せいうち・・・セイウチ科セイウチ属の肉食獣で、北極圏に生息する。体重は成獣で500kgから1200kgに達する。最初は減量日記で始まりましたが、日々は移ろい、リタイア生活の徒然日記になりました。
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せいうち日記

今年の1月から、スポーツクラブに週2回ペースで通っている。

そもそもの発端は、カシノ絡みである。テニアンのカシノでぼろぼろに負けて、このままでは滞在期間が終わるまで資金が持ちそうにない、という状況になってしまった。日に焼ける性質でビーチなんてとんでもないし、プールも日が陰ってからでないと無理。島内ドライブはもう行ってしまったということで、仕方なくトレーニングジムに行ったのである。

テニアンのジムには、エアロバイクやトレッドミル、ひととおりのエクササイズマシンが揃っており、宿泊客は当然タダである。まずバイクにまたがり、こぎ始めて鏡をふと見ると、そこにいたのは「あしか」か「せいうち」なのであった。男が鏡を見るのなんてせいぜい洗面所だから、全身なんてあまり映したことはない。だから、自分を見て驚いた訳である。

これはいかんと思い、帰国してから早速近場のジムに通い始めた。東京方面に一駅行くと、清掃組合の温水プールがある。ここは会社帰りに行けるので、ウィークデイに1度、早帰りして水中ウォーキングをすることにした。

成田方面に一駅行くと、となり村の村営トレーニングセンターがある。村営といってもバカにしてはいけない。この村には医科大学と体育大学があるので、医者も(ときどき)インストラクターも(いつも)いる、本格的な施設なのである。

ここには、土・日のうち1日行くことにした。インストラクターに組んでもらったサーキットトレーニングを一通りやると約2時間、それからシャワーを浴びて3種類のジャグジーを各10分で約35分、おしまいにリラックスルームでマッサージ椅子で身体をほぐすこと30分、合わせて3時間強のメニューをこなすのである。

この間の徹夜明けのような厳しい状況でも、このトレーニングにはいつものように行った。その結果、1月からの約半年で、節酒もダイエットもせずに、5kgの減量に成功したのである。また、生活習慣病の方にはおなじみの数値ヘモグロビンA1cも、8点台から6点台に劇的に改善している(薬を飲んでの数値ではあるが)。

今回のトレーニングは減量よりも体調と体の緩みをリカバリーするのが目的だから、極力食事制限はしないで続けるつもりである。できれば、秋のケアンズ(エコノミーで8時間)までにあと3kg、年末までにあと5kg削って、「せいうち」から脱却したいものである。

[Jun 23, 2005]

せいうち日記2

先週の土曜日は月の一度の検査、ついでに前回の検査結果の説明を受ける。前に書いたように今年1月のテニアンで鏡に映ったせいうちを見てシェイプアップを決意した私であるが、その後1ヵ月に1kgというペースをすでに8ヵ月続けている。スポーツジムとプールも毎週行っている。

その効果なのか、先月の検査ではヘモグロビンA1cが5.4、血糖値が80、中性脂肪が140、総コレステロールが199、ついでにGOPが16、GOTが10という信じられないような数値が出たのである(成人病に詳しくない方のために付け加えると、信じられないような「いい」数字です)。

家に帰って昔の人間ドックの結果をひっくり返して調べてみた。もちろん、薬を飲んでの数字なので過信はできないにせよ、これに匹敵する数字を出したのは12年前、今よりもさらに15kg体重が少ない頃まで遡らなければならない。なるほど運動というのは効果が大きいのだなあ、と感心した。

腰のあたりもかなりスマートになって、ズボンのウェストでいうと9㎝小さくなった。さすがにこれだけ違うとサイズが合わなくなるので、日曜日に新しいのを買いに行った。あと3㎝縮まると普通にたくさん種類があるのだが、まだキングサイズしか入らない。それでも、あと3㎝とというのは決して無理なことではなく、なんとなくうれしい気持ちになった。

ところが日曜日の夜、帰りの電車で空いた席に座ると、すいていたため向かいの席のガラス窓に映ったのは、あいかわらずのせいうちであったのである。これでは、ひとから見たら以前と区別がつかない。まだまだ節制が足りない、と思った次第である。今週のテニアンも、トレーニングウェアと水着は持っていくことにした。

[Sep 1, 2005]

