せっかく会社を辞められたのですから、おカネがないなりに楽しく過ごしたいものです。
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年賀状仕舞いが今年も   新車TANTO来たる!!   普段の生活ペースへ
東京ガス、値上げ   資金繰りのタイミング変化に戸惑う   3月11日はカード決済可能日
4月年金支給日までの資金繰り   4月年金支給される   やっとGWが終わった
千鳥酢と三河みりん   夏本番、電力使用量も急上昇  

年賀状仕舞いが今年も

年賀状の返事も先週までに来て、今年の新年ご挨拶も終わった。年賀状仕舞いは例年何通かあるのだが、今年もあった。

当方も60代後半、先方も平均年齢は同様だから、そういう年回りということになるだろう。奥さんに言われて気づいたのだが、その文面がよく似ているというかほとんど一緒だったのは、年賀状仕舞いの特集をみんな見ているということだろうか。

私の場合、そもそも付き合いが広くないので出す枚数も少ないし、筆まめで作ってポストサービスで出すだけだから手間もそれほどかからない。けれども、付き合いの広い人は百通以上も行き来があるだろうし、住所録の管理や宛名書きだって一仕事である。

ただ、それ以上の理由が別にあると思われる。それは、用事があればメールやSNSで十分だし、間違いなく元日に着くということである。いまや70代でもスマホを使いこなす人ばかりだし、そういう人達にとって郵便で年賀状なんてアナログもいいところだろう。

文通とかペンフレンド(当時はペンパルなんて言わない)とかが最先端だったのは半世紀以上前である。ドーナツ盤とかLP、オープンリールの時代である。いまやCDですら時代遅れで、VHSやカセットテープの機械なんて売ってない。手紙とかハガキで挨拶しているのはむしろ少数派のはずである。

わが家の場合、年賀状をやりとりするのは年に一度のご挨拶だし、近況を知ればうれしいということもあるけれど、メールやSNSで頻繁にやり取りする習慣がないことが大きい。

奥さんはいまだにガラホだし、私もSNSのアカウントすら持ってない。以前、登山口までの道に迷ったのでナビ代わりにスマホを持っているが、かといってカーナビをスマホにすることはない。データ無制限でないから常時接続すると料金が激増するからである。

そんなこんなで、私の場合はまだ年賀状仕舞いはしないだろうとは思うけれど、一寸先は闇であり何があるか分からない。加えて可能性が少なくないのは、数少ない交換先がみんな年賀状仕舞いして、こちらの意図に関係なく出す相手がいなくなってしまうことである。

[Jan 13, 2025]

 

新車TANTO来たる!!

暮れに契約したTANTOが納車された。13年ぶりの新車である。

20年前、奥さん&娘用にセカンドカーとして中古の軽を買ったことがあるが、軽はそれ以来である。4年前までの100kg級であれば軽を運転するのはつらいものがあるが、20kg減量して大丈夫になった。それに、最近の軽は広いし車高があるので、狭くは感じない。

車を持つのはこれで5台目になるが、今回初めて、スピードメーターがデジタル表示になった。思い起こせば約四十年前、周囲にいた人が出始めのデジタルメーターの車に乗っていた。それを見て、それまで運転免許さえなかったのに、車が欲しいと思ったものだった。

当時はバブル全盛期で、高級車を持っている人が珍しくなかった。加えて、車に興味がある若い人は珍しくなく、アパート住まいなのに外車に乗っているなんて話もあったくらいである。

デジタルメーターの車になど乗れないまま月日が過ぎ、四十年経って軽自動車もデジタルメーターの時代になったので、ついにマイカーに搭載されたのである。人生の半分以上時間が経過して昔のスペックを思い出すのは、感無量である。

 

販売店から連絡があって、20日月曜日に取りに行った。

デジタルメーターもそうだが、キーレスもほぼ初めてである。数年前に代車で数日乗っただけで、マイカーに搭載されるのは初だし、レンタカーでも乗ったことはない。さらに、自動サイドブレーキも初である。奥さんが近所の人に乗せてもらうと標準で付いていた設備が、ようやくわが家にも来た。

