct 31, 2025] 11月2日日曜日、気温が高くなる予報だが、朝のうちはまだ涼しい。将門マラソン直前で長い距離走れないけれど、早くやっておきたい練習があった。12月の関東ロードレースのコース下見である。 このレースは初参加。10マイルも10kmも制限時間1時間半なので、10kmを選択。箱根駅伝前の準備に、学生ランナーが本気で走ると評判のレースである。難所は最後の1km、登りの急坂。何回か試走しないと陸上部のみなさんに迷惑をかける。 ところがこの日、花火大会開催のため成田市内は数ヶ所で通行止。車両通行止だけでなく歩行者もダメなので(火薬を使うからだそう)、規制区域を迂回して遠回りしないとならない。結果、件の急坂は下りしか走れず、5~6kmの予定が10km走ることになってしまった。 それでも、km7分のペースで10km走れて、坂以外は心拍数も150を超えなかったから、まずまずの練習ができたと思うことにする。将門ハーフまで、あとは短かめの調整にする予定。成田はまた走らなければならないだろう。 [Nov 3, 2025] 日曜日は将門マラソン。雲行きが怪しくなりつつあって、週初めには曇りだったのが、北関東が雨予報となり、とうとう関東全域が曇り時々雨に予報が変わった。風雨が強まらなければ大丈夫と思うが、当日まで気が揉めることである。 月・火に家の周りで5km、水曜日はジム、昨日木曜日は雨。今日金曜日は4kmゆるめに走って準備する予定。体調は整えられるとして、あとは天気。土砂降りにならずに、無事スタートを迎えられれば良い。 まずまずの準備ができたので、レースを走ってみて年明けのスケジュールを立てるつもり。コンディションが微妙なので、タイムよりも21km楽に走ってゴールできれば上等と思っている。 [Nov 7, 2025]



去年から2割減った ~2025年10月のランニング
10月に走った距離は148km。9月の135kmから1割伸びたが、昨年10月の188kmから2割減った。とはいえ、この10月は前半が暑すぎたし後半雨が多かった。それでも100kmを超えて9月より多く走ったのだから、ある程度仕方ないと思っている。
昨シーズンは月200kmに近づきたいと思って走り込んだが、何度か体調をくずし3月には三叉神経痛に見舞われた。「及ばざるは過ぎたるに勝れり」、やり過ぎるより足りないくらいがちょうどいい。今月以降も、あまり気負わないつもりである。健康維持が最大の目的なのだ。
今年も暑い10月で、5日の白井梨マラソンは夏日の炎天下を走ることとなった。タイムも伸びず、駐車場への送迎バスもなかなか来なくて、つらい思いをした。温暖化は当面治まらないだろうから、来年のスケジュールも考えなければならない。
ただ、悪いことばかりではなかった。始動が2週間早かったので、将門マラソン前に2度21kmを試走できた。これで昨年の雪辱を果たせるかどうかは天候次第だけれど、昨年より順調に練習できているのは確かである。
これでハーフマラソンは3シーズン目となるが、今年の目標は「構えず走れるようになる」ことである。
これまでハーフだからという意識が強くて、肩にも全身にも力が入り過ぎていた。今年はそれほど力を入れず、練習でも肩の力を抜くよう気をつけている。以前は16kmで背中が痛くなり足が攣りかけたのだが、最近はそういうこともなくなった。これを21kmまで伸ばしたい。
そのためには21km走り慣れるのが早道のように思うのだが、長く走ったって効果はない、5km10kmを数多く走るしか走力は上がらないというコーチもいる。こちらも年寄りだから、5km10kmで効果があるのならその方がいい。
ハーフだと過剰に意識することもなく、10km走るのと同じように走り切れたらいいと思う。
[Nov 4, 2025]
将門ハーフマラソンのゼッケン・参加賞が届いた。いよいよ大会が間近に迫ってきた。

'25将門ハーフマラソン
つい先日まで真夏日だ酷暑日だと騒いでいたのに、あっという間に11月。将門ハーフマラソンの日がやってきた。計ったように気温も下がったけれども、直前で天気予報が変わった。前線が近づいて、当日の天気予報は雨である。
白井梨マラソンが予想以上の暑さで、10km1時間10分にも届かない「よたよた走り」になってしまった。夏場の走り込みの成果も何もない結果である。将門マラソン前の準備はほぼ計画どおりできたが、この雨である。無理はしたくないが、練習する気がなくなるような結果は避けたい。