あと1kg~せいうち日記3

今年1月、テニアンの全身鏡で「せいうち」を発見して以来10ヵ月、早いもので2005年も残すところ3ヵ月である。食事制限はほとんどやらず、スポーツジムとプールでのトレーニングにより月1kgを目標に減量を続けてきて、先月末まで予定どおりというか、9kgのシェイプアップに成功した。

とはいえ、減量自体は決して順調であった訳ではない。以前は食事制限で月3~5kgの減量は平気でしてきたし(その分リバウンドしたが)、なにしろ分母が大きいので月1kgなら楽にできると思っていたのだが、始めてみると月に2kg楽に絞れてしまう時もあれば、1kgがどうしても落ちない時もある。実を言うと、9月は後者であった。

ケアンズから帰って、まだ2kg重い。こうなると、心ならずも食事の量を減らす他はない。火曜日の夜はそば、水曜日はうどんである。それでも0.5kg落とすのがやっと。期末だから、ウィークデイにプールに行く時間がない。どうしようと思っていたら、木曜日、金曜日と、いずれもポーカーのお誘いがあった。夜更しと節食がともに可能であるポーカーは、減量に非常に具合がよろしい。時間ギリギリまで残業なので、さらに効果が期待できる。

金曜日のDUKEから帰って寝たのは2時、夜の時点であと1kg。土曜日は7時前に起きて、ウォーキングである。ひと汗かいてシャワーを浴びるとぴったり9月の減量分だった。病院に行って検査。数値もよく、またまた誉められる。ただ、朝運動してシャワーを浴びると血圧が上下20くらいずつ下がるので、ずるをしているような気がする。

もう10月であるから、今月分の減量を果たすとちょうど10kgのシェイプアップになる。先月の苦労もあるので、昨日からトレーニングの負荷を上げた。前回負荷を上げたのは4月だから、ちょうど半年前になる。やはり汗のかき方が違うし、一晩たったら今朝は筋肉痛である。でも、ここががんばりどころ。あと1kgのうち、昨日のトレーニング後の計量ですでに0.5kgは落とした。なんとか、目標達成したいものである。

[Oct 3, 2005]

散歩~せいうち日記4

先週末は検査の日。ということは、前回より1kg減のノルマを達成しなければならない。実は、一度そこまで落としているので安心していたのだが、ケアンズでおいしいものを食べて帰ったら火曜日の朝で3kg重かった。

まあ、飲みすぎ食べすぎが原因なのは明らかだから、1kgは普通にしていれば落ちる。ウィークデイに一度プールに行って、木・金は例によってポーカーに行って夕食を簡単にすればもう1kgも落ちる。あと1kgは当日朝に歩いて風呂に入ればいい、と大ざっぱに計画を立てた。

そして、実際に水、木、金とぴったり0.5kgずつ落ちて、土曜日の朝であと1kgである。外は雨。昨晩のDUKEで食べたたこ焼きとビールが余計だったかなあ、と思ったが後の祭りである。傘を差して散歩に出かけた。

家から5分も歩かないうちに市街化調整区域であり、昔ながらの林と田んぼになる。刈り入れは9月に終わっているので田んぼは地面が見えて黒く、蛙の声も聞こえない。10分も歩くと電柱すら見えなくなる。子供の頃に見た景色と全く変わらない。しばらく行くとちょっと小高くなったところにそれほど古くないが廃屋がある。聞いた話では、ある大学教授がこのあたりの景色をとても気に入って別荘にしていたのだが、ニュータウンの開発が始まって山が削られたり家が建つのが見えるようになって、嫌になってしまい売ってしまったということである。その気持ちはよく分かる。

ここらあたりは山と山の間の低くなったところを田んぼにしているので、山添いに田んぼを見ながら歩く。農道とはいえトラクターとか機械が通るので、簡単な舗装もなされている。おもしろいのは、これくらいの雨が降るとそうした舗装道路はすぐに水たまりになって歩きづらいのだが、舗装されていないあぜ道では水たまりもできず、大して濡れてもいないことである。土の力って偉大なのだなあ、と思ってしまう。