実際に乗ってみると、キーレスや自動サイドブレーキどころではなく、かなりの機能が初めてである。一時停止や制限速度の標識を認識して音声・表示で注意喚起する機能があり、青信号で発進しないと指摘してくれるらしい。十年の間に、世の中は進んでいるのである。

翌21日、成田山に安全祈願に行った。初代マイカー以来の恒例である。お祓いをしていただき、これまでのお札を納めて、新しいお札をいただく。奥さんによると、頻繁に運転する人は年が改まるたびにお参りするというが、わが家は新車の時に来るだけである。事故がないよう、災難に遭わないようお願いした。

まだ、よく分からない表示があるし、カーナビをカスタマイズしたりミラーが自動格納されるようにしたら半日経ってしまった。まだ、オーディオ関係の調整が終わっていないが、年寄りなので一度には無理である。毎日少しずつやっていくことになる。

晩には、新車のとうちゃこを祝して最近お気に入りのCAVAスパークリングでお祝い。旧フィットにも、たいへんお世話になりました。パソコン、冷蔵庫、光回線から車と続いたペンディングもこれでひと段落。翌朝は数ヶ月振りに目覚ましが鳴ってもまだ寝ていた。よっぽど安心したのだろう。

[Jan 23, 2025]

 

速度表示がデジタルの車は初めてである。四十年前、周囲でデジタルメーターの高級車に乗った人達を見て、自分も車が欲しいと思ったものだった。

普段の生活ペースへ

暮からのごたごたで、いつものペースで過ごすことができなかった。パソコン、冷蔵庫、光回線、車と買替えや工事が続き、出かけたり立ち会わなければならないことも多かった。考えることも多く、よく眠れない日も多かった。

先週新車も届いて、ようやくひと段落した。日曜日には我孫子マラソンも走り、次の九十九里までしばらく間が開く。そろそろ、普段の生活に戻さなくてはならない。

普段の生活とは、いつも同じ過ごし方をすることである。1日の流れもそうだし、1週間のスケジュールも、1ヶ月1年も同様である。基本的に同じように毎日を送れば、それがいちばんストレスが少ない。いずれそうしたくてもできなくなる日がくる。

 

だから、年末年始で公共施設が開いていなかったり、同じ時刻に同じTV番組をやっていないと、それだけでペースが狂う。最近はYouTubeで同じようなものをやっているから、若干ましになったが。

1日の時間割が同じになると、朝起きる時間も夜寝る時間も同じになる。目覚ましを鳴らさなくても、決まった時刻に起きることができる。食事も同じ時間になり、体調も整う。この頃は翌日に残るほど酒も飲めなくなった。

1週間のスケジュールも、朝食の後に何をするかが決まっている。冬の間結露拭きは毎日だが、土曜日にはサッシの掃除、水曜日はクイックルワイパー、金曜日はトイレ掃除が加わる。7時15分まで海外ニュースを見て、それから歯磨き・顔洗い・掃除まで一連の作業である。

月に1度の山もルーティーンのひとつで、冬は筑波山系に行くのが近年の恒例であった。ところが車の調子が悪かったので、11月以来山に出かけるのを自重していた。新車が来たので、ようやく水曜日(1月29日)に出かけることができた。

そんな具合で、ごたごたが続いた年末から、ようやくいつもと同じ毎日が送れるようになってきた。ありがたいことである。もう少し暖かくなれば言うことはないが、最近は冬が終わるとすぐ夏で、夏が終わるとすぐ冬になる。暖房も冷房もいらない季節が、体力的にも経済的にも一番いいのだが。

[Jan 31, 2025]


いつものペースで生活することが、ストレスをもっとも少なくする。このところペンディングが多く普段通りの生活ができなかったので、そろそろ元に戻さなければならない。


東京ガス、値上げ

先日、郵便受けに見慣れないハガキが入っていた。差出人をみると、東京ガスからである。内容は電気料金の見直しと自振割引の廃止。分かりやすく言えば値上げのお知らせである。

