せっかく会社を辞められたのですから、おカネがないなりに楽しく過ごしたいものです。
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締め日過ぎたのでエアコン始め リボ払いが終わった 脳は意外と現状を受け入れる
リタイア満8年経過 また修繕支出(涙
キャベツ1玉千円って
千葉ニュータウンはスーパーが林立しており、国道16号から464号を通って近隣市町村から来る買い物客も多い。それもあって比較的物価は安定していると思うのだが、食品についてはそうでもないらしい。
奥さんから聞いた話では、最近ではキャベツ1玉が千円近くするのだそうだ。私のイメージは特売で1玉100円、200~300円を超えるなら食べずに我慢するレベルであるが、春キャベツの時期にもかかわらず天候不順で不作、価格が千円近くなっているそうだ。(日曜日に見てきたところ、千円ではないけれども大玉は700円。レタスくらいの大きさでも300円だった)
キャベツが高いならレタスで済ませればいいような気もするが、なかなかそうもいかない。付け合わせならレタスを刻んで代用するとしても、キャベツ巻きはレタスでは難しい。トンカツやコロッケにも、キャベツがないと寂しい。
少し前はスーパーでキャベツの外側何枚かを捨てていく人が珍しくなかったのに、いまや半玉とか1/4玉買っていく人が少なくないらしい。永平寺に行くと警策で打たれてしまう状態から、禅寺レベルになったのかもしれない。とはいえ、大事に使う使わないと値段が高すぎるのは違う問題である。
その割には、大根や人参の葉っぱはいらないと、売り場で捨てていく人もいまだに多いらしい。わが家では、大根の葉はぬか漬けにするし、人参の葉は天ぷらでおいしくいただいている。捨てるにはもったいないほどおいしいし、栄養がある。
個人的には、キャベツなら安くなるまで食べなくてもいいけれど、昨今のパイナップルの値上がりには目の前が真っ暗になる思いがする。近所のスーパーで古くなったパイナップルが200円で売っていて、この冬はかなり重宝させてもらった。ところがこのところ安売りはまったくなく、定価で買うと700~800円する。年金生活者にはとても手が出ない。
カットして売っているパイナップルは相当に割高で、300円のパックだと4分の1くらいしか入っていない。だから1玉買ってきて奥さんがカットして、1週間くらい食べていた。1玉200円だと1日30円くらいの計算である。
大安売りの特売といっても品物は決して悪くないし、中は熟れていてすぐ食べても甘い。葉っぱがしおれて全体が黄色くなっただけで安く売るのである。毎朝ヨーグルトに入れて少しずつ食べるのを楽しみにしてきたのに、この値上がりでしばらくご無沙汰である。
家で大口消費するのは牛乳とヨーグルトだが、ともに100円そこそこで特売していたのがいまや200円である。特売160円だとまとめ買いするくらいである。これで年金は1~2%のスライドだから、どんどん赤字幅が広がっていく。
もちろん、物価の値上がりより年金スライドの方が小さくないと年金財政は破綻するので仕方ないが、こうやって消費者物価上昇率を操作しているのを見ると不愉快になる。お迎えがくればそんな心配もしなくて済むけれども、生きている間は無用なストレスは避けたいものである。
[May 21, 2024]
春キャベツの時期にもかかわらず、天候不順で価格が高騰している。牛乳やヨーグルトも高止まり、パイナップルも値上り。年金生活者にはこの上なく厳しい。
イオンに行ったら香港の匂いがした
この前イオンに行ったら、香港で嗅いだ匂いがした。
千葉ニューのイオンには、東側の平面駐車場に止めて2階から入る。台数としては館内の4F~屋上の方が止められるのだが、ぐるぐる回らなければならず煩わしいからである。通りをひとつ渡るので、歩道橋で2階入口から入ることになる。
2階は紳士服・婦人服などの売り場だから、食料品の匂いがした訳ではない。どちらかというと無機質な匂いで、ああこれは香港のスーパーの匂いだと記憶が蘇った。
新婚旅行は人並みに海外に出かけたが、その後久しく海外に出ることはなかった。香港に行ったのはマカオのカシノに行ってみたかったからで、その頃直行便がなかったので香港からフェリーで行くのが一般的だった。
せっかく行くのだから香港も見ておこうということで、短かい時間だが街中を歩いてみた。当時香港にはそごうがあったので、そこにも寄ってみた。地下鉄駅にある「優の良品」にも行った。その時嗅いだ匂いがしたのである。
