せいうち・・・セイウチ科セイウチ属の肉食獣で、北極圏に生息する。体重は成獣で500kgから1200kgに達する。最初は減量日記で始まりましたが、日々は移ろい、リタイア生活の徒然日記になりました。
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コロナがなくてもStay Home ~せいうち日記131

非常事態宣言が延長された。TVではうるさくStay Homeと繰り返すけれども、以前からゴールデンウィークは家にいることにしているので、コロナがあってもなくても日常生活はほとんど変わらない。

いつもの年と違うことは、山歩きができないことと、図書館やスポーツジムに行けないことである。山歩きは近所の里山で何とか代替することができるけれども、図書館やジムはやっていないのでどうしようもない。

このところのマイブームは、土・日に無料放送のグリーンチャンネルを見ることである。グリーンチャンネルとは中央競馬(JRA)の開催レースをライブで流す有料放送で、普段だと月1,320円かかるところが競馬場・場外に入場できないため無料、スカパーの基本料金429円だけである。

こんなに熱心に競馬を見るのは、かれこれ四半世紀ぶりである。昔は電話投票の口座をなかなか開けなかったが、今ではその気になればすぐにネット投票可能である。とはいえ、中継を見るだけで馬券を買わなくても十分楽しむことができる。

4月中旬からローカル開催の福島競馬が始まって、3場同時開催である。3場が次々スタートするので、あっという間に次のレースが始まる。そして福島競馬場は、私がローカル競馬場の中で最も足を運んだ競馬場なのである。

そういえば、まだ記録が残っているはずと思って探してみたら、あった。92年の7月開催だから、28年前になる。土・日のレーシングプログラムと泊まったホテルのパンフレットがあるから、泊りがけで行ったのだろう。

この時は泊りがけだったが、日帰りで何度も足を運んでいる。子守りを兼ねて、まだ幼稚園の子供2人を連れて車で行ったこともある。まだ後部座席のシートベルトが強制されていなかった時代だが、危ないのでシートベルトをさせて高速を走った。ソフトクリームを買ったら落として泣かれ、走行中なのでどうにもできなくて困ったことを思い出す。

なぜか記憶に残っているのはそういう競馬とは関係ないことや、ホテルの窓からヨーカドーの看板が大きく見えたこと、競馬場のスタンドから信夫山が大きく見えたことくらいで、レースのことはほとんど覚えていない。

ここ30年くらいで、札幌、新潟、阪神は大きなコース改修をしたけれど、福島競馬場はマイナーチェンジだけである。ダート1150mなどというコースはなかったし、周囲の建物も増えたけれども、それ以外は内ラチ沿いがすぐ荒れることを含めて昔と同じなのはうれしい。

土・日はそのように競馬中継で過ごすのだが、平日に多く時間を割くようになってのはYouTubeである。しばらく前にAmazon Fire Stickを買ったので、47インチのTVで見ることができるのだが、思っていたより画質がいいので驚いている。

ここ数日で、初音ミクの曲をかなり覚えた(りったんりったんが耳について離れない)。ヨッキれん氏「山行が」の動画も本格的なものがあって、Stay Home特別企画でCMが入らないのでひととおり鑑賞した。おとといは、山梨55号が昼前から午後まで山盛りだったし。

奥さんは、ヒロシチャンネルのキャンプ動画を飽きずに見ている。風呂がないので山にもキャンプにも行かないのだが、焚火の周りで他愛のない話をしているのを見るのが好きなのだそうである。

ただでさえ外に出るのは嫌なのに、来ないでくれとうるさく言っているのをわざわざ出かける必要はない。来るな来るなと新幹線や高速道路の出入口でしつこく言っているのを見て、いつかまた来てくださいと言ってものこのこ出かけるのはできれば断りたい連中ばかりだろうと思う。

家にいるだけで十分楽しいし、こういう機会にしかできないこともある。他人は自分の思うように動かないけれども、自分の心持ちだけは自分である程度コントロールできる。そうやって、できるだけストレスを少なく打たれ越すしかない時期もある。

これから先、こんなふうにある時点でサドンデスとなる可能性はかなりあるとふと思う。でも、これまでその時その時でやりたいことを精一杯やってきた。もちろん、まだまだやりたいことはたくさんあり、「見るべきものは見つ」とまでは言えないにしても。