電気会社を東電から東ガスに代えたのは2019年だから6年前。その頃電力自由化で盛んと切替えを宣伝していたが、いまやそんな広告はほとんどない。東京ガスでも、切替え優遇料金の新規受付を4年前から停止している。

当時の東電・東ガスの料金比較は昔のブログで分析したが料金体系は昔と違ってあまり意味がなく、原油や為替の市況によって「燃料費調整」が行われその結果によって料金は増えたり減ったりする。ウクナイナ以降のエネルギー価格高騰により、電力会社をどこにしてもバカ高くなっている。

それでも市況以外のもろもろ、人件費や管理費、事務用品や事務所を借りる経費は値上がりしているから、そちらも何とかしないと採算が確保できない。結果として基本料金で約60円(40Aの場合)、従量料金で1kwh当り0.4円くらいの値上りになる訳である。

わが家の月平均電力使用量は約300kwhだから、60+120=月180円の値上りである。燃料費調整で上下3,000円くらい違うから知れているといえば知れているのだが、年間では2千円以上。燃料費に関係ない値上りなので、市況が落ち着いても下がることはない。

 

加えて気になったのは口座振替割引の廃止である。月55円と、これも燃料費調整と比べると微々たる金額だが、期日に引き落としできないと(預金残高が足りないと)この割引は適用されない。ちゃんと払ってくださいねという意味の制度と思っていた。

実際、引き落としできないと「ご入金のお願い」という通知がくる。だからこの55円は、通知ハガキ作成の印刷費やコンピュータ費用、事務経費プラス郵便代に相当する。

この制度がなくなると知って、わざと残高を足りなくして支払いを遅らせてもペナルティはないのかとまず考えた。いずれ通知にかかる追加費用をプラスして請求するように約款を変えるのだろうが、いまのところまだそういう通知はない。

本来、公共料金は国民生活に不可欠なもので、料金をむやみに上げることは望ましくないから許認可の対象となっている。このところの民営化で、電力もガスも通信も私企業となり、儲けるのは当然みたいな風潮であるが、もともとはみんな公営企業で、収益をあげることが目的ではなかった。

2~3年前のように料金がいきなり2割以上上がるような事態なら、本来何らかの救済策がとられるべきである。昭和30~40年代なら、料金に反映させるまで何ヶ月もかかったのである。それがいまや自動的に値上りで、銀行口座から落とすようになった。

ここへきてようやく市況は落ち着いてきたが、今度は円安で、いつまでたっても電気代・ガス代は安くならない。おカネがなければ工夫して減らせばいいということなのだが、その一方でエアコンはちゃんと使えと口うるさい。役所に忖度してそんな放送しかしないから、誰もTVを見なくなるのだ。

[Feb 7, 2025]

東京ガスからお知らせが届いた。割引の廃止と料金見直し。分かりやすく言えば値上げである。

資金繰りのタイミング変化に戸惑う

昨日は確定申告の還付金が入金されたことを書いたが、1~2月はこれまでとは資金繰りのタイミングが違ってしまって、いろいろ戸惑った。

その原因は、昨年暮れに車・パソコン・光回線など買換えが重なってしまったことにある。冷蔵庫も買換えしなければならなかったが、これは支払いが済んでひと段落した。ところが、らーばんねっとからジェイコムとか、NTT光とか、車のクレジットとかあって、流れに慣れるまで大変である。

いまや、請求書や明細は紙で知らせてこない。すべてネット経由である。若い人は全部スマホで完結するのだろうが、私はパソコンでないと使いにくい。字が小さくて見えないし、操作も細かいし、そもそも無制限でないのでデータ使用量が足りなくなる。

CATV、光回線、プロバイダは一括してらーばんねっと(住都公団子会社)に任せてきたのに、この3月でサービス終了という。あたふた手続きしてCATVはジェイコムに、光はNTTに、プロバイダはAsahiネットにしたけれども、それぞれ支払いも照会先も違う。

Asahiネットは、支払いこそNTTが一括でしてくれるが、明細は別なのでそれぞれのホームページに行かなければならない。NTTがまたややこしくて、NTT本体とNTTファイナンスがあって、それぞれにユーザー名・パスワードを登録する必要がある。こんなことをしているから、どこかから情報が漏洩するのだ。

