2020年秋、長年患ってきた糖尿病や、老化に伴う諸症状の改善のため糖質制限を始めました。

2024年10月 久しぶりの停滞期  

久しぶりの停滞期 ~2024年10月

2024年10月の最高体重は80.1kg、最低体重は77.1kg、1ヶ月平均は78.1kgで横ばい。7月以来、SGLT2阻害薬と塩分制限で3~4kg減と急激に減少したけれども、先月は久しぶりの停滞期となった。

ダイエットには「停滞期」と「減り期」があるが、今回の「減り期」は冬から始まって半年以上続いた。このあたりで停滞してもらわないとかえって心配である。急にリバウンドしないだけでも、自分としては上出来と思っている。

体重70kg台というのは記録(健診や人間ドック)に残っていないし、少なくとも40年以上なかったことである。記憶する限り、就職して酒を呑みだす前の体重であり、ということは高校・大学時代以来ということになる。

それから数十年の不摂生で、糖尿病・高脂血症になり、痛風や高血圧にもなりかけた。リタイア前後から気をつけて体重を減らし、数年前から糖質制限で10kg以上減量した。その結果ようやく、糖尿病の薬を飲まずに済むようになった。

今回の「減り期」でさらに10kg減量して現在に至るが、それでも人間ドック判定では肥満を指摘されるし、タニタの内臓脂肪レベル14はまだまだ絞れることを示している。あえて体重を落とすためのダイエットをするつもりはないが、走るのに適した程度にシェイプアップするのは望むところである。

8月の通院でSGLT2阻害薬を処方され、これはおかしいと思った一件も、人間ドックを受け腎臓内科で再検査してひと段落した。セカンド・オピニオンは「すぐに治療が必要ということはない」である。

今後は、これまでどおりの生活を送るつもりである。糖質制限、アルコール控え目、トレーニング、早寝早起きを続けるとともに、薬は基本的に飲まないようにしようと思っている。

糖尿病薬は3年前からなくなったし、高脂血症薬スタチンを飲み続けた結果、LDLコレステロールが異常低値となっている。低すぎるリスクはないというけれど、知られていないだけで実はあるかもしれない。薬は毒でもある。飲まなくていいなら飲まない方がいい。

サプリメントも、小林製薬の一件以来疑念を抱くようになった。

ビタミンやミネラルは効果もリスクも想定できるけれど、それ以外についてはリスクが大きいことが判明した。リスクに応じたメリットが確実ならばともかく、そうでなければ習慣的に飲む必要はない。少なくとも、コストをかけただけのメリットはないと言えそうである。

 

薬は基本的に飲まないようにしようと思っている。糖尿病薬はもう飲んでいないし、高脂血症薬も必要ないようだ。

2024年10月のアルコール摂取量は、1日平均20g。7月以来13~15gに減らしていたのだけれど、人間ドックが終わって反動が来た。厚労省基準18gのラインも超えて、健康によくないとされる飲酒量である。

まあ、厚労省が言わなくても、アルコールが体に悪影響があるのは分かっていることなので、酒は百薬の長と開き直るつもりはない。ただ、それを目標にするとかえってストレスが増大するので、守れなかったら翌月また努力すればいいと気楽に考えている。

ここしばらく気になっていたのは、アルコールと人工甘味料のどちらが体にとってより悪影響があるかである。

アルコールの健康に及ぼす影響はいろいろの調査で分かってきているが、人工甘味料についてはほとんど調査がない。ノンアルコールビールはアルコールを入れない代わりに、スクラロースやアセスルファムなどの人工甘味料を入れている。本当に害はないのだろうか。

従来、毒性ということで調べられたのは急性毒性と発ガン性で、これについては食品衛生法その他で規制があるのでクリアしている。そもそも、急性毒性があれば飲んですぐ異変があるから、すぐに分かる。

しかし、発ガン性以外の長期的な毒性については十分調べられていないというのが本当のところである。

特に、腸内微生物への影響を介して人体にどのような影響があるかは、ほとんど手が付いていない。腸内微生物の分布が免疫力や消化器・循環器に影響することは分かりつつあるので、影響がない訳がないことは推測できるのだが。

AIを使った技術は急速に進んでいるので、近い将来ある程度のことが分かる可能性はあるが、ぶどう糖果糖液糖や人工甘味料の悪影響を本気で調査するかという疑問がある。高収益企業と密接に結びついているから、研究費のスポンサーがいないと思われるからである。

だから、現在のところ各個人が自らリスクをとって判断する以外にない。個人的にリスクの程度は、ぶどう糖果糖液糖>自然の砂糖>人工甘味料と暫定的に考えているが、本当にそうなのか生きている間は分からないかもしれない。

だから、リスク最小化の観点からは、自然の砂糖でも人工甘味料でも、できるだけ摂らない方がいいということになる。そして、アルコールとぶどう糖果糖液糖の比較では「>」か「=」だろうと思われるので、ビールを飲むよりもノンアルコールビールの方がまだましということになる。

ともあれ、ノンアルコールビールを飲む分には検問にも引っかからないし(最近では自転車でも検問があるらしい)、注意力散漫になることもないから、昼間に飲むとしたらノンアルコールにするしかない。とはいえおそらくは、できたら飲まない方がいいのが本当のところだろうと思う。

[Nov 15, 2024]

人工甘味料不使用を謳っているので、最近はグリーンズフリーを飲むことが多い。ただ、内臓脂肪を減らすオールフリーとどっちがどのくらいいのかは不明である。


次の記事



次の記事



ページ先頭に戻る   2024(2) ←   糖質制限目次