いろいろ思うに任せないことも多かったけれど、そんなに残念な人生、悔いが残る人生ではなかったと改めて思ったりする。

昔の記録をときどき取り出して見るのは楽しい。28年前の福島競馬。メインレースの馬券を貼っていないところをみると、取ったのかもしれない。


[May 7, 2020]


Stay Homeで初音ミクと天鳳を開拓 ~せいうち日記132

コロナ騒ぎでStay Homeが続いた。山に出かけることは遠慮すべきであるし、図書館もスポーツジムもやっていないので生活のリズムが崩れている。家の近くを散歩するくらいなので、3kgほど体重が増えてしまった。

最近の大きな楽しみだった将棋のライブ中継も、移動自粛で対局はほとんど行われていない。名人戦も叡王戦も番勝負が日延べされてしまい、進行中のタイトル戦もストップしている。止むをえないことといえ、手持ち無沙汰である。

ゴールデンウィークのあたりでは、グリーンチャンネルの無料放送のある土・日以外は、さしあたりすることがなくなってしまった。そこでいろいろ探した結果、60過ぎて初音ミクに目覚め、ボーカロイド(初音ミクとか巡音ルカとか)曲を何百曲と聴いた。

ボーカロイド曲のほぼすべてはYoutubeやニコニコ動画にアップされているので無料で聴くことができ、多くの曲は無料でダウンロードできる。パソコンからiPODに入れてもタダである。

今を時めくシンガーソングライターである米津玄師も、若い頃ハンドルネーム「ハチ」で初音ミクの曲をいくつも書いている。AKBやジャニーズが嫌で遠ざかっている間に、J-POP界も面白くなっていたものである。

そんなふうにGWを過ごして、久々に公営プールが開いて行ってみたところ、これまで全然分からなかったBGMがやたらと分かるのである。これは米津、これは髭DAN、これはあいみょん、などなど。人生死ぬまで勉強である。

そして、5月中旬になって始めたのが、ネットマージャンである。ネットでマージャンをするならポーカーの方がいいと思っていたのだが、ポーカーの場合どうしても海外のサイトになるので変なメールが増えるのが困る点である。

とはいえ、自分の好きな時間家にいて楽しむことのできるネットマージャンは、Stay Homeにはぴったりである。いろいろ調べたところ、運営会社は日本国内なのでそれほど危ないことはなさそうだし、操作もしていないようである。

「天鳳」というサイトが最も大手で、数十万人の会員がいるらしい。完全な競技マージャンで、賭けるものは各自のレーティングと段位・級位だけである。25日550円と料金もリーズナブルである。

思い立ったが吉日、さっそくダウンロードして課金、挑戦開始した。マージャンはかれこれ四半世紀ぶり。高校から社会人前半は大層打ち込んだものである。自分のHPにも、マージャンについて書いたことがある。

そして始めたのだが、これがまた面白いのである。相手の顔が直接見えないのが気楽だし、勝っても負けてもおカネのやりとりがないのがうれしい。段位やレイティングがこれほどインセンティブになるとは思わなかった。

そして、ネットマージャンだけの特徴が、自分の戦った一局が他人の配牌・ツモも含めて「牌譜」として記録されていることである。なぜ負けたのか、あの場面で相手が何を考えていたのかを振り返ることができる。

昔はこんなシステムはなかった。そもそも、一度打ったマージャンを振り返ることすらできなかった。漠然とした印象で、自分のどこが悪くて負けたのかは反省しようがあるけれども、それ以上に考えるべきことがなかったのである。

だから、対戦して楽しむだけでなく、牌譜を使って戦いを後から振り返るのがとても楽しい。よく「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」と言われるが、不思議の負けも実際には多い。負けた一局を振り返るのも、結構楽しんで時間を使っている。

「天鳳」についてはいろいろな発見があるので、稿を改めてまた書いてみたい。このサイトの題名どおりの記事が久々に登場することになるかもしれない。ちなみに、9級から初段までは3日で進級し、ただいま二段でそろそろ次の課金である。

60過ぎて初音ミクを何百曲も聴いたのは、Stay Homeがあったからでしょう。人生死ぬまで勉強です。


[Jun 11, 2020]


久しぶりの活字は目に堪える ~せいうち日記133

6月中旬になって、ようやく市の図書館が開いた。まだ閲覧サービスはできずに貸出・返却だけだけれど、とにかく通常サービスへの第一歩である。さっそく、数ヶ月借りっぱなしだった本を返しがてら行ってきた。