一時期日本中の観光地が中国のようになってしまったことがあったが、その時にもそんな匂いがした記憶はない。なぜ今になってと思うと不思議な気持ちがした。
匂いの記憶では、沖縄に行ってサイパン国際空港の匂いがしたことがあったが、これは考えてみるとそれほど不思議ではない。サイパンは第二次大戦まで日本の信託統治領で、沖縄出身の人達が大勢いたからである。
われわれには分からないが、欧米の人達が成田空港に下りると魚の匂いがするという。空港ビルには寿司屋もあるのでそのためかもしれないが、空気全体が魚くさいという説もある。
千葉ニューで香港の匂いがする合理的な理由としては、同じ消臭剤を使っているとか、それほど多く中国製品が置かれているとか考えられるが、もしかすると私自身にお迎えが近づいて、走馬灯のように過去の想い出が蘇っているのかもしれない。
この時の香港・マカオを皮切りとして海外のカシノに何度も足を運ぶことになり、私の人生でもっとも華々しい日々を送ることができたからである。
特に香港は、中国本土と違って日本と同じ漢字を使うし、英語が通じるから一人で行ってもそれほど不便は感じない。珠海のホテルでメニューに何が書いてあるか分からないことがあったが、香港ではそういうことは起こらない。
もちろんいまはいまで楽しいし、香港も気軽に行ける場所ではなくなってしまったが、気軽に行けなくなってしまったからこそ、あの頃さんざん行っておいてよかったと思うのである。
[May 28, 2024]
この前イオンで、昔香港で嗅いだ匂いがした。歳をとるとふとした機会に匂いの記憶が蘇るのはなぜだろう。
歳とって困ったら行政に頼っちゃいけないのか
紙に書かれたものもネットに上げられたものもあるが、高齢者問題を採り上げた中で、歳とって一人でいろいろな手続きが難しくなり、行政や福祉に頼る人が多いのは問題だというような記事を見かける。
生きている間は他人にそういう手間をかけずに過ごしたいものだし、そうならないよう健康管理に気をつけている。とはいえ一寸先は闇。どんな人だって予期せぬ事態はありうると考えなくてはならない。
そうなった時に、行政や福祉に頼らず、ふだんから家族・親戚・ご近所と親密にしなければならないというニュアンスなのだが、だったらなぜ消費税を上げたり介護保険料を増やしたりするんだろう。
税金や保険料を取るのは国・地方公共団体の権利であって、理由なんて適当にでっち上げているだけである。対価とか反対給付なんて当てにするな。困ったらまず自分で何とかしろ、というのが彼らの言い分だろうが、そんなの勝手に言ってるだけである。
税金や保険料を黙って払うのは、何かあったらサポートしてくれると思うからである。取るものは取っておいて何もするつもりがないから、みんな知事や市長、議員になりたがるのだろうか。
介護保険を使えるのが福祉施設やケアマネージャーと話をできる人だけなら、無差別に保険料を取らず任意加入にすればいい。手続きのやり方も分からないし施設がどこにあるか知らない人でも使えるから、全員から保険料を取るんじゃないのか。
家の片付けもできないまま亡くなって、ゴミ屋敷のまま放置された住居の清掃料・処分費用も税金から出ているというが、当り前だろうと思う。死者は生きている間税金を納めてきたし、所得が少なくても消費税は払っている。
国にも自治体にもそんな余裕はないというのだろうが、こっちだって余裕はないのに強制的に所得税・地方税を払わされてきた。困った時に当てにするなというのは筋がとおらない。
もちろん、他人にも行政にもなるべく迷惑をかけないでいられる方が本人にも喜ばしいことだが、福祉にそこまで期待するなというのもどういうことなんだろうと思う。
本来福祉というのは、おカネに余裕がある人が困っている人達の手助けをしたいからやる仕事である。保険を使って儲けようとか、施設を作って建設会社からマージンを取るためにやっているから、余計な仕事を増やすなという話になる。
キリスト教系の団体では、いまでも無料の炊き出しやホームレス支援をやっている。一方でお寺や神社が、高齢者福祉や低所得者支援をやっている話はほとんど聞かない(数少ないがやっているところもある)。新興宗教も、考えるのは信者のことだけである。
それは、儲けになるかならないかが唯一の判断基準になっているからである。国や市町村、宗教団体、非営利法人を含むすべての公共団体は、本当は損得とか収支で動くものではない。だから非課税なのである。
[May 31, 2024]