 

ジェイコムの料金も同様にジェイコムに登録しなければネットで調べられない。その登録がまた、携帯番号がないと先に進めない。携帯には、どこから調べたのか不審な着信電話が頻繁にかかってくる。着信拒否にはしているものの気持ちが悪い。これ以上携帯番号を教えたくないので、放置している。

車のクレジットも残高を入れておいたのに期日に落ちていない。銀行手続きが間に合わなかったかと通知を待ったが、何も知らせてこない。ディーラーに確認したところ、支払いは3月からという。1ヶ月資金繰りが楽になるので文句をいう筋合いではないが、契約では2月からと書いてある。

イオンカードの支払い明細も、これまで15日頃にはマイページに出ていたのだけれど、システムが変わったのか出てこない。支払いは月初に変わらず落ちるのに、何日かでも通知が遅れると戸惑う。利用日と引落し日のタイミングによって、分割やリボにしなければならず、その期限は20日なのだ。

まあ、こうやって細かく気を使うのが自分の事だけなのでかなりストレスは少ない。仕事をしていれば、自分以外のことでずっと多くのストレスを抱えなければならない。収入が増えても、健康を害してはどうしようもない。返す返すも、早くリタイアしたのは正解だったと思う。

[Feb 18, 2025]

NTT光の料金を照会しようとすると、NTT本体とNTTファイナンスにそれぞれ登録しなければならない。こんなことをしているから、どこかから情報が洩れるのだ。

3月11日はカード決済可能日

現在メインのクレジットカードはイオンなので、10日が締め日で翌月初に請求が来る。現役時代はJCBがメインだったので、15日が締め日で翌月10日が請求だった。

そして、現役時代は6月ボーナス前がもっとも資金繰りがきつかったが、リタイア後は4月の年金支給日前が一番きつい。支給日後に決済されるのは5月、3月11日から4月10日までの利用分となる。したがって、3月11日からカード決済が可能となる。

シニアに限らずよく読まれているブログはお金の話題で、そういう表題をみるとおカネのことばかり気にして人生楽しいかと思ってしまうのだが、2月から4月にかけては頭の中の半分以上はおカネの心配が占める。悲しいけれど厳しい現実である。

 

ということで3月11日になった。まず、在庫が切れていたワインを発注する。たくさん頼むと5月決済から足りなくなってしまうから、そんなには注文できない。とりあえず送料無料になる6本。

ムーラン・ディッサンはシャトー・ディッサンのサードワインで、2千円台で買える数少ないそこそこのワインである。それでも、半年前に注文した時より、6本で2~3千円高くなっている。ほぼすべての商品が値上がりして、苦しくなる一方である。

朝のトーストに付ける蜂蜜もほとんど残っていなかった。Yahooで頼むのがいつものルートである。Yahooは個人情報に関する規定を勝手に変えて使いたくないのだが、いつもの蜂蜜屋さんがYahooだけなので仕方ない。3本頼むと1本サービスで付いてくる。冬になると結晶化して固まってしまうが、天然成分なので仕方がない。

車を代えて、iPODが使えなくなった。まあ、第一世代に対応するのは難しいし、すでに生産していない商品だから仕方がない。よく聞いているビル・エヴァンスのCDを注文する。1,500円ほどではあるが、それが払えなかったのである。

こういう心配をしていると、昔カシノでグリーンチップ($25)を一瞬の勝負で賭けていた報いだろうかと思ってしまう。いまは廃墟と化しているテニアン・ダイナスティのカシノフロアで流れていたBGMが、いまでも耳に残っている。

あの時節約していればいまの苦労はないかもしれないし、いずれ苦労したのかもしれない。いまから後悔してもどうしようもないことだが、仮にああいう経験が全くなければ、それはそれで後悔することになるだろう。ブラックチップ($100)を賭けていないからこの程度で済んだと思うことにしよう。

[Mar 12, 2025]