千葉ニュータウン地域は複数の自治体が入り組んでいるので、本埜村の時代から隣の市でも図書館カードを作ることができた。現在は市町村合併があって集約されたが、印西市・白井市・成田市の図書館が利用可能である。

小室があるのでおそらく船橋市も利用可能とは思うのだが、20年前まで船橋市民で、図書館の駐車場の少なさと場所の不便さは身にしみているので、行く気になれない。千葉ニューに来てまず驚いたのは、公共施設に車で行けることなのであった。

さて、再開したとはいえ、どの図書館も貸出・返却のみで閲覧は認められていない。だから、新聞・雑誌は書棚から片付けられているし、ソファやいすもテープを貼って使用禁止にしてある。白井市などは、図書検索機すら使用禁止である。

それでも、開架してある書棚を見て回って、よさそうな本を選んで借りることはできるようになった。閉鎖していた数ヶ月に新規で購入した本も結構あって、館内を一回りすると結構な冊数を選ぶことになってしまった。

そうやって3市から新しく借りた本は十数冊である。さっそく読み始めたのだけれど、ここ数ヶ月新しい本を目にしていなかったものだから、なんと、活字で目が疲れるのである。

リタイア以降そうしたことはなかったのに、1時間も続けて読んでいると目の奥が疲れてそれ以上は無理である。久しぶりに、キューピーコーワiを飲んで、眼精疲労を手当てしなければならなくなった。

そして、抽選で当たらなければ中にいれてもらえない国会図書館であるが、3週目に入ってようやく当選のお知らせが届き、めでたく入れることになった。

ご存じのとおり、国会図書館は一般客への本の貸出は行っていない。だから市の図書館のように閲覧禁止という訳にはいかない。どんなものだろうかと興味津々である。

入口まで行くと、まず検温と抽選結果の確認があり、すぐには中に入れないようになっている。もちろんアルコール消毒があって、ようやくロッカー室に入れる。抽選しているだけあって、見た目にも来館者は少ない。

新聞閲覧室にも行ってみたがいつもどおりで、閲覧不可ということにはなっていない。いつもより少ない来館者が、静かに新聞のバックナンバーを見たり、コピーの依頼をしていた。

本館2階の閲覧室は1つの机に1人しか座れないようになっていて、収容人員は3分の1というところである。普段からそのくらいしか座っていないが、今回は部屋全体で4~5人しかいなかった。もう少し入れてもいいのにと思った。

来館者が少ないためだろうか、レストランの営業も弁当だけで、それでも600円なのでいつもの定食と変わらない。飲み物は水のセルフービスだけなので、コストパフォーマンスは低くなっている。カウンターもテーブルも、プラスチックとビニールの防御板で隔離されている。

まあ、時節柄こういうことになるのはやむを得ないが、抽選となると天気を選べないのでたいへん不便である。この日も東急線のダイヤ乱れで地下鉄がちゃんと動かず、帰ろうかと思ったくらいである。この日しか入れないので、動かない車内でがまんしていたのでありました。

千葉ニュー住民は印西市・白井市・成田市の図書館を使うことができるが、施設的には白井がいちばん近代的。3階にあるプラネタリウムにも何度か行った。


[Jul 14,2020]


リタイア4年目 ~せいうち日記134

7月が終わって、リタイアからまる4年が経過した。他人より6年ほど早いリタイアだと思っていたけれど、早くも3分の2が過ぎたことになる。幸いに、経済的な問題がさし迫るということはなく、ぼちぼちやっている。

先日は、年に何度か訪れる守谷の「藤井商店」まで出かけた。会計の時になって「2万2千円です」と言われてしまい、夫婦で財布を総ざらいする羽目になった。この店はkg単位なので、あっという間にそういう値段になってしまうのである。

その晩は、おいしい常陸牛でワインをいただいた。まるで王侯貴族のようだと思った。ただおカネだけあっても、こういう暮らしはできない。口に合う食材を調達し、居心地のいい場所を確保するには、それなりの時間と手間が必要なのである(奥さんには、「私がいるからでしょ」と言われる)。

それはそうと、とうとう7月は、ぐずついた梅雨空のまま1ヶ月が経過してしまった。

上旬に九州豪雨で球磨川が氾濫したのに続き、下旬には東北豪雨で最上川が氾濫した。日本三大急流のうち2つが、1ヶ月の間に大変なことになった。改めて、被災した方々にはお見舞い申し上げたい。

