ランニング編 走ることが毎日の生活となってきたため、独立させました。
2025年6月 前年比2割増の173km
ハーフ試走で負傷!!
一昨日の月曜(6月2日)、雨降りでなく涼しい日はこの日までという予報なのでハーフの試走に出かけた。結果、DNFだったのは仕方ないとして、不覚にも負傷してしまった。
この春の恒例で佐倉コース。朝早くナウマン象公園(印西市双子公園)に行ってみたところ、サイクリングロードの入口に何か書いてある。工事が終了したので通れるようになったというのが一つ、もう一つが通行止の注意喚起である。
工事終了の方は走る場所と関係ないが、通行止の方はこの日走る予定のコースである。この5月からというから、前回走った4月下旬のすぐ後に工事が始まったらしい。
そしてその迂回路というのが、佐倉マラソンの難所である集落までの登り下りである様子。行ってみなければ正確なところは分からないが、地図からみて間違いなさそうだ。これは困ったことになった。
ただでさえこの時期にハーフを走ったことがない上、前回は大バテしてしまったコース。ほぼ平坦だけが救いであるのに、標高差20~30mとはいえかなりの急坂、佐倉マラソンのプログラムにも書かれているくらいである。
参ったなとは思ったが、ここまで来たのだから行くしかない。明日から雨、その後は連日30℃である。走り始めたら、km7分15秒、悪くない。前回同様、11kmの風車公園までは問題なく走れた。
ところが橋を渡るとすぐに迂回路の指示、いきなり田舎道に誘導される。そして鋭角に右折して簡易舗装の急坂。歩いてしまおうかと思ったし、実際歩いて登るのが正解だったが、まだ余裕があったので駆け足で登ってしまう。このすぐ後から変調。
下り坂までは何とかなったが、その後足が上がらなくなった。後からガーミンで確認したら、登り坂の後ずっと心拍数は150を超えていた。後半はkm8分台で、まったくペースが上がらない。こうなると完走できれば御の字。とぼとぼ走り続けたが、限界が来た。
19km過ぎで足が攣ってDNFになったのはやむを得ない。10時を過ぎて気温も上がってきたし湿度も高い。走るには適していない日だった。だから歩くのは仕方ないのだが、問題は公園まで約2kmを歩いて戻らなければならないことだった。水ももうないし、自販機なんてない。
ようやくナウマン象公園に戻り、荷物の中から水筒を出すが、こういう時に限ってばっちり保温して氷がほとんど溶けていない。疲れと水不足と、おそらく熱中症気味だったのだろう。どうしようもなくなってベンチに横になる。
そこで足が攣った。懸命に足の三里を指圧して耐えるが、息ができないほどの痛みである。次の瞬間、どうやって落ちたのか分からないうちにベンチの下に転落していた。
近くのベンチにいた人が「大丈夫ですか?」と歩み寄ってきたので、かなり派手に落ちたものと思われた。「すみません、足攣っちゃって」と息絶え絶えに答える。人目があるのでベンチに座り直すが、頭がくらくらしてたまらない。再度横になる。
ヒジとヒザから血が出ている。頭も痛むので落ちたはずみで打ったに違いない。傷が深いのは左手の甲である。ベンチの下の地面はコンクリ舗装なので、勢いよく落ちれば少なくともすり傷は避けられない。メガネも飛んでフレームが歪み、レンズにも細かく傷が付いている。
そして、落ちたのは体の右側なのに左手の甲をひどくケガしているということは、半回転以上左に回って落ちたということである。それだけ勢いもついていたから、傷も深くなる。車に戻れるようになるまで小1時間かかった。
ヒジとヒザ、手の甲の出血はその日のうちに止まってかさぶたになったが、頭の傷が3ヶ所。切れている上に腫れあがって、角材で殴られたんですかという状態である。
まだ頭がふらふらするし、1日に何度か鎮痛剤を飲まなくてはならない。三叉神経痛が治ったばかりで、またイブのお世話になっている。2日後の4日は用事があって外に出なければならないのに、困ったことになった。
つくづく感じるのだが、走るのは健康維持と老化防止のためであり、走った結果体調が悪くなったりケガをしては何にもならない。21km走ることで来シーズンできるだけ楽にと思うからそうしているので、ケガをしたり具合が悪くなっては本末転倒である。
今回の場合は頭(頭頂部)だったので、もっとひどいケガでもおかしくなかった。足が攣って七転八倒する間に一瞬気を失っていたかもしれない。よくないことである。
予定どおりトレーニングするより、まず大切なのは健康でいること、ケガをしないことである。まったく余計なことをしたものだ。
[Jun 4, 2025]印旛沼サイクリングコース草笛の丘周辺が、工事のため通行止。迂回路というのが集落への登り坂・下り坂で、佐倉マラソンでも難所として注意喚起されている場所である。参った。
21km、今度は完走