歳とって独居老人になり、行政や福祉の世話になるのはどうかみたいな記事を見かける。だったらなぜ税金を払い、健康保険や介護保険まで負担してるんですかと思う。
締め日過ぎたのでエアコン始め
東京ガスの電気締め日は15日。翌16日から次の15日までの電気代は、翌々月の請求になる。
4月の年金支給日以降徐々に資金繰りが楽になるので、支払いが8月始めでも9月始めでも違いはないようなものだが、それでも締め日までは電気代を抑えようと思う。長い貧乏生活で身についてしまった。
だから6月15日まではエアコンを使わずに扇風機でがまんしていた。子供の頃はエアコンなどなかったのだ。
とはいえ、気温も湿度も昔と同じではない。みんなが冷房を使うからとも言われるが、北海道の気温が10℃くらい違うことからして、人間のせいではなく地球全体がそうなっている可能性が大である。
そして、いくら節電節電といっても、電気製品はこまめに動かさないと寿命が短くなる。長いこと使わないと、間違いなく壊れて使えなくなる。だから、使う時期にはきちんと使うのが結果的に支出を抑えることになる。
という理屈をつけて、17日からエアコンを使い始めた。例年この時期には、エアコン利用で電気代が高くなる。30~40年前のように月2万円超ということはないが、おととしはピークで1万5千円になった。
さすがにエアコンをつけると、室温も湿度も下がって心地よい。ポリテクの授業で空調設備の実習があり、交換機は湿度を下げて温度も下げると習った。逆に動かすと、暖房になる。だから室温を変えず除湿だけというのは、エアコンにとって逆に面倒なのだ。
とりあえず、使わない部屋も含めて試運転。定期的に動かしておかないと、車と同じで性能が劣化する。いきなり壊れたら、また出費が嵩む。30分1時間程度動かしたので、電気使用量が1~2kwh増えた。まあ、気温が高くなれば必然的に増える範囲だ。
昼間の30℃はがまんとかできるけれども、どうにも耐えられないのが熱帯夜である。6月前半は、起きた時の室温がすでに26℃くらい。室外はもう少し涼しいかもしれないが、室内はすでに熱帯夜になっている。
まだ6月で、関東は梅雨に入ったばかりなのにこの暑さである。長期予報によると、今年の夏も長くて暑いそうである。まだ夏至が過ぎたばかりだから、彼岸までまるまる3ヶ月ある。
東京電力がちゃんと防災投資をしておけば、原発も動かせて電気も使えたのに、下手にケチるものだからこういうことになる。原子力発電を控えれば、結局ロシアを利するので世界平和が果たされない。それ以前に、福島県にはいまだに使えない土地がたくさん残っている。
経済成長とか言っているから電力需要が減らないので、人口がどんどん減るのだから少なくとも民需は少なくなるはずである。需要が少なくなれば、必要な発電所も少なくなる理屈である。
その頃には私は電力を使える身の上ではないので、心配しても仕方のないことだが、できればエアコンを使う間は電気代以外の心配はせずにいたいものである。
[Jun 26, 2024]
東電がきちんと防災投資を行っていれば、原発がここまで問題にされることもなかった。三陸沖地震で、それくらいの津波が来るのは想定できたからである。バカを経営者にすると、百年祟る。
リボ払いが終わった
どうにも資金繰りが回らないので、イオンカードのリボ払いを使うようになったのは2年前であった。今月でようやく、残債が0になった。 2年前に65歳になり、加給年金が出て少し生活が楽になるはずであったが、ロシア・ウクライナ戦争のあおりで公共料金が急騰、食料品・生活用品も2~3割値上がりした。年金スライドは1~2%なので、収入が増えず支出だけが増えることになった。 資金繰りを回すため、はじめは年会費など言い訳がきくものをリボ払いにし、それでも間に合わず全リボにした。ピーク時には数十万円をこれで工面したが、当然ながら月数千円の利息負担が生じた。 今後収入が増えることはないため、できるだけ早く返さなければならない。日銀が国債引き受けを減らしたいのと同じ理屈である。 幸い、ここ2年間で突発的な支出は発生せず、遅ればせかつインフレには追い付かないものの年金額もスライドしたので、何とか返せそうな状況となった。かといって、ぐずぐずしていたら情勢が変わってしまうかもしれない。 1年のうちで一番資金繰りが楽なのは4月から6月である。この期間には国民健康保険・介護保険の引き落としがないし、冷房で電気代が上がるのは少し先である。Excelを確認しつつ、リボ払いを増額する。イオンはそういう細かい操作ができるのがありがたい。