最上川については、当初国交省は「これは氾濫ではなく越水(溢水?)」とコメントしていたようで、ニュースでそう言っていた。しかし、定点カメラの映像(下の左沢=あてらざわの画面)を見ると、どう見ても川が堤防を越えて、家や道路に流れ込んでいる。

「はんらん」と言えば「ワルキューレの反乱」で、「氾濫」なんて言葉を一般庶民はようやく耳慣れたというのに、細かい専門用語の定義を問題にするとは、実にお役所仕事だなぁと思った。

いずれにしても、コロナ第2波が来ているのに遠出は気が進まないし、天気も悪いのでずっとStay Homeである。ここ最近、日ごとのルーティーンワークが新たに加わってきた。朝食の前後にBSの海外ニュースを見ることと、家の簡単な掃除である。

国内のニュースはどう考えても偏向していて、まるで大本営発表を垂れ流した第二次大戦中のようだ。同じNHKなので過剰に期待することはできないが、海外ニュースは世界情勢が少しはダイレクトに入ってくる。

フランスとドイツのニュースが主だが、イギリスやロシア、ときどきアルジャジーラも放送される。アメリカの放送局が入らないのは、契約の関係だろうか。コロナ関連のニュースにしても、世界の取り上げ方はさまざまで参考になる。

7時15分になると奥様が朝ドラを見始めるので、交代して家の掃除をする。1日に15分か長くて30分、あまり深入りしないのがコツである。この時間で家全部はできないので、日ごとに床をやったり、トイレをやったり、窓をやったりいろいろする。

7月まるまる一ヶ月、「天鳳」(ネットマージャン)で全くツカない日が続いて、月末にはとうとう三段から二段に降格してしまった。別に550円/25日の課金以外に実害はないのだけれど、なんだか気分が晴れない日が続く。

とはいえ、ストレスといえばそのくらいで、客観的にみればこのご時世に恵まれた毎日を過ごしていることは間違いなさそうだ。ぜいたくを言ってはいけない。マージャンでツキがないことくらい甘受しよう。

2020年7月は球磨川に続き、最上川も氾濫した。写真の地点は「氾濫」ではなく「越水」(溢水?)だそうだが、いかにもお役所的なコメント。堤防越えたら同じことでしょう。(出典:国土交通省定点カメラ)


[Aug 6, 2020]


長梅雨から一転して連日猛暑 ~せいうち日記135

8月に入って、いきなり暑くなった。連日40℃近い最高気温が続き、とても日のあるうちに散歩できるような陽気ではなかった。

奥さんが「朝、散歩してる人いっぱいいるよ。あそこの奥さんも、ここの奥さんも」と言うので、朝5時前に出かけて、近くの公園の築山まで何度か歩いてみた。

船橋から千葉ニューに引っ越してきて、通勤電車が空いているのと、公共施設に駐車場が多いことに驚いたが、公園がたくさんあって広いのも千葉ニューの特徴である。20年前も多かったが、最近分譲地が増えるとともに公園もどんどん整備された。

歩いて行ける15~20分の範囲に、大規模な公園が3つ、小規模な公園だと20以上ある。小規模な方ですら船橋の大規模公園に匹敵する大きさで、三角ベースくらい楽にできる(禁止だが)。

築山があるのは昔からある大規模公園の一つで、標高41mの堂々たる山である。標高差40mというとイギリスの競馬場を思い出すが、頂上まで登ると空気の重さが違うような気がする。風が吹くと、気温も2~3℃低く感じる。

いつものように夕方歩くと、空気が重くて胸が苦しくてとても1時間歩き続けることなどできそうにないが、朝ならまだそこまで暑くはない。歩き始めはだるいのだが、汗が出るようになると体も軽くなる。

奥さんのいうように、まだ午前5時にもならない時間に、何人も散歩している。犬を連れている人もいるし、ランニングしている人もいる。おじさんもおばさんも、たいていは黙って歩いているのですがすがしい。

こうやって暑い盛りを打たれ越していけば、1週間で1年の50分の1が過ぎるし、2週間で二十四節がひとつ進む。いつまでも暑い訳ではないし、日が短くなればいつかは涼しくなる。2週間ほどの間に、目に見えて日の出の時刻が遅くなった。

いつまでも暑くはないということで思い出したが、かつて多くの時間を費やしてきたいろいろな楽しみが、今年になって次々とできなくなっている。もちろんコロナの影響が大きいし、他にもいろいろな要因が加わっている。