3年前に土砂降りの佐倉を走って、こんな天気なら走らない方がいいと思った。とはいえ、2週前の水戸黄門マラソンと手賀沼エコマラソンは、雨予報でもほとんど降らず快適だったらしい。どちらの目が出るか。ともかく現地に行ってみないことには仕方がない。
今年は昨年より参加者が千人増えている。会場に近い駐車場に止めたいので、5時半には家を出て、午前7時に会場到着。スタート地点に近い球場内に止められたが、次々に車が入ってきた。昨年の8時だと遠くの駐車場になるところだった。
半面、スタートまで3時間は長い。出発したとき家は小雨だったが取手市街から本降りで、板東市では水たまりができている。1~2時間で弱まってくれるのを祈るばかり。
本降りになってしまったら防水もポンチョも関係ない。当日の服装は晴天時同様ランTにランニングパンツである。気温はまだ氷点下にはならないが、ゴール後に使うであろう傘とタオルは持って走らなければならない。となると、ウェストポーチでなくバックパックである。
雨が弱まった時に準備運動はしたけれど、十分とはいえない。時間まで車内でiPADで将棋をして過ごす。少し前に出て、トイレに並んでからスタート場所へ。10時前になって、ようやく雨が弱まってきたが、コースには水たまり多数。走る場所に難儀しそうだ。
見た目では、昨年よりそんなに多い人数には見えない。もしかすると天候をみてDNSが続出したのかもしれない。ナンバーはEで最後尾だが、びっくりするほど後ろではない。
号砲が鳴ったとアナウンスがありガーミンぴ。しばらく集団は動かなかったが、ようやく動き出した。スタート地点までのんびり進む。チップタイムのプレートを踏んだのはちょうど2分。昨年とほとんど変わらないような気がした。
2025将門マラソンのポスター。

昨年より1時間早く到着して、球場内に駐車することができた。スタート時間まではずっと雨。
スタートするとしばらく直線、左折して狭い道をもと来た方角に戻り、今度は右折してメイン通りに出る。気になったのは水たまりで、よけて走りたくても左右に人がいるので思うようにコースがとれない。何とかよけても走っている人の水しぶきで足が濡れる。想像以上にきつい。
佐倉の時はシューズに水が入ってしまったが、そういう感覚まではない。濡れても中に堪らない仕様になっているのだろうか。水たまりを避けるため下ばかり見ている。まっすぐ進むと水なので、細かくステップを切るのは神経を使う。
もう一度右折してゴルフ場前の通りへ。まだ5km行っていないのに足が重い。9時頃のような本降りではないものの、水たまりに雨が落ちるのが見えるので、ずっと雨は降っているようだ。
5kmは35'12"。ロスタイムを勘案すると33分台。ちょっと早いが、昨年と同じくらい。肌寒く汗が出ないので、それほどハイペースという感じはしなかった。気になったのは心拍数で、ずっと150を超えている。練習だとこれくらいのペースだと140を下回るはずなのに、何でこんなに上がるのだろう。
これまで息の上がり方と勘で判断するしかなかったが、ガーミンを買って1年、ようやく現時点の心拍数を表示する方法が分かった。私のガーミンは安いので表示できないと思っていたら、ちゃんとその機能があったのである。おそらく私が知らないだけで、優れた機能が他にもたくさんあるに違いない。
疲れない目安は平均心拍数150を超えないことで、ずっと150超だと5km持たずに失速する。失速するどころか、何度もひどい目に遭っている。しばらくしてもう一度見ると148、大丈夫だと思うことにする。
5km過ぎて左折すると、セブンイレブンに向けて南下する。途中で10kmの折り返しがあって、左側車線を走らなければならない。10km折り返しを見送って、ハーフはさらに奥まで進む。ここがとても長く感じた。それに、微妙なアップダウンがあって厳しい。水たまりは依然として多い。
まだ7~8kmしか来ていないのにかなり疲れた。意識して昨年よりペースを遅くしているのに、ときどき心拍数を見るとやっぱり150を超えている。給水所が見えたので水を補給。汗はかいていないし雨降りなので、あまり水が欲しいとは思わないけれども、脱水症状を避けるためである。
ようやく折り返し点。180度回ってコースを戻る。ここで、後方の人数を確認したところ、目の子で80人ほどしかいなかった。参加者が千人増えているのに、昨年より後ろの人数が少ない。ペースを控えているからこんなものだろうと思ったが、引き続き足は重い。
走り出してしまった以上ゴールに向かうしかないが、昨年は気にならなかった最終ランナーの後ろの送迎マイクロバスがやけに気になった。DNFだとあれに乗せてもらえるのかなと思った。まだ10km以上残っているのに、そんなことを考えていたのである。