(名前は出さないが、他のカード会社ではできないところがある) その結果、今月はじめの支払いをもって、2年前から続けていたリボ払いの残高が0になった。ありがたいことである。リタイア以来2年前までリボ払いはなかったので、ようやく元に戻ったことになる。 もちろん、月々のカード払いは残っているけれども、未払いのカード代金が買掛金とか未払金であるのに対し、リボ払いは借入金である。借入金だから、年15~18%という高い利息が付く。 かつてサラ金と呼ばれた消費者金融会社は、合法か非合法か不明な金利を取り(グレーゾーン金利)、いまになって返還させられている。そうした金利は税金とか販売経費(△富士ダンサーズなどのCM)に使われて、それが景気をよくしてきたのだ。 カード会社もカタギのような顔をしているけれども、実際やってることは当時のサラ金と変わらない。楽天だってドコモだって、高収益なのはグレーな分野である。 逆に言えば、そういうサービスを利用すれば、必ずかかった費用以上の負担をさせられて、企業の儲けになるということである。だからやむを得ない場合を除いて、利用しないに越したことはない。 どうしても手持ち資金が足りないことは、「罪と罰」の時代もあったし、もっとずっと前からあった。意志と努力と運に恵まれて返せる状況になったら、すみやかに返すのが地獄の釜から逃れる有力な手段である。 [Jul 8, 2024] 2年前からやむなく使っていたリボ払いを、何とか返すことができた。国保・介護保険料の支払いのないこの時期に返せないと、また1年先になってしまう。リボ払いは借金と同じなので、早く返せるなら返した方がいい。
脳は意外と現状を受け入れる
リタイアしてからもうすぐ満8年になる。8年といえば、結構長い期間だ。最近ふと、リタイア前に気にしていたことのいくつかはたいして気にならないということに気付いた。
例えば、いまお小遣いとして自由に使えるおカネは月に2万円である。そんなに少なくてやっていけるのかと不安に思っていたが、何年か経ってみると何とかなっている。脳は意外と現状に満足するみたいだ。
昔、マル金・マルビの本に、年収の100分の1が亭主の月の小遣いだと書いてあった。だから月2万円というのは年収200万円の年金生活として当然のことなのだが、現役時代と比べると何分の1に減っている。リタイア前は心配したのだけれど、それでもどうにかなっている。
毎日会社に行かないので余計なものが目に入らないし、ストレスが少ないので発散する必要もない。そして、おカネをやたらと使っていたことのことをよかったなあと思うこともない。いまの方がずっといい。
威張る訳ではないが、いない方がいい場所・しない方がいいことを見分けることが自分にはできるみたいだ。何回か会社を替わったが、そのたびに必ず、このまま働き続けてもろくなことはないとアラームが鳴った。実際、そうなっている。
社会的・経済的な不安なんて実はたいしたことはなくて、いちばん大切なのはストレスなく健康に毎日を過ごすことである。おそらく脳もそれが分かっているのだろう。
おカネがないから、気がついたら外飲みなんて何年もしていない。四国お遍路の時が最後かもしれない。最近は山で前泊することがあってもコンビニか自販機で、おつまみは家から持参である。
泊りがけで山に行くのだって年に数回だし、温泉は日帰り温泉、海外旅行なんてもう十数年していない。かといって、それが寂しいと思うことはない。いまはいま、できることをして楽しむしかない。
家からランニングするのにおカネはいらないし、清掃工場付属スポーツジムは1回420円。定額減税で少し楽になるかと思ったのになかなか補助金が出ないのが残念だが、月々節約して何とかしよう。
[Jul 9, 2024]
習慣を変えるのはなかなか大変だが、ある程度時間が経つと脳は意外と現状を受け入れるようである。
リタイア満8年経過
8年前の7月末に退職したから、今日でちょうど8年になる。あっと言う間ということはないが、もうそんなに経つのかというのが実感である。 サラリーマンだったのは1980年から2016年まで。3社で合計36年余りになる。同じ職場でも3~4年ごとに転勤があったから、8年だと大体2ヶ所にいた期間である。 コロナ騒ぎがあったので、その前と後でちょうど職場1つずつくらいの計算になるだろうか。いずれにしてもどこの会社でもストレスばかりで、苦労の割に報われることは少なかった。おカネには不自由するけれど、いまの方がずっといい。 リタイアした年の秋に、途中まで進んでいた四国遍路の続きを歩いた。