例えば香港情勢の緊迫である。おそらく、当分昔に戻ることはないだろう。香港・マカオに数ヶ月を開けず気軽に行っていたような時代は、あの頃しかなかったのかもしれない。

奥多摩や丹沢で道が崩れたり、上高地のキャンプ場に熊が現われたり、山歩きも気軽に行ける時代ではなくなってきている。いくら時間ができても、おカネが自由に使えても、できることできないことがある。

いま当り前にできていることが、明日も当り前にできるとは限らない。少なくとも、突然足腰が立たなくなってこれまでのように出歩けなくなる確率は、決して小さくないのである。

明日が今日と同じようにあるという油断した考えを持たないようにしなければならない、と改めて思う。

近所の公園には、高さ41mの築山がある。日中の散歩がきついので、朝早くここを登って運動している。


まだ午前6時前なのに、同じように築山に来る人達は結構多い。すれ違うのでマスクは必需品である。


[Sep 3, 2020]


久しぶりに泊まり山行、続いて襖張替え ~せいうち日記136

暑さ寒さも彼岸までとは言うけれども、今年は極端だった。彼岸直前まで、30℃を超える日が続いて日中は外に出られなかったのに、秋分の日を過ぎると洗濯物が乾かずコインランドリーに行かなければならなくなった。

雨が降っても気温が高いと、翌朝まで大体は乾く。しかし、夜の気温が20℃近くに下がると、翌朝になっても湿ったままである。着るものも厚手になっているので、なおさらである。早朝のコインランドリーで100円分乾燥機にかける。温かくて気持ちいい。

さて、連休に入ると混むので、前の週に尾瀬に行った。コロナ以来、長いこと泊りがけで山に行くことができなかったので9月にはと思っていたけれど、第1週は台風、第2週は超大型台風、第3週にようやくである。

天気を見ながら日取りを決めたので、宿もバスも2日前の予約である。当日バスタから乗ったのだが、尾瀬行の乗客はわずか4名。ところが、河口湖方面はバス2台になるほどの混雑で、上高地行きも見たところ半分くらい席が埋まっていた。

この差はなんだろう。尾瀬はやっぱり時代遅れなのかと思ったのだが、どうやらGo Toが関係しているらしい。バスが混んでいる方面はGo Toとタイアップしたいろいろな企画があるらしく、お得感から新規需要が発生しているようだ。

尾瀬だってGo Toで宿泊費が3割引きになるのだが、場所によっては地方自治体とか観光地独自の振興制度があって、実質割引はそれ以上になるらしい。まあ、印西市だって「食うポン」で飲食施設を無料で利用できるのだから、観光で稼ぐところはそれくらいやるだろう。

山行の報告については毎月曜の「中高年の山歩き」をご覧いただくとして、お彼岸前後のもう一つのイベントは、襖(ふすま)の張替えであった。

新築以来二十余年、畳は一度表替えしたが襖はずっとそのままだった。直に日が当たるため見た目にも劣化が激しく、前から気になっていた。

幸い、車検費用が思ったより安く済んだので、混まないうちにやってしまおうということで予約を入れた。近くのホームセンターでリーズナブルな価格でやってもらえるが、1泊2日かかる。

家には1階、2階にそれぞれ1つ和室があって、襖は計7ヶ所である。洋間or廊下との間仕切りは逆側が壁とお揃いのクロスであるため、片面だけ。その他は両面。費用は4万円弱になる。

業者さんの言うことには、片面だけ張り替えると糊が片方だけ付くため、どうしてもたわみが出てしまうという。そして、「この襖は中が段ボールなので、余計に表と裏で違ってきます。できれば、次回は襖自体を換えた方がいいですね」と言われた。

奥さんと、特に値切った訳でもないのに、そんなところでコストを削らなくてもいいのに、と話した。20年間、ちゃんとした襖だと思っていたのに、中が段ボールだとは知らなかった。もっとも、最近の家はみんなそうなのかもしれない。

そういうことはあったのだけれど、出来上がってくるとたいへんきれいに仕上がっている。まるで新築のようである。

そして、片面だけ新しくしてみると、もう片面のクロス張りが急に古びて見えてきたから妙なものである。家では誰もタバコを吸わないし、大事に使っているので築20年には見えないくらいきれいなのだが、新品と比べるとさすがに違う。