2025将門ハーフマラソン当日は雨。前日も翌日も晴れなのに、狙ったようにこの日だけ雨降りになった。
テント村も雨なので来店者がまばら。
左折して利根川沿いの平たん路に出る。しばらくすると中間点で、タイムは1時間14分くらいだった。
昨年より2分ほど遅い。ペースを落としているのでこれくらいでいいと思ったが、心拍数は依然として150超。ゆっくり走っているつもりなのに、なぜこんなに心拍数が上がるのだろう。息は上がっていないので、急にバテることはないと思ったのだが。
とにかくマイペースで、誰かをペースメーカーにしないようにする。抜いたり抜かれたりしていたポンチョをかぶったじいさんは、とっくに前に行ってしまった。後ろにいるのは80人くらいだが、その後何人かに抜かれたから60~70人になっていると思われる。ようやく、下総利根大橋が見えてきた。
昨年の経験で、最初の難関はちゃんとした舗装道路から簡易舗装の田んぼ道に入る12~13kmあたりだと思っていた。ここで路面状況が変わって走りにくくなるとともに、微妙に高低差があって体力が奪われる。市街地に戻るあたりが登り坂で、いっぺんに厳しくなるのだ。
考えてみれば当り前で、田んぼ道があるのは水田だから、周囲より低いに決まっている。普段走る家の周辺だってそうで、水田へは下り坂、帰りは登り坂になる。
15kmで給水所、水を補給。田んぼ道から上がると、農家が並ぶ田舎道。地道に体力を削る坂が続く。昨年同様、このあたりからkm7分台に落ちた。15kmは1時間45分。2分のスタートロスを勘案すると103分。練習の時とだいたい同じ。にもかかわらず心拍数はずっと150超。練習では、140くらいで楽に走れたのに。
ここからのアップダウンがきつかった。隣で走るじいさんが「この登りはきついなあ」とつぶやくが同感である。パトカーの止まっている関門まで来た。12時10分の関門時刻まで20分あるので、今年は誰もおらず放送も流していない。
17km付近の登り坂。昨年はここで歩いてしまったのだった。あまり余裕はないものの、足は動かし続ける。ずいぶんピッチは鈍くなってしまったが、歩く人達を抜いて坂の上まで来た。よし、今年はクリアしたと思った途端、右足ふくらはぎにいきなり痛みが来た。あっという間に攣った。
まだ4kmあるのにこれは厳しい。痛いのと、この足でゴールまでは走れないという判断で、あえて歩く。何とか少しでも回復させないと、どうしようもない。しばらく歩いて、心拍数が100くらいまで落ちてきた。足も何とか大丈夫そうなので、そろそろと走ってみる。
ゴルフ場前の広い通りに出る。ここには救護コーナーがあって、昨年もスポーツドリンクをいただいた。「足が攣っちゃって、スポドリありませんか」と訊くと、1つだけ紙コップが残っていた。攣るのは水分不足、スポドリで補給するのがベターである。
しかし、スポドリを飲んだせいで、今度は喉が渇く。道端に自販機はあるが、小銭は車に置いてきた。いつものウェストポーチであれば200円入れてあるのに。うまくいかない時は、次々うまくいかない。そして、ゴルフクラブ正門付近で、再び足が攣った。
足を止めて痛みが遠のくのを待つ。まだ商店街まで距離があるけれど、このまま歩くしかなかろう。商店街には給水所があるので水が飲める。そこまで何とかしのいでラストまた走るしかない。
「もう足が攣って走れない」というお姉さんが後ろから速足で来て追い抜かれる。ペアの女性はゆっくりながら走れているので「また抜かれた」と言っている。私も攣っているのだがあんなに速くは歩けない。17~18kmは8'51"、18~19kmは9'53"、昨年に続いて大ブレーキとなってしまった。
スタート前の最前列。ゲストランナーの紹介などを行っていたが、それどころではなかった。
こちらが最後尾。プラカードのお姉さんも寒そう。後方の自転車は最後のランナーに伴走する。みんなポンチョだったが、私はランTだけ。これで体を冷やしてしまったかも。
ようやく商店街の入口まで来た。足はずっと痛いが、痙攣して動かせないという段階から少しだけ改善した。イオン前の給水所で、スポドリと水両方補給。ここからゆっくりでいいから走ろう。
ところが、新町交差点まで来ると「交通規制終わります。ランナーは歩道に上がってください」の指示。昨年は競技場への道でタイムアップだったが、今年はもっと早い。張り詰めた気持ちがすっかりしぼんでしまう。随分歩いたから仕方がないが、もうDNFと同じである。