4月年金支給日までの資金繰り

3月初めから体調を悪くして、気が付いたら月末まで残り1週間。4月15日の年金支給日まで、1年でもっとも資金繰りが厳しい時期になった。体調が悪いとそれどころではなくて、いろいろな手続きを後回しにしてきたけれども、そろそろ何とかしないといけない。調べることはいろいろある。

昨年までExcelで管理していた家計収支は、いまやGoogleスプレッドシートで操作している。10年前のパソコンでは遅くて使い物にならなかったが、新しいハードではさくさく動く。Excelのデータもすぐ移行できるので、おそらく個人利用でOfficeを購入する人はずいぶん減ったと思われる。

これによると、3月末払いの不足額は1万円弱。わずか1万円とはいえ、最後に払えなくなるのが車のクレジットだから、これはよろしくない。どこかで工面しなければならない。電気代・ガス代が最後であれば、迷わず未払いにするところだけれど。

いまのところ不確定なのがガス代とフレッツ光。ガス代は締め日がこれからなのでどうしようもないが、メーターを見ると見込みと違っても1,000円くらい。これは用意する他ない。

もうひとつの不確定要因はフレッツ光で、今月の支払は7,721円。ただしここに留保条件があって、「通信サービス提供会社指定の条件により、2か月分の請求を合算する場合があります 」その条件とは、NTT東日本の場合、奇数月の請求が8,000円未満の場合、翌月の偶数月に合算なのだ。

家の場合、フレッツ光にしたのが昨年末なので、奇数月の請求が8,000円未満になるのは今回初めて。「合算します」と言ってくれれば安心なのだが「する場合があります」では、引いても引かれなくても文句は言えない。引落し日の月末を待つしかないのである。

 

もしフレッツ光の引き落としを翌月回しにしてくれれば、残額は千円か二千円だから、手元の現金で何とかなる。あるいは、このところの気温上昇でガス代が予想以上に安くなれば、何もしないでいい可能性もある。

いずれにしても、新規の借入をあまりしなくてもよさそうなのは何よりである。最近の体調を勘案すると、そうこうしている間に寿命が来て心配しなくてもよくなるかもしれない。

[Mar 26, 2025]

4月年金支給される

昨日4月15日、年金が入ってきた。一年で最も資金繰りが厳しい時期を打たれ越して、ようやくほっとできる。年末になればまた苦労するのは目に見えているけれど、それはその時の話。そういつまでも生きている訳ではあるまい。

今回の資金繰りは、結局10,000円足りず借り入れた。たかだか1万円がないというのも悲しい話だが、1万円のことだから利息も知れているし、入金になった年金から返すことができる。そしてこの1万円は、管理不徹底で足らなくしたのではなく、3月に体調を崩して病院に行くため必要だったので、いわば不可抗力だった。

昨年後半から急な支出が続けざまに発生して、手もとに現金がほとんどない状態であった。人間ドックと病院、排水が壊れガス湯沸し器の強制点検もあった。CATVが終了となり、光フレッツを新約、冷蔵庫・コンピュータも買い換えた。そして車の故障・買換えである。

こんなに一遍に来なくたっていいじゃないかというくらいの物入りであった。これで手もとに余裕があるほど楽な生活はしていない。最終的に借りたのは1万円だが、他にもリボルビングにせざるを得なかった支出もいくつかあり、その整理に今年いっぱいかかりそうである。

 

昨年後半から続いた支出超過のため、4月年金前の資金繰りは1万円の不足であった。1万円工面できないのは悲しいが、最後は三叉神経痛の病院なので不可抗力である。

 

4月に入り、カード決済、電気・ガス代、車のクレジットと口座から引かれ、残高が少なくなっていく。残り数千円で止まるはずだけれども、予定外の引き落としがないとは限らない。ひやひやしながら15日を待つ。14日が過ぎ、あとは入金だけ。1年最大の山場を越すことができた。

これから先、とりあえず6月まで国保保険料の引落しがなくなるので、毎月の支出が減る。1年で唯一、一息つける期間である。温暖化ですぐに冷房が必要な季節が来ないことを祈るばかりで、そうなったらまた電気代の心配をしなければならない。