奥さんと、次に換えるのは20年後かな、と話す。「もう、その頃生きてないよ」と奥さんは言うのだが、20年なんてあっという間である。半分くらいの確率で、もう一回やらなければならないだろう。

新築以来20年間張り替えてなかった襖。きびしい日光で焼けてしまっていた。


見違えるほどきれいになりました。あと20年、生きていられるんだろうか。


[Oct 1, 2020]


るんちゃんが家にやって来た ~せいうち日記137

家の奥さんがパートで貯めたおカネで、リビングのソファとテレビ台を新調した。

これまでの応接セットも革製の立派なものだったのだが、もう20年以上使っていたものだから縫い目が破れてきたり、薄くなって綻びたりしていた。奥さんは言わないだけで前から気にしていて、何とかしたいと思っていたのだそうだ。

そしてこの秋になって、まさに理想のソファを見つけて、間髪をいれず買ったのである。奥さんによると、いまだかつて千葉ニューの家具屋で見たこともないようなグレードのものが、信じられないお値打ち価格で買うことができたという。

(千葉ニューの464号沿いには何軒も大型の家具店があるけれど、ちゃっちすぎるか高すぎるかどちらかだということである。)

実際に届いてみると、なるほどいい品物である。いままでとは違って構造部分は木目で、床から座面まで隙間が空いている。それを見て、私も以前から気になっていたことがあったのを思い出した。

というのは、週に一度はクイックルワイパーで拭き掃除をするのだけれど、すぐに綿ぼこりが溜まってしまうのである。なんとか、楽に掃除をする方法がないだろうか。

何年か前にダスキンが、サービスでお掃除ロボットを一ヶ月貸してくれたことがあった。三角形のパナソニック製お掃除ロボットであったが、結構まめにほこりを吸い取ってくれた。電気代もそれほど多くかかったという記憶はない。

そこで奥さんに、ルンバを買おうと思うがどうだろうと聞いてみると、実は奥さんもそれを考えていたという。「ルンバが入るように、床と隙間のあるものを選んだんだけど、おカネなくなったからまた貯めてからと思っていた」そうである。

さっそく翌日ケーズデンキに行き、ルンバを買ってきた。e5という型式で、集塵ボックスが水洗いできるようになったのが従来から進歩した点である。もっと最新式のものもあるのだけれど、最初だから5万円以内のものを選んだ。

そして、ルンバが家にやって来たのである。初期設定にスマホが必要なのには戸惑ったが(ガラケーしか持ってない)、wifiに接続したタブレットで代用したら何とかなった。

まず試しに30分ほど動かしてみた。動作音は意外と静かである。最新式だと部屋の形に合わせて最も効率的なルートで掃除するということだが、不規則に行ったり来たりするのも、なるほどルンバという感じがしていい。

驚いたのは、この30分ほどで集塵ボックスが一杯になるほどの綿ぼこりが取れたことである。さすがの吸引力というべきか、絨毯が弱ってきているのか、いずれにしてもお掃除は十分すぎるほどしてくれる。

操作はタブレットを使ってネット経由で行う(本体だけだとタイマーの設定ができない)。その際、ルンバに名前をつけるのだけれど、「るんちゃん」とすることで夫婦の意見が一致した。「どんな名前を付けたって、結局るんちゃんって呼ぶんだから」と奥さん。

というのは、前にダスキンのサービスで借りたのはパナソニックの「ルーロ」だったのだが、家では「るんちゃん」と呼んでいたのである。お掃除ロボットが「ルンバ」になってしまうのは、ステープラーがどこ製であっても「ホッチキス」になるのと同様、仕方のないことなのだろう。

時々隙間に入り込んで出られなくなると、タブレットに「るんちゃんが困っています」とメッセージが入る。ルンバをペット代わりにしている人がいるというけれど、気持ちが分かるようになった。

とうとうわが家にもるんちゃんがやって来た。初日のお掃除を終えて部屋に帰ったところ。


[Nov 5, 2020]


福助とアンダーアーマー ~せいうち日記138

今年の秋は妙な天気だった。10月に12月並みに寒い日が続いて雨も多かったのに、11月になると一転して暖かくなり、雨も少なかった。いったん冬物に衣替えしたのに、また秋物を出さなければならなかった。

秋物と冬物を出したりしまったりしているうちに、かなり傷んできているなと気づいた。先日書いたようにスーツを着ることが全くなくなった一方で、普段着は朝から晩まで着っぱなしである。着る回数が多く、着る時間が長くなっているのだから、傷むのは道理である。

