老後準備編 後期高齢者まであと10年を切り、いまから準備しておこうと思っています。
安物買いの銭失い
おととしの夏に頭を剃るようにして以来、坊主頭である。永平寺ではジレットを使っていると聞いたので、それに倣ってジレットの5枚刃を電動で使っていた。
年末に在庫がなくなったが、ジレットの替刃は安くても400~500円する。お得な8枚セットだと4000円を超えるので、諸物価高騰の折柄二の足を踏む。どうしようかなと迷っていたら、すぐ横にジレットの使い捨て3枚刃が6個セット500円で売っている。
同じジレットならそう違わないだろうし、500円なら替刃1つ分の値段である。もし外してもあきらめのつく金額だし、泊りがけで出かける時に使えばいいと思って買ってみた。
ところが、買ってきた使い捨てでいつものように剃ったところが、湯舟で頭に乗せたタオルが血まみれになった。そそくさと汗を拭いて奥さんに見てもらったところが、「頭中真っ赤で、何ヶ所も切れてるよ。」
自分では見えない頭頂部から頭の後ろにかけて、数ヶ所切り傷になっているという。とりあえず薬をつけてバンドエイドで応急手当したが、そのバンドエイドも翌朝剥がすと血まみれになっていた。5枚刃電動で1年半以上剃ったけれど、こんなことは一度もなかった。
その後出血は止まりかさぶたになったものの、ひりひりするし剃刀を当てるのは怖いので、4~5日置きのローテーションにもかかわらず、新年明けてからまだ剃っていない。それでも5分刈りまでならないのはさすが丸坊主だが、少し伸びるとうっとうしくて仕方がない。
「安物買いの銭失い」ということわざは江戸時代からあるそうで、消費経済が発達した頃から使われている。昨今、値段が高いから安心できるかと言われるとそうでもないような気がするし、百均でもそれなりのものは買えるが、安いものはやっぱり安いだけのことはある。
ジレットより安い「ジレット対応」という中国製があって、これはWEBでも注意喚起されているけれど、ジレット本体でもグレードによってこれほど違うとは思わなかった。替刃1つでも5~6回使えれば千円カットより確実に安いし、使い捨てと違って頭を切ることもない。あえて使い捨てにする必要はない。
おカネを惜しみ過ぎるのはよくないと改めて感じたし、何歳になっても勉強だと思った。こんなことは前から何度もやっているけれど、再三再四同じような失敗をしてしまうのは悲しい。おカネがないからいけないという話もある。
それにしても、ジレットは高い。
[Jan 10, 2025]
使い捨ては使い捨てだけのことはあって、頭を剃るには適していないようです。「安物買いの銭失い」と昔から言うけれど、まさにその通りになってしまった。
身だしなみは老化を防ぐ
先日、風呂上がりに下着でいたところ、奥さんに「パンツぶかぶかで見た目悪いよ」と言われてしまった。下着で人前に出ることはないので多少悪くても問題ないと思ったけれど、よく考えたら週に1度のジム通いで着替える時、よその人に見られることは間違いなくある。
ポロシャツやスラックス、スポーツウェアは他人の目に触れる前提だからそれなりに気を使うけれど、下着まで心配することはなかった。そして見てわかるほど色褪せたり、破れたりしていなければ、あえて新調しようと思わない。だから、一度買ったら4~5年くらいは着続けることになる。
ところがここ最近、糖質制限で約20kg体重を落としたし、ウェストは10cm以上絞れている。サイズが小さければ破れたり傷んだりしやすいけれど、痩せていけば逆に長持ちする。だから、昔買った2XLや3XLのトランクスがまだ現役なのである。
特に年とってから、これはいけない。他人の目はともかく、自分の目にみっともない。サイズを測り直すと、LかXLである。Lだといままでより2~3サイズ小さい。3XLは大き過ぎである。
そんなに高くもないので、イオンのシルバーデー(毎月15日)に合わせてトランクスを買ってきた。2枚セットで税込み1,078円である。少し心配なので、LとXLを2枚ずつにした。試してみると、XLが安心だがLでも問題ない。まだまだ穿けるけれど、2XL・3XLは廃棄することにした。
ここ2~3年で体形が相当変わったのに、それに合わせて着るものを新調しなかったのは、資金的に厳しいのもさることながら、また太るのではないかという心配があったからである。しかし、少し前まで100kgを下回ったと喜んでいたのが、90kgを割りさらに80kgを割った。
昨年8月にSGLT2阻害薬の副作用で5kgほど一気に減ったときは、薬をやめれば再び増えるだろうと思った。ところがそれからリバウンドすることもなく、すでに半年近く経過している。体に合ったものを着ることは、おそらくリバウンドを防ぐ。
家の奥さんはさいきん田原総一郎の動画を見ている。家じゅう本の山にしてその上に食器を置いて食事するのはどうかと思うが、身だしなみがきちんとしていて、食事の支度を自分で完結するところは、90歳とは思えないくらいである。
もちろん、カネがあって生活に不自由しないからではあるのだが、カネがないわれわれでも、真似できるところはあるように思う。身だしなみは老化を防ぐ。自分で自分を見て年寄りだと思うのは、できれば避けた方がいい。
現役時代は上までワイシャツのボタンを止め、さらにネクタイを締めて約四十年過ごしてきた。最近、シャツのボタンを上まで止めることはなかったのだが、トランクス新調以来きちんと止めるようにした。襟元から白いアンダーシャツが見えるのも、あまり見た目がよくない。
最初はきつく感じるが、すぐに慣れる。昔はネクタイを締めスーツを着て、夜遅くまで飲みに行ったのである。
[Jan 24, 2025]
イオンのシルバー割引の日に、トランクスを買ってきた。身だしなみは老化を防ぐ。他人ではなく自分自身が見る。
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