諸物価の高騰は相変わらずで、野菜が下がってきたと思ったら加工食品が値上りしている。6月の年金改定が楽しみで、雀の涙でも上がればそれだけ息がつける。そして、年末には奥さんの年金が始まるので、いくらか補助してもらえるだろう。

年度末に制度改正が行われて、108万円の壁が多少見直しされたようだ。基礎控除・扶養控除が増額されれば、多少なりとも減税になる。大阪湾のゴミ埋立地に巨額の税金を導入するカネがあったら、食料品の値上りで実質所得が減っている年金生活者に、これ以上ストレスを与えない政治をしてほしいものである。

[Apr 16, 2025]

やっとGWが終わった

ゴールデンウィークがようやく終わった。生産年齢層の方々にとって貴重なお休みであり、リタイアした年金生活者はおとなしくしていればいいのだが、道路は混むし公共施設は混むし、TV番組も特別編成になってしまうのであまり有り難くない。

土日や祭日になると、NHKは海外ニュースをやらない。定時ニュースの二郎さんや野々花がお情け程度に扱うくらいで、気になるニュースが聞けないのは残念である。特に今年は川崎の事件ばっかりで、ドイツの首相選出やフーシ派対イスラエルの状況がほとんど伝えられなかった。

ドイツの政局は、2月の総選挙で勝利したCDU(ツェーデーウー)のメルツ党首が首相に選出されるはずなのに、一回目の投票で賛成が過半数に届かなかった。おそらく連立相手のSPD(エスペーデー)が嫌がらせをしたのだろうが、無記名投票なので真相は不明である。

極右政党AfD(アーエフデー)の躍進もあり今後どうなるかと思われたが、1日たたずに二回目の投票が行われ、今度はちゃんとメルツ氏が過半数の信任を得た。CDUには、コロナ当時のシュパーン保健相やCSU(ツェーエスウー)のゼーダー党首(わが家ではゴルゴ13と呼ぶ)など濃いキャラクターがいて、メルツ首相の下では彼らに脚光が当たることになる。

(CSUはCDUのバイエルン支部であるが、歴史的な経緯もあってバイエルン州だけ別の党になっている)

ドイツに親近感があるのは昔からで、ツェーデーウーをシーディーユーとか読まれると違うだろうと言いたくなる。鉄のクラウスの部下はアーからツェットだし、バイエルンとかカールスルーエといった地名が出てくるとトーマの心臓を思い出す。私の年代が最後かもしれない。

家では日本の政治家よりドイツの政治家をよく知っている。奥さんも日本の外務大臣は知らないがベアボックは知っているし、ハーベック経済相もフェーザー内相も知っている。石破のもったりした国会答弁より、ドイツの連邦議会の方がよっぽど見た目がいい。議事堂もかっこいいし。

フーシ派対イスラエルも緊迫しており、フーシ派がイスラエルを攻撃してイスラエルが報復、トランプまでしゃしゃり出てきて、中東はかなり危ないことになっている。(その後、オマーンだかカタールだかの仲介で、米国との全面戦争は回避されたようだ)。

フーシ派の広報担当ヤヒヤ・サリー准将(で読みはいいのだろうか。日本語ニュースで名前を読まれたことがない)もまたかなり濃いキャラクターで、独特の甲高い声とイントネーションで自らの正当性を主張している。個人的には、トランプの広報官(レビット氏)よりよっぽどまともに見える。

 

「紅海わぁ、われわれの海であーる。許可なく航行する船舶わぁ、イスラエルの味方とみなしぃ、容赦なく攻撃する」とか「われわれの部隊わぁ、敵国イスラエルの国際空港を爆撃しぃ、多大な損害を与えた。イスラエルの防空システムわぁ、全く機能しなかったぁー」みたいなアナウンスを、ほとんどまばたきせず、微動だにしないで行うのである。

フーシ派はイエメンの反体制派武装勢力で、国際法上正しいことばかり行っている訳ではない。だから肩入れはしないけれども、イスラエル攻撃については彼らの主張も筋は通っている。