昔は防風林だったのであろう杉の大木が連なる森のかげに、園芸用樹木を育てている農家がある。いまはやりのコニファーと総称される針葉樹である。一口にコニファーといってもいろいろな種類があって、街路樹のポプラみたいに大木になるものもあれば、ぷっくりと太っていくものもある。クリスマスツリーにちょうどいい円錐形のきれいな形のものもある。そうした樹木をみてぐるっと回って家に帰るとほぼ1時間のルートである。

その後風呂にゆっくりつかって、そこでヘルスメーターに乗るとぴったり予定した体重である。こうして、今月も1月1kgを達成したのであるが、なぜか血糖値が若干ながら上がっている。「どうしたんですかね~。何か変わったことしました?」とお医者さんに聞かれ、「何もしてません。いつもどおりです」といいながら、もしかしたら、木曜夜に2杯飲んだオレンジジュースかなあ、などと思ったのでありました。

[Nov 14, 2005]

正月太り~せいうち日記5

昨年1月のテニアンで一念発起してから丸一年、ちょうど10kgのシェイプアップに成功したのであるが、年末年始にはやはり人並みにいろいろな集まりがあって、しかも休みの間はトレーニングセンターも開いていない。結局年が明けてしばらくするとやはり体重は戻ってしまった。約3kgのリバウンドである。

最初は、「1年中節制しているわけにはいかないし、まあ少々増えるのは仕方がない」とおっとり構えていたのだが、トレーニングを再開しても体重が再び減少する兆しが見えない。それどころか、放っておくとさらに増えそうな気配すらみえる。これはどうしたことだろう。

聞いた話では、体というのは非常に賢く出来ていて、トレーニングとかで負荷をかけていくとそれに応じて体を調整(シェイプアップ)していくのだが、ある程度までくるとその負荷に体が慣れてしまい、より少ないエネルギーでそれをこなしてしまう(つまり、体力がつくということ)、ということであるらしい。従って、同程度のダイエットをして同程度のトレーニングメニューをこなしていると、どこかで入と出のバランスがあってしまい、減っていた体重は停滞あるいは増加に向かうということなのである。

それでも、とにかくトレーニングは続けなければならない、と思っていたら今週は金曜日の深夜から大雪になった。土曜日の朝起きたら、すでに10cm近い積雪である。加えて、さらに降り続いている。奥さんが家の前を雪かきするのだが、きれいにするそばからまた積もってしまうような状況である。山一つ越えた成田空港で滑走路がだめで何千人泊り込んだらしいが、こちらもそんな状況でトレーニングセンターには行けず、一日オンラインポーカーで過ごしてしまった。

日曜日は朝から晴れ。一晩でさらに10cmくらい積もったが、道路はなんとか大丈夫。再び家の前の雪かきを済ませて、10時過ぎからトレーニングセンターへ。今年すでに3回目にもかかわらず、昨日の体たらくのせいか、異常なほど汗をかく。先週までは「冬だからなー。汗をかきづらいのかもしれないなー」と思っていたのにである。結局、正月太りのリカバリーはこれまでのところ、できていない。

それでも、実はある秘密兵器を年明けから使用しており、この効果がそのうち現れるのではないかと期待している。その秘密兵器とは、「アンクル・ウェイト」。足首に装着する重りである。1つ1kg、両足で2kg、これを通勤のときも、浅草橋のときにも付けているのである。こうした地道な努力で、今年もせいうちからの脱却に向けて、着実に前進していきたい。

[Jan 23, 2006]

このところオーバーワーク気味だったので・・・~せいうち日記6

4月にマカオと岡山、5月にテニアンと休みのすべてをレジャーにあてていたら、テニアンの超寝不足が響いたらしくとうとう先週はダウンした。久しぶりの熱発である。木曜日は会社を休み、週末は浅草橋、上野の予定を全休して、休養にあてた。一昨日はリハビリを兼ねてトレーニングである。

印旛村のトレーニングセンターの村外利用は1回3時間800円。清掃事業組合のプール2時間400円よりはちょっと高めだが、それでも民間施設だと月7、8千円はかかるから格安といっていい。エアロバイク~マシントレーニング~ウォーキングマシン~ダンベル~エアロバイク~ダンベル~エアロバイク~柔軟体操とやって2時間弱、普段はそれが終わってからジャグジーなのだが、病み上がりなのでこれはやめておいた。