毎年季節のいい時期を選んで四国に飛ぶのだが、なぜか雨が多かった。一番奥の大宝寺・岩屋寺を歩いた時は1週間ずっと雨で、最後に台風が来た。足摺岬も五色台も大雨。八十八ヶ所回り終えたその冬に、コロナ騒ぎが起きた。 八年間を振り返ると、予期せぬアクシデントがなかったのが一番うれしいことだし、物価高騰する前にリタイアできたのはたいへん運がよかったと思う。もしいまの状況なら、用意していた貯金ではとても間に合わなかっただろう。日々の生活も、よりストレスが多いものになっていたに違いない。 その意味では、1度しかない人生で、リタイアを決意し実行した時期はベストのタイミングだったと思う。もちろん運がよかったということだが、まじめに仕事してそれなりに苦労したことがいい方向に結びついたに違いない。 阿佐海岸鉄道宍喰駅。当時まだ列車がこの先まで走っていた(現在は線路も道路も同じ車両が走るDMV)。お遍路は歩いて移動が原則だが、日程の都合でいったん戻るため鉄道を利用した。 リタイアした頃は、さんざん働かせて休暇も消化させずけしからんと思ったものだが、細かいことにこだわるよりさっさと縁を切った方がいいと思って踏み切った。実際、それでタイミングをずらしていたら、コロナ前にお遍路を結願できなかったし、そもそも心身が健康でいられたかどうか。 いま67歳で、おカネにはかなり不自由するけれどストレスが格段に少なくなった。体重は現役時代より20kg軽く、ランニングも復活させることができた。暑い日が続くが早朝に少しでも走るのは励みでもあり健康管理にも役立つ。今シーズンの目標は、ハーフマラソンを余裕をもって走り切ることである。 8年目をこうして迎えることができて、あと2年でリタイア10年である。平均寿命からすると約半分。ハーフマラソンを楽に走れるようになったら次の目標は、とか、できればお遍路の逆打ちもしてみたいし行きたい山もまだまだある。動けるような体を維持しないといけないし、その前に病気にならないようにしなければいけない。 昔はやりたいことをするにはおカネを貯めるだけだったが、いまはトレーニングを積んだり規則正しい生活をしたり、飲み過ぎ食べ過ぎを控えたり、おカネでは解決できないことばかりである。そもそも人生って、そういうものなんだろう。 こうして穏やかな日々を送ることができることに感謝するとともに、運は無駄遣いしない方がいいし、行いは正しくした方がいいと思う。昔の言葉ならば「お空に目があってちゃんと見ている」ということだし、現実的にいえば「後ろめたいことをすると自分に悪影響が出る」のだと思う。
洗面所水漏れ・湯沸かし器888、また修繕支出(涙
この夏の懸案だった車検が終わり、新しい車検証とシールが届いたと思ったら、今度は家に問題発生である。頃合いを計ったように次々と要修繕場所が現われた。まずトイレの水漏れ、次に洗面所の水漏れ、そしてガス湯沸かし器の点検督促である。 トイレの水漏れは同じ個所を3年前に修繕したばかりで、たまたまかもしれないので様子見とした。しかし、洗面所は東京ガスの水回り修理を、湯沸かし器もノーリツの点検を依頼した。続けて車検並みの支出が発生してしまうけれど、気になるとストレスになるのでやってしまった方が健康にいい。 洗面所水漏れは、本当に突然、青天の霹靂だった。走ってきて2階洗面で頭を洗うことが結構あって、風呂場でシャワーを使うのが面倒な時は洗面所ですませる。しかしこの日は、1階の壁クロスに水が伝ってくる。これはまずい。水が伝ってくる上は2階洗面である。 もしやと思って調べると、水受けが満杯で洗面下の収納が水浸しになっていた。たまたま奥さんがお出かけ中だったので、一人で対応しなければならずたいへん疲れた。幸いに排水には問題がないようで、怪しいのは混合栓からシャワーにかけてのようだ。 シャワーの取っ手を分解すると、中には青い粉のようなものが一杯である。きれいに洗っても、すぐにまた粉が上がって来る。これはシャワーの配管である。私の手に負えない。 以前、東京ガスの水回りサービスは無料だったが、電気契約切替のキャンペーンも終わったので有料である。ただ、前回やってもらった時スピーディーだったし、明朗会計なので安心である。ネットで予約すると、その日の午後に予約が取れた。 見ていただいたところ、やはりシャワーホースが劣化しているようだ。ただ、製品が相当古いので部品があるかどうかメーカー(クリナップ)に照会してみないと分からないとのことで、部品交換ができなければ本体を替えるしかないらしい。とりあえず、メーカーの回答待ちになった。 