車の通る道路を過ぎ、再び走ってライブステージを左折、陸上競技場への道に入る。もう車が走っているので歩道を歩かなければならない。その上、ランナーだけでなく歩行者がいるので、追い抜けない。そして信号があれば止まらなくてはならない。万事急すである。
陸上競技場への最後の信号あたり、赤信号で止まって青で行こうとすると、この日三度目の痙攣。今度は左ふくらはぎで、もう立っていられない。びしょ濡れの道端に座り込んで足を押さえる。
「大丈夫ですか?」と後ろから来たランナー。「足攣っただけだから大丈夫。どうぞお先に」と何とか答える。結果的に2度信号待ちすることになってしまった。ただ、何とか走れる程度に痛みはおさまった。
ゴールまで残り500mほど。歩くのとほとんど変わらないスピードでグラウンドへ。もう、ゴールするランナーはぽつんぽつん。アンツーカーのグラウンドは泥まみれで、不良馬場のダートみたいだ。ゴール前の電光掲示板は2時間45分。こんなタイムのつもりで走ったんじゃないのに、昨年よりさらに10分遅れた。
何度も歩いて最後は座り込んでしまったからだろうか。ゴール後のダメージは思ったほどではなく、歩いて車に戻る。参加賞のレタスはいただけたが、豚汁サービスはもうやっておらずテントは空だった。
どうしてこんなことになってしまったのだろう。帰ってからガーミンを確認すると、5kmから平均心拍数はずっと150を超えていて、それが17kmまで続いていた。この心拍数で12kmも走れたというのは我ながら大したものだが、経験的に5km以上続けるのは無理で、とっくに限界を超えていた。
走る前の準備運動も足りなかったし、濡れて冷えるならアンダーシャツやタイツ、ワセリンなどの防寒対策をとるべきだった。だが、一番大きな要因は、こんな天気、路面状況で走るべきではなかったということである。このペースなら、心拍数は130~140でおさまるはずである。
1日休んで火曜日からランニングを再開したけれど、まだ左ふくらはぎが痛い。これほどダメージが残るのはランニングでは初めてのことで、以前、山登りの後に階段を昇り降りできなくなって以来のことだ。
濡れた地面・水たまり、自分や他ランナーの飛ばす水ハネ、コースを選ぶ左右の細かな動き、そして冷え。雨のレースは予想以上に体力も使うし足の筋肉も傷めたということである。
そして、前の日も天気なら、翌日もその次の日も晴れである。まさに大会のある日曜日だけ、狙い撃ちしたように雨。そして、2週前のように雨予報でもたいして降らなかったという幸運もなかった。
レース間隔も開け、練習もスケジュールどおりやって、直前の体調管理も予定どおりできても、天候に恵まれなければ何も準備しなかったのと同じ結果となる。齢七十に近づいてこういう巡り合わせとなるのも、そういう運とあきらめる他ない。ダメージから回復するには、時間が必要になるかもしれない。
[Nov 13, 2025]
水田沿いに簡易舗装から集落に登る場所には、歓迎の横断幕が掲げられている。ここから先に結構アップダウンがあって厳しい。
去年のように歩かず基準タイム内にゴールできるよう準備してきたが、今年も厳しい結果となってしまった。商店街の中ほどで規制時間が終わり歩道に上がるよう指示される。
はてなランニング日記(~関東ロード)
将門マラソンを走って、両足ふくらはぎが攣った。右足はレース中だけだったが、左足の痛みはなかなか取れない。ゆっくりお風呂に入ってマッサージしても、奥の筋が痛む。AI様によると軽い運動は回復を早めるそうなので、火曜日に5km、木曜日に5kmゆるゆると走る。
走っている間はそんなに痛くない。ペースが遅いので心拍数も150に届かない。なぜ本番だけああいう結果になったのだろう。心臓は不随意筋なので、心拍数を自分で下げようとしても下がらない。天気が悪かったとあきらめるしかない。
唯一収穫があったとすれば、あの天候、グラウンドコンディションでも10マイルまで走れたということである。10kmであれば大丈夫、しかも途中経過は白井梨マラソンより速い。次の関東ロードレースに向けてがんばるしかなさそうだ。
[Nov 14, 2025]
将門ハーフマラソンで、なぜ5kmから平均心拍数が150を超えてしまったのか考えている。私の年齢で最高心拍の目安は150前後。4~5kmならともかく、それを超えて10km以上走っては、全身に影響が出るのも仕方がない。
火・木と5km走って、金曜日は8km。左足はまだバンテリンを付けなければならないが、走っている最中はそれほど痛まない。着地の仕方で時折びりっとくる。だから今週はゆるめにとどめた。