実は正月明けに3kgリバウンドしたのが、依然として戻らない。テニアン前はさらに2kgほどオーバーウェイトだったのだが、テニアンから帰ってきて計るとなんと減っている。いつもは遠征帰りには若干増えるので、テニアンでいつもどおりジムには行ったのだけれどこれはおかしいな、と思っていたら、やはりオーバーワークだったようだ。

遊びでオーバーワークというのも変なのだが、前は帰国後は1日休養日を作っていたところを、最近は目いっぱい遊んで帰って次の日会社というパターンが多くなったので、自分的にいうとやはりオーバーワークなんだろうと思う。

暖かくなってきたので、汗の出方も寒い時期とは大分違う。いま一番きついのはエアロバイクの140ワット(負荷=ペダルの重さの単位)10分間というやつで、2分もやっていると脈拍数が150を超える。年齢からコンピュータがはじいた数字の上限は155らしく、その水準になると「ミャクハクスウ ガ タカスギマス」というコメントが出てきて、ワット数を下げなくてはならない。体調がいいときには、なんとか10分間持つのだが、体調が今一歩だったり、このところのように室内が暑いと、6分を超えるあたりが限界である。

マラソンとかやっていると、きついのはきついのだが、どの位までがんばれるかという挑戦の意味合いもあって、もしかしたら危ないところまでがんばっているような気もするし、現実に年間何人かはマラソン大会で急死してしまう人がいる。その点、このエアロバイクでは、脈拍数という客観的な数値で限界を示してくれるので分かりやすくていい。

若いというか子供の頃には、「根性が足りない」とか「水は飲むな」とか、今考えるととんでもないトレーニングをしていたものだが、今のように体力に合わせたトレーニングというものが昔からあったら、ここまで太らなくてもすんだような気もするし、やっぱり太ってしまったような気もする。

[May 23, 2006]

隣村スポーツクラブの近況~せいうち日記7

夏が終わりに近づいた。このところ週末はテニアンに行ったりして忙しかったので、先週は久しぶりにスポーツクラブに行った。例によって、1回の利用料が800円である隣村の公営スポーツセンターである。1年半ほど前から「脱せいうち」をめざして通っているのだが、このところあまり利用者が多くない。

ただ残っている人の多くは常連客で、コースが似ているのでそこで混み合ってしまう(例えば、エアロバイクは7台あるのに、ダンベル用の台は1つしかない)。逆に言うと、リピーターが増えていない。

1回800円は確かに民間の施設よりはかなり安いが、かといって月に何回も通えばそれなりに負担となる。65歳以上とか村内利用者はちょっと安くなっているのでそういう人は残るが、私のような村外利用者はなかなか厳しい。

私の場合はせいうち脱却という見た目に加えて糖尿病という要因があるので続けざるを得ないけれども、ただダイエットというだけでは続かないのも無理はない。村内老人客も結構いたのだが、最近目立たないのは夏だからなのか、それとも自然減なのだろうか(あわわ)。

新しい機械など、かなりオカネもかかっているのは、おそらく「平成の大合併」を見込んで大盤振る舞いしたのだろう。合併がご破算になってしまったので、施設の維持管理はなかなか大変なのではないかと思う。

そのせいなのかどうか、さいきん空調が弱いのである。人が多いときには空調を強めにして、かつでかい扇風機みたいな機械を回してトレーニングルームの空気を循環させているのだが、それがあまり効いていないのは経費節減の一環なのか、とちょっと勘ぐってしまうほどである。

だから、10分間のグライデックス(手足を同時に動かすウォーキングマシン)や10分間のエアロバイクを負荷をかけてやると、かなり苦しい。汗があっという間に噴き出してくる上に、脈拍が急上昇する。脈拍が155(1分間)を超えると負荷を下げなければならず、予定通りのトレーニングをこなすことができない。

きつくてできないというのは自分の体に責任があるが、暑くてできないというのは半分施設の責任である。でもそんなことで文句を言っても仕方ないので、この日のトレーニングは早めに切り上げた。

トレーニングの後はジャグジーである。最近はジャグジーもがらがらなのだが、こちらはすいている方が気持ちがいい。人間洗濯機のような「アクアビューティー」という機械と、普通のジャグジー「アクアエレガンス」、それに5角形の5人用バス「アクアファイブ」を10分ずつ。その間他の人は全く来なかった。この部屋は、入れる機械を「介護用浴槽」に代えればすぐに老人施設に転用できそうだなあ、などと思いながら手足を思い切り伸ばした。