その晩のこと、風呂場のリモコンがパチパチ点滅しているのに気づいた。あれ?今日停電あったかなと思ってリセットボタンを押すけれど、何度押しても「888」の表示が消えない。取説を調べたところ、「888」は長期使用のため点検推奨とのことであった。 一緒に置いてある請求書が2013年9月だから、11年経ったことになる。標準使用期間は10年で、それを超えると要点検ということで888が点滅するらしい。もうそんなになるのか。 一晩考えようと思ったら、夜中に眠れなくなった。「888」を消す方法はネットに書いてあったけれども、ガス機器だけに点検を怠って大ごとになるのはよくない。仕方ない。またおカネが出て行くけれども、ノーリツに点検を依頼することにした。 なぜこんなに立て続けに事件が発生するのだろうと気が滅入ってしまうけれど、そもそも耐用年数を超えて使っているものだから文句は言えない。そして、困るといってもおカネのことだから、何とかするしかない。 マラソン大会の出場費はすぐ出してしまうのだから、工事だって同じこと。考えてみれば、自分や奥さん、家族の健康であればもっと切実な問題になるのだから、この程度のトラブルでどうこう言うのは贅沢である。 近いうちに成田山で厄除け祈願するとしても、この程度で厄を落とせれば御の字かもしれないと思ったりする。 2階の洗面所が突如水漏れした。車検に続いての修繕支出はたいへん痛い。 先週書いた洗面所水漏れ修理と湯沸し器888対応、その後の経過について。まず手配できたのはノーリツの10年点検。「あんしん点検」と名付けた有料サービスだが、実態はユーザーを脅かす不安商法であった。 点検が終わるといきなり「この製品はいつ壊れてもおかしくありません。この冬いきなりお湯が出なくなって困るより、いま換えませんか」とセールスである。「だってこれ有料検査でしょう。わざわざおカネ払ってすぐ壊れるわけ?」と訊くと「いま買い替えれば点検料金はサービスです」。 こちらは、東京ガスのガス機器点検と同様、まず安全かどうかを確認するものだと思ったら、どうやらそうではないらしい。「お宅で買い替えると、例えばいくらになるの?」とさらに尋ねると、「いまの売れ筋はエネファームで△△万円です」と現製品の3倍の値段を平気で言う。 その問答を横で聞いていた奥さんが、私の表情が途端に険しくなるのを見て、「ありがとうございました。おいくらでしたっけ」と気を利かせた。8,250円払って営業トークで時間を潰したと思うと、まったく腹が立つ。ノーリツの湯沸し器は二度と買うまいと思った。 その夕方、ポストに東京ガスから郵便が届いていた。洗面所水漏れ対応の連絡である。すぐに電話がないところをみると部品があったらしいと見当はついていたけれど、開いてみると取り換え工事の見積りになっていた。 なにしろ20年前の洗面台である上、この業界は離合集散が多くモデルチェンジも頻繁だからどうかと思ったが、型番をみるとクリナップに水栓関係を納めているのがケーブイケー、旧名・北村バルブという会社であったため、どうにか見つかったらしい。 さっそく連絡して、部品が届き次第工事してもらうことにした。2階の洗面所はトレーニング後だけでなく、2階の各部屋やベランダの掃除で頻繁に使うので、直して使えるものならそうしたい。費用は19,250円税込み。湯沸し器888対応と合わせて3万円弱の支出となるが、奥さんが定額減税2万円を寄付してくれたので、どうにか資金繰りを回すことができた。 奥さんが近所で聞いてきたところによると、この住宅街も築後二十数年経つから、どちらのお宅もいろいろ不具合が出ているらしい。特に水回りは経年劣化が激しいようで、わが家と同様2階洗面が水漏れしていまは使っていないお宅もあるという。 それでも、多くのお宅でお子さん達は独立しているので、たいして使わないからそのままにしているという。わが家は、子供が独立した後を考えて、部屋数をあまり増やさず吹き抜けで風通しをよくした。寝室やダイニング、お風呂は1階だが、私がパソコン部屋に使っているのは2階である。 だから、2階の水回りを使わないでいるのは、結構難しい。そんな話も聞いたものだから、東京ガスの水回りサービスを月約400円かけて新約した。来月以降、こうしたケースでは駆けつけて見てもらうまではサービスとなる。 東京ガスの水回りサービスにお願いした洗面所の水漏れ。メーカーに部品在庫があって、修理の見積りが出来てきました。
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