それでも、将門ハーフとラップタイムはあまり変わらないのに、心拍数は130~140である。心臓はもう上がりか残り16kmか分からないから、5km周辺の心拍数は練習の5kmでもレースの5kmでも変わらないはずである。にもかかわらず、心拍数で15~20違う。
これだけ差があると、今回ブレーキの原因は心拍数が高すぎたからと考えざるを得ない。少なくとも、体感(息の入り方、発汗等々)とかラップタイムはほとんど関係ないし、水分が足りないから攣ったということでもなさそうだ。なぜ心拍数が高くなったのかが今後考えるべきことである。
[Nov 15, 2025]
15日土曜日、関東ロードレースの練習に成田まで行って走る。スポーツ公園駐車場に止め、宗吾霊堂まで往復。江川沿いの田舎道は、2週前には花火大会のため歩行者も含め通行止めだったのだ。
件の急坂は本番では9km地点だが、まずは体力のあるうちに登ってみる。交差点から小学校までの傾斜は噂どおりきついけれど、その後ゴールまでの坂は普段の練習コースと大差ない。
天気も良く風もなく、往復5kmをkm7分切るペースで走れた。そして、後からガーミンをみると、あの急坂でも最高心拍数は150ちょうどで、徐々に下がって130台に。5km通しの平均心拍数も134だった。
将門マラソンの心拍数150超が10km以上、最大心拍数166はいったい何だったんだろう。前半は坂なんてほとんどなかったし、ペースだって全然速くなかったのに。
[Nov 17, 2025]
今シーズン後半のスケジュール
さて、今シーズン初のハーフマラソンを走って、年明けスケジュールを確定させた。今年は佐倉マラソンのフルマラソンがない。サイクリングコース工事のためとなっているが、この工事は当初は2月末までの予定だったはずだ。続きの工区が始まったのかな?
資材高騰、人員不足で工期が伸びただけなら来年復活するだろうが、気になるのは県道が10マイルコースに含まれないことである。県道を走ればサイクリングコースなしでもハーフは楽に設定できるし、10マイルと10kmなどと似たような距離にしなくて済む。
この県道が規制されると、印西市から佐倉方面はかなり遠回りしなくてはならない。サイクリングコース改修は口実で、あるいは県警から難色を示されたかもしれない。昔と違ってフルマラソンの大会は近隣でいくつもあるし、主催者もあまり熱心ではないので、フルから撤退する可能性がある。
佐倉でフルが走れれば年明けのスケジュールに考慮するところだが(今春は見学に行った)、それがなくなったのと今回の将門マラソンの不出来で結論が出た。成人の日の牛久10km、2月第1週の守谷ハーフの2レースである。
温暖化で3月に入ると気温が上がるし、近年は春の大雨でコンディションがよくない。エントリーしてやきもきするよりも、天気のいい時に一人のんびり走る方がストレスが少ない。
正直なところ、決定した2大会はすでにエントリーしているからというのが最大の理由で、もし今から申込みであれば走らなかったかもしれない。それほど将門マラソンは不本意であった。
前日も翌日もお天気、翌日曜日も晴天で当日だけ雨。しかもレース時間の前に集中的に降って水たまりだらけというのは悲しいくらいで、DNSすべきだったと思う。足が攣って最後は道端に座り込んでしまったのは自分的にはDNFと一緒で、タイムが悪いとかそういう段階ではなかった。
せっかくの練習がここまで結果に結びつかないというのは、落胆を通り越して無気力になってしまう。とても新規にエントリーしようという気にならない。
このやる気のなさが、ランニングが嫌になってしまったのか、それとも参加費がもったいないという気持ちなのか微妙なところで、いまのところ健康維持のために走ろうという気持ちまでなくなっていない。先週も足が攣った後遺症で1日休んで、火曜日からトレーニングを再開した。
幸い、次の関東ロードレースに向けて準備は予定どおりに進んでいる。土曜日にはコースの下見(坂がある方の半分)、日曜日にはレース以来初めて10kmを走った。懸案の心拍数は130台。本当に、なぜ将門ハーフだけ150超に上がったのだろう。
あと5週間あるので、条件のいい時に大会のつもりで21km走ってみようと思っている。
[Nov 18, 2025]
将門マラソンゴール地点。もう私の後ろには数人しかいない。自分的にはDNFに限りなく近かった。
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