正月に増えてしまった体重は、依然として戻らない。でも、トレーニングの目的はウェイトコントロールではなく、体調の維持である。以前は夜中1、2時間ごとにトイレに起きていたが、最近は大体3時間、体調がいい時だと5、6時間は続けて眠れるようになった。それだけでも、続けている意味はある。

とはいえ、これ以上太ると買い換えたスラックスが入らなくなる。スポーツの秋に向けて、2~3kg程度は下げるように心がけようと思っている今日この頃である。

[Sep 13, 2006]

参りました~せいうち日記8

不定期連載のせいうち日記もこれが8回目。実は9月に最後に書いた後ちょっとばたばたしていて、トレーニングに定期的に行けない期間が続いていた。

ウェイトが増えているのは間違いないので体重計に乗る勇気もなく、幸い夜はぐっすり眠れるので(この連載に詳しくない方に念のため説明しますと、糖尿病になると夜1時間おきにトイレに起きるのでいくら寝ても寝不足になります)まあ体調は悪くないのだろうと、あまりウェイトコントロールには気を使わない日々が続いていたのである。

ところが、もう1年以上前に固く健闘を誓い合ったライバルであるA嬢から挑戦的なメッセージが届いた。なんと、今年に入ってから○○kg(個人情報に触れますので明記しませんが2桁です)のウェイトコントロールに成功したというのである。おまけに、「最近せいうち日記を見ていませんが、どうなりましたか?」などと痛いところを突いてくる。あんまりくやしいので、昨日の午後はスポーツジムに行った。

他のところにも書いたのだが、私のダイエット最高記録は2回あって、それぞれ20kgの減量に成功している。ともに、転職のとき健康診断で引っかからないように、必死にやせたのだ。そしてそのつど、リバウンドしている。そして約2年前、ついに一念発起してせいうち脱却をめざしたわけである。帰り際に、キーに記録してある今年の記録をみたら、昨日が今年23回目だった。ちょうど月2回のペースである。そして、同じくらいの数プールにも行っている。

それなのに、スポーツジムには入ったけれど1回も行っていないというA嬢と、なぜこんなに差がつくのだろう(私だって、夜中に食べたりはしていない)。それは、基礎代謝の差というものである。

基礎代謝、つまり何もしなくても息をしているだけで消費するエネルギーのことであるが、私もA嬢くらいの年代には20kg減らしたけれど、あの頃はちょっと食事を控えることによる効果がすごく大きかった。若い時はほんとに、エネルギーをたくさん消費して生きているのである。ところが年をとってしまうと、それほどエネルギーを使わなくても生きていけるように、体が変わってきてしまうのだ。

だから年をとってからのウェイトコンロールは大変なんだぞ、と負け惜しみを言うだけ言わせていただいて、それでも○○kgのダイエットに敬意を表してA嬢には「参りました」と申し上げなくてはなりません。

でも、A嬢からのメッセージに刺激されて何ヶ月かぶりで体重計に乗ったら、増えていたのは3kg、2年前と比べると5kgは落ちている。ひとまず参りましたと言ってはみたものの、1月には人間ドックもあることだし、ちっとがんばってみっかなあ、と思ってしまう私でありました。

[Dec 4, 2006]

高血圧?~せいうち日記9

さる1月5日は年に一度の人間ドックである。なんでこんな新年早々に設定するかというと、この日は健診センターもすいていることに加え、年末年始の深酒に対する心理的な抑制効果を期待するためである。そして、ほとんど受診者がいなくて短時間で終ったのは予想通りだったのだが、肝心の健診の方で引っかかってしまった。

この正月は、我中忘年会でGさんからいただいた「森以蔵」をはじめ、長男が勤め先からいただいてきた泡盛古酒、それにふぐのひれ酒、ワイン、シャンパンなどを飲みまくって、12月に検査した時より2~3kgはウェイトオーバーであった。加えてたまったNFLの録画を見ることが多くて運動不足。それでも体調は悪くなかったので少し油断していたことは確かである。

自動血圧測定器で測ると、上が148、下が98。普段はだいたい130-80、昨年の人間ドックは118-68だからだいぶ違う。「ちょっと高いですね。後で内科検診があるので、もう一度測ってみてください。」と看護婦さんに言われる。しばらく他の項目を検査してから内科検診になり、お医者さんが測ると、なんと155-102くらいに上がっている。