確かに先に手を出したのはハマスだが、いまや組織だった抵抗はできず、ガザ攻撃をやめなかったり国境封鎖して支援物資を入れさせないイスラエルは、正当な自衛権行使とは到底認められない。バレスチナを支援するフーシ派としても、ガザ地区のパレスチナ人を見殺しにできないというのは理解できる。

イエメンで世界的有名人というと、思い出すのはナジーム・ハメドである。2000年前後のボクシング界で最も人気のあったボクサーの一人で、その独特のスタイルと桁外れのパワーは空前絶後といえるほどだった。真似しようとするボクサーは日本人でもいるが、足元にも及ばない。

人気絶頂時に引退せざるを得なくなったのは9.11同時多発テロの影響で、イエメン系の彼は試合を組めなくなった。当時の主戦場はラスベガスだったから、仕方のないこととはいえ惜しいことであった。

階級的にも年齢的にもパッキャオと近かったので、もし同時多発テロがなければ当然対戦しただろう。ちなみに、当時の知名度も実績もファイトマネーも、ハメドの方がずっと上である。

話を戻すと、ハメド以来のイエメン系有名人サリー准将を広報担当とするフーシ派のニュースも、GWにはほとんど見ない。NHKでやらないからYouTubeで検索せざるを得なかった。おかげで"Houthis"はhを入れると真っ先に表示されるようになった。

サリー准将をみてハメドともう一人思い出すのは、初期のゴルゴ13に出てくるアサシン暗殺団の幹部である。この幹部は下っ端ではないのだが、ゴルゴ13の顔が分かるので実行犯を指示される。しかし、気づかれずに接近できたはずなのに、ゴルゴ13に気づかれ返り討ちに遭う。

なぜ近づいたのが分かったかゴルゴに訊ねると、「ハシッシの匂いがした」と返される(アサシン暗殺団は、標的に向かう前にハシッシを吸う儀式がある)。気づかれてはいけないのに大麻はまずいだろうと読んでいて思ったのだが、サリー准将も下っ端の任務を与えられてあえなく討ち死にしないかどうか、心配されるところである。

[May 9, 2025]

フーシ派の広報担当・サリー准将。イエメンの反体制派武装勢力なので肩入れしてはいけないのだが、かなり濃いキャラで結構面白い。


千鳥酢と三河みりん

食糧の自給率については、折に触れてニュースになる。トランプの言いぐさではないが、食品の値段については高い安いだけではなく、安全保障上の観点からできるだけ国内生産の商品を選ばないと、万一の場合に食べるものがなくなってしまう。人間食べるものさえあれば、とりあえず何とかなる。

そのために何ができるかというと、正しい製法で作られたできるだけまっとうな商品を選ぶことである。昨今、一円でも安くあげれば正義であり賢いみたいな論調であるが、それを突き詰めると化学調味料と添加物でできた輸入品を食べることになる。節約できても健康を害すれば、元も子もない。初期の「美味しんぼ」が主張するとおりである。

先日、行きつけの酒屋さんで、清酒の一升瓶に交じって酢と味醂の一升瓶が置いてあった。それを見た奥さんが「千鳥酢っておいしいんだよ。YouTubeの人がみんな使ってる」と反応した。お酢の一升瓶など買ったことはなかったが、試しに買ってみた。味醂の方は「一升瓶だと使いきれないから」というので700ml。一升瓶は高かったということもある。


先日の書評で、添加物専門家の本を紹介した。その中で、添加物を使えばたいていの味は真似できるし、講演会などで味見してもらうとみんな「おいしい」と反応するそうだ。

でも、使ってみるとすぐに違いが分かる。スーパーで売られている醸造酢はアルコールを化学的に発酵させて作られる。発酵自体は本物の製法でも行われるが、きわめて短期間に工業的に作られるので日持ちがしないし、ありていに言えば酸っぱいだけである。

ところが千鳥酢は味に深みがある。まず酒を醸して、そこに酢酸菌を加えて発酵させる。酒作りから段階を踏んでいるので、味に深みがある。日本酒のようなコクが感じられるのは、もともと酒なので当り前である。これまで使わなかったのは惜しいことであった。