普段着をどこで買うかというと、船橋に住んでいた頃はヨーカドー、千葉ニューに越してからはジャスコ(イオン)というのが相場だった。一時ユニクロで買ったこともあったが、種類もサイズも少ない。ジャスコも多くはないのだが、キングサイズのコーナーがあるので重宝していたのである。

ただ、いかんせん種類が少ない。それに、量販店であるにもかかわらず、1年ごとに品揃えを様変わりさせてしまうので、前の年よかったシリーズが翌年ないことも多い。困ったなと思っていた。

奥さんがご近所から、アウトレットのアンダーアーマーに行けばアメリカサイズがあってしかも安いというので、行ってみることにした。家の近くでアンダーアーマーがあるのは、阿見と酒々井のアウトレットである。

阿見には、奥さんの好きなストウブがあるし、高島屋で賞味期限間近のフォーションを買うのが以前からのお楽しみである。アンダーアーマーは、いちばん牛久大仏寄りの一角にある。

アンダーアーマーはもともとスポーツ用品のブランドで(アメフトをやっていた連中が起業したらしい。アンダーアーマーとは、防具の下につけるアンダーウェアという意味)、その手の衣類や商品が多いのだが、秋冬ものの普段着も置いてあった。

いまだにTシャツ類が売り場の多くを占めているし、思ったほどアメリカサイズではないのだけれど、ジャスコやユニクロより種類があるし、デザインも気が利いている。さっそく買わせていただいた。

あと、ソックスが連続して擦り切れてしまったので、福助に寄ってみた。福助はもともと足袋の会社だから、ソックスもいいのがありはしないかと思ったのである。

そうしたら、500円でよさそうなのが売っていたのである。サイズが25-27なのでちょっと小さいかと心配だったが、帰って履いてみるとジャスコの26-28よりも履きやすい。足首がきつく締まらないのがいい。

奥さんも足首がきついのを嫌がるので、福助でソックスを何着も買っていた。アウトレットならこれくらい安くしてよね、という値段である。その分、包んだり袋に入れたりしてくれない。

長年、普段身につけるものは安くて長持ちするものがいいと思っていた。だから、ヨーカドーとかジャスコで十分だったのだけれど、この歳になると体に合ったもの、着やすいものが優先順位の上位になってくる。

奥さんからも、「気をつけないでいると他人から見るとボケ老人なんだから、歳取ったら身だしなみに気をつけなければいけない」と指導がある。何度も言われているうちに、自分でもそういう気持ちになってきたから不思議である。

阿見のアウトレットによく行くようになった。かすかに見える牛久の大仏様。


[Dec 3, 2020]


糖質制限開始!! ~せいうち日記139

さて、新年らしく新しい取り組みについて書くことができるのをたいへんうれしく思っている。併せて、この「せいうち日記」は、もともと減量して健康管理に役立てようという趣旨だったので、うれしさ倍増である。

昨年11月に思い立って、糖質制限ダイエットに取り組んでいるのである。

若い時から、ダイエットには幾度となく取り組んできた。二年ほど前にはスポーツジムの脂肪買取キャンペーンに便乗して、数kgの減量と千円の商品券ゲットを果たしている。こうした努力の甲斐あって、体重はピーク時より一割方減っている。

そうして迎えた昨年秋、きっかけは大量に買い込んだ甘いものを前にした時だった。和菓子やチョコレート、ミニブッセ、冷凍の大判焼などなど。これは、一種の中毒症状ではないかと思ったのである。

早速図書館で、そういう症状があるのかどうか調べてみて行き当たったのが、糖質制限である。私の症状が「甘いもの中毒」であるかどうかは不明ながら、糖質のとり過ぎは体には有害であり、そもそも糖質などとらなくてもいいということが書かれていた。

いままで読んできたダイエット本の中で、ここまで理論的で根本的なウェイトコントロール本はなかった。それもそのはず。米国で糖質制限が提唱されたのは1990年代、日本に紹介されたのは2000年代に入ってからなのである。

つまり、私が糖尿病になった頃にはまだ日本には糖質制限は紹介されていないし、つい最近までキワモノ扱いされていたので視界に入らなかったのも仕方ないのである。(いまだにキワモノ扱いしている人もいる。DAIGOとか。)