「あー、これはそろそろ本格的に減量しないといけないですね。糖尿もありますしね。」と言われてしまう。ちょっとショックである。肥満、糖尿、高脂血症と生活習慣病の三色を揃えているのだが、血圧だけは正常なのがひそかな自慢だったのだ(このレベルにとどまっていれば、2000点スタートの25-50くらいのもので、そんなに急には命にかかわらないはず・・だが)。

20代で急激に太った時(3年余りで30~40kg)、やはり会社の健診で「このままいくと10年かからないで高血圧になりますよ」と言われたのだが、それ以来20年たったがなんともない。高血圧から動脈硬化になると、首のあたりの動脈がX線でみて分かるほど太くなるらしい(?)のだが、そういうことも今のところない。

ところが、この数値である。血圧は変動幅が大きいので、たまたまこういう結果になることもあるらしいのだが、何にせよ再び節制しなくてはならないようである。ふつう高血圧には自覚症状がないのだが、そういえばこのところいらいらすることが多い。高血圧だからいらいらするのか、いらいらするから高血圧になるのかは微妙なところだが、仕事はなかなか前に進まないし、最近通勤経路で「女性専用車」などというものを始めたので、毎朝しゃくにさわって仕方がないのである。

早速、次の日にはスポーツクラブへ行って、今年のトレーニング始めをしてきたのでありました。

[Jan 11, 2007]

モスキート音~せいうち日記10

巷でモスキート音が話題になっている。耳の老化により加齢とともに高い周波数の音が聞き取れなくなるため、高周波のブザーを鳴らすと若い人にはすぐ分かるのだが年寄りには聞き取れないということである。

だから、外国ではこのブザーを良からぬ若者が屯ろする場所に流すことによって他へ移動させるとか、日本でも最近授業中の呼び出し音にモスキート音を使って生徒同士ではバレバレだが先生には全然分からないとか、なんてことがあるらしい。

年齢を重ねたにもかかわらず人としての重みはないが体重はあるというこの私も、さっそく試してみた。コンピュータの雑音と区別がつきにくいのだが、キーンという蚊の羽音というより健康診断の耳の検査のもっときついような音が、13KHzだとはっきり分かり、15KHzだと左耳だけが聞こえ、16KHzを超えると全く分からない。(ちなみに家の娘21歳は楽勝で「何それ?気持ち悪い」)

上にあげた撃退ブザーやモスキート着信音は17KHzというから、いくら若いつもりでいてももはや若い人には付いていけないというまことに残酷な結果が明らかになった。

だから、ダンベルも村のスポーツジムで一番重い10kgを使って得意がっているのではなく、年相応に無理のないウェイトにしなければならないなぁと思いながら昨日もジムに行って血圧を測ってみると、運動前でもそれほど高くない。最近週2のペースでプールorスポーツクラブに行っているし、テニアンの超寝不足が効いたのか体重も一気に2kgほど落ちている。暖かくなってきたせいか体も軽い。ようやく、一時期の低調から脱しつつあるようだ。

前回書いたように1月の健康診断ではこれまでの糖尿、コレステロールに加えて高血圧という三冠を達成してしまったのであるが、正直なところ昔ほど食べていないし飲んでいない。そんなことはないと思われる方もいらっしゃるかもしれないが、本当にそうなのである。

最後に意識を失うほど(どうやって帰ったか覚えていないほど)飲んだのはかれこれ7、8年前。その時は錦糸町の駅前で始発まで野宿した(勝手にシャッターのところで寝てた)のだが、ご商売の外国人お姉さま方が何度もやってきたことを覚えている、って何の話をしてるんだか。とにかく昔ほど飲まない、というより飲めなくなってしまったのである。

そういえば、画期的なダイエットに成功した15年くらい前はそれこそ10kgくらいは一直線に落ちていったものだが、一昨年からせいうち脱却を図っていろいろやってみたにもかかわらずやっとなんとか6kgくらいというのがすごく物足りなく感じていた。

モスキート音が聞こえなくなったように、私の頭も体も確実にガタが来ているようだ。だとすれば、せいうちから脱却するというよりも、多少なりとも脂肪の少ないせいうちになるくらいに目標を低くした方がいいのかもしれない。

[Mar 5, 2007]

せいうち日記11-20