三河みりんも同じで、これで味付けすると絶妙の味わいになる。スーパーでみりんとして売っている商品の多くは「みりん風調味料」で、水あめに化学調味料を混ぜたものである。価格が安いのは工業的に大量生産されたのが一つと、もう一つはアルコールを含まないので酒税がかからないため。

三河みりんが高いのは、清酒と同様に酒税がかかるからである。そういえば、半世紀前にはアル中(いまは依存症と言わなければならない)の人が、酒がないので味醂を飲んだなんて話があった。お正月のお屠蘇も、屠蘇散のパッケージには味醂で作るのが本当と書いてある。いまや、鬼ころしがコンビニで100円で売っているので、誰も味醂や料理酒は飲まない。

酢も味醂も毎月買うものではなく1回当り使う量は知れているが、それでも買う時に百円単位と千円単位は違うし、収入の限られた年金生活ではできるだけ安くしようと考えるのはやむを得ない。けれども残り少ない人生、できれば本物を味わいたいものである。

少なくとも健康にはその方がいいと思う。添加物が寿命を縮めるという証明はされていないとしても、その可能性は決して少なくない。

[May 27, 2025]

行きつけの酒屋さんに置いてあった千鳥酢と三河みりん。この歳になって初めて買ったが、味が桁違いに違うのでびっくりした。

夏本番、電力使用量も急上昇

今年はあまりエアコンを使わないと思っていたら、世の中そんなに甘くなかった。15日の締め日を過ぎたとたん猛烈な暑さがやってきて、昼間はもちろん夜中さえ冷房をつけていないと眠れない気候になった。

必然的に、電力使用量も急上昇である。1週前には1日6kWh程度であったのに、あっという間に10kWhを超えた。ホームベーカリーで0.5kWhとか言っているレベルではない。

電気を使うと、もれなく電気代がついてくる。年寄りはエアコンを使いましょうはいいのだが、年金スライドは雀の涙。増加分は住民税と国保保険料で消えるのだから、懐具合を計算しながら動かさざるを得ない。

このまま夏に入ると、電気代は7月分からピークに達する。これが9月まで続けば、10月年金前に早くも赤字である。若い人達の手取りを増やすことも大事だが、年寄りが安心して暮らせることもまた大事だ。不倫できるほど元気が有り余っている人達には分からないかもしれないが。

 

こういう時思い出すのは、その昔カシノに足しげく通ったことである。あの頃のブラックチップ($100)がいま1~2枚あれば、気苦労のほとんどは解決する。ブラックチップを頻繁に賭けていた訳ではないが、ミニマム$100のテーブルだってあるのだ。

とはいえ、当時は無駄遣いしたとか、貯金しておけばよかったと思っている訳ではない。あの時はああいう風におカネを使うべきだったと思っている。後からやろうと思ったってできないし、そういうチャンスがあれば試してみるべきだったろう。

もう人生も終盤戦である。チャンスは前髪だけで後ろには毛がないという諺もある。試してみたいことはできるなら試した方がいいし、いま思えば気楽に海外に行けたのもあれが最後のチャンスだったかもしれない。治安もあるしコロナもあるし、円安もある。

いま警察ではオンラインカシノの撲滅に力を入れている。確かに反社勢力の資金源という側面はあるのだが、賭け事はいかんと言うのなら、既得権を盾に25%のカスリを取っている公営競技、50%取っている宝くじTOTOも同様に規制すべきだろう。

かつてカシノで多くの時間を費やした身からすると、当時はいい時代だったとしか言いようがない。カシノにハマって身を亡ぼす人達は、TOTOだって身を亡ぼすし、アルコールだって同じ。その結果として電気代に右往左往するくらいは、代価として仕方ないと思う。

[Jun 23, 2025] 

15日の締め日を過ぎたとたん、夏本番の暑さになった。1日6kwh前後だった電力使用量が、一気に10kwhを超えた。悩ましい夏がやって来る。


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