糖質制限については、改めて記事を書くことにしているのでそれを読んでいただくとして、始めて1ヵ月しないうちに効果が出始めた。体調が変化してきたのである。

まず歯が痛くなくなったし、胃腸の調子もいい。奥さんから「肌がきれいになった」と言われた。体重は3kgくらいしか減っていないが、体が軽くてよく動けるような気がする。

何をしているかというと、ストイックな糖質制限ではなくて、白米、食パン、うどん、ラーメンといった主食の炭水化物を控えるだけである。炭水化物は全部食べない訳ではなく、全粒粉スパゲティや奥さんお手製のふすまパンは食べる。

奥さんに言わせると糖質制限を始めてから味覚も変わっているらしく、以前ならふすまパンなど食べなかったそうである。そういえば豚肉が少し苦手になって、鶏肉を好むようになった。牛肉は相変わらず好きだが、いつも食べるほどの経済的余裕がない。

糖質制限の専門家である江部先生の本によると、たんぱく質や脂肪はいくらとっても構わないし、ウィスキーや焼酎など糖質0のアルコールも問題ないということなのだが、あまり極端だと他に影響が出かねないので、ほどほどにしている。

さすがに正月は、お雑煮に餅を入れないのもさみしいし、お酒も飲んで2kgほど増えてしまったが、昨年の正月と比べると5kg少ない。「せいうち日記」以来未知の領域に向けて、これから再び精進する所存である。

[Jan 6, 2021]


今年の冬は寒かった ~せいうち日記140

明治何年以来百数十年ぶりに2月3日となった立春も過ぎたので、太陽の照る時間が日に日に長くなる。雪が降ることはあるにしても、これ以上気温が下がることはほぼないだろうと思ってこの原稿を書いている。それにしても、今年の冬は寒かった。

毎日、千葉ニューから一番近い観測地点である我孫子の気象情報をチェックしている。例年であれば、最低気温が-3℃を下回る日などあって1日か2日、全然ない年だって珍しくないのに、今年1月の最低気温はなんとマイナス7.2℃、千葉ニューに越してきて20年で、ぶっちぎりの低さである。

雪が多い年もあり、風が強い年もあるので体感と最低気温とは必ずしもリンクしないのだけれど、今年に限っては、夜中にトイレに起きた時の底冷え感が尋常ではなかった。もちろん、歳をとったからだともいえるが。

あまりに寒くてエアコンを使う人が増えたのか、電力需要がにわかにひっ迫した。市場連動型の料金設定をしている新電力会社では、急激に値上げしたところもあったらしい。

東京ガスから、うちはそういう市場連動型の料金設定ではないし、自社で発電所も持っているので、一部会社のように大部分を市場から調達していないから大丈夫ですとわざわざメールが来た。

よく考えると、電気が余っている時に利益を利用者にすべて還元する訳ではないと言っているのだが、東京ガスも東京電力同様半分国営みたいなもんだから、価格の上下動を少なくするのだろうと善意に解釈しておく。

そのように朝晩の冷え込みが強烈だったので、活躍したのが石油ストーブである。エアコンは手軽だし空気も汚れないので普段なら夏冬とも室温調節はエアコンを使うのだけれど、ひどく冷えて早く暖かくしたいという場合はやはり石油である。

奥さんがしばらく前に、災害用には昔ながらの石油ストーブが一番というので買ってあったものがある。灯油と電池さえあれば、電気もガスもなくても暖まることができるのはまさに災害用だが、寒い朝にもたいへん重宝する。

そして、石油ストーブの上に載せるストーブファンというものが近年普及して、amazonだと2千円しないで買える。使ってみると、わずか2千円とは思えないくらいのお値打ち品である。

電気も電池もいらず、ストーブの天板が熱くなるとすぐに回り出す。省エネのファンヒーターである。これを載せていると同時にお湯が沸かせないのが短所だが、いつもお湯が飲みたい訳ではない。

意外と役立つのが、洗濯物を干す時である。今年は気温が低いだけでなく、風が強かったり空模様が悪い日が何日かあったので、そうなると部屋干しせざるを得ない。そういう時に、熱射だけでなく熱風も行くというのは、かなり効果がある。

そんなふうに毎日を打たれ越している間に、気がつくと鼻の奥がむずむずする季節がやってきた。こんなに寒くても時期になると花粉をまき散らせずにはおかない杉も律儀だが、ありがたいものではないところが難点である。

今年の冬は例年になく寒い日が多くて、石油ストーブが大活躍。2000円しなかったストーブファンも役に立ってくれました。


[Feb 4, 2021]

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