6月も2週目に入った。まだそれほど気温は上がっていないが、今週中には梅雨入りが見込まれている。この夏は長めの距離で鍛えようと思っていて、先週は21kmのつもりで走り始めたのだけれど、18kmでDNF。かつ負傷でさんざんな目に遭ってしまった。
足が攣ってベンチから転げ落ちたのは仕方がない。将門マラソンは車の中、九十九里は体育館の中だったけれど、同じように足が攣って七転八倒した。みっともないことだが、程度の差はあれ痛みが出るのはやむを得ない。
ところが、転倒して頭に負傷し、メガネまで壊してしまったのはいただけない。ちゃんと受け身がとれないのは、落ちた瞬間の意識がないからである。受け身を取ればヒジやヒザの傷は深かったかもしれないが、頭よりもずっと危険が少ない。
加えて、メガネが使えなくなったのは痛手である。当分は普段使いのものを運動用にも使うことになるが、汗をかけば部品が傷む。同じものをずっと使えばそれだけ傷みも早くなり、買い替えもまた早くなってしまう。
いずれにしても、健康維持・老化防止のためにランニングしているのに、それがもとでケガをしたり危ない目に遭ったのでは本末転倒である。とはいえ、このまま長い距離を走らないでくよくよしていると、練習も計画通り進まないしストレスがたまる。
梅雨入りする前の8日日曜日に、再度21kmを試走することにした。今度は家の近くの往復4km平坦コース。5往復少々で21kmになる。水もちゃんと持ったし、調子が悪ければ家に戻ればいい。前回は13kmくらいから肩が上がらなくなり18kmでふくらはぎが攣った。どこが悪かったのか確認しないといけない。
後から気づいたのは、前半の入りが速すぎたことである。8kmまでkm7分半を切るペースで10km通過は74分09秒。冬ならいいけれども、20℃を超える気温、90%の湿度では自分には無理なペースであった。km8分くらいに落としてゆっくり走らないと、また同じことになる。
準備運動していつものコースを走り始める。1kmでガーミンを見ると7分57秒。想定したペースである。「速く走るより楽に走る」、いつも楽に走るつもりで7分15秒くらいになってしまう。後から調べたら、ピッチが180台後半だったのが180台前半に、ストライドは78cmから70cmになっていた。
5km通過、40分9秒。ほぼkm8分ペースである。先週よりkm40秒遅い。気温も湿度もたいして変わらないから、これでちゃんと走れたら初見とか坂の有無ではなくオーバーペースが原因ということになる。10km通過、80分55秒、ペースも変わらないし、どこも痛くない。
12km、3往復終えて給水。さすがに汗が吹き出す。ランTの裾から汗がしたたり落ちて気持ち悪い。これからの季節、1度家に戻って着替えることも考えなくてはならない。9時過ぎて気温が上がってきたが、15km122分9秒だから、ペースは極端には落ちていない。
そして、5周目16~20km。背中も痛まないしふくらはぎが攣ることもない。汗は引き続き吹き出すけれども、18kmでもう一度給水してのどの渇きは感じない。7km前後から8分10秒位のペースで10km以上走っている。前週のkm9分は何だったんだろうと思う。
21kmは2時間52分ちょうど。ハーフ始めた頃の2時間47分を上回れなかったが、楽に走り切ることができた。最後の2kmは8分15秒、8分20秒とかかってしまったが、最初から7分57秒なのでほぼイーブンペース。このペースなら夏でも楽に走り切れることが分かったのは収穫だった。
前の週15km過ぎてからは8分台後半から9分台だから、1週間で相当改善したことになる。ハーフだと、どうしても制限時間2時間半とか、初めて走った記録2時間47分を気にしてしまうが、そんなことを気にしなければ楽に走り切ることができる。ケガもしないし体調も崩さない。
ピッチとかストライドなんて気にせず、夏場はとにかく楽に走ることが大切だと再認識した。これで将門の1ヶ月前に試走すれば、ハーフブランクは昨シーズンの半年から4ヶ月に短縮することができる。それより何より、秋まで余計なことでくよくよしなくて済むのは最大の収穫だった。
[Jun 11, 2025]シーズンオフ半分過ぎた
先週末は夏至でもうすぐ6月末。ランニングのシーズンオフも半分過ぎたことになる。3ヶ月前は三叉神経痛で強制的にシーズンオフに入り、立ち直ってようやくここまで来た。3ヶ月先はそろそろ最初のレースを準備する時期である。 夏は早朝に走るのが毎年の恒例である。5月から早朝と午前中半々くらいで走ってきたが、このところ朝4時半に家を出る。公園まで歩くと、レギュラーメンバーのお散歩組やお犬様組が顔を見せる。去年と同じような顔ぶれである。準備運動を5分くらいして、遊歩道を4~5km走る。 少し前まで5kmくらいでは給水もしないし汗拭きもいらなかったが、いまや1km走ると汗だくである。水筒・汗拭きなしではとても走ることはできない。そして、給水すると肌に汗が玉になって吹き出す。 こうなると、いつもと同じようなペースで走っているつもりなのに、km40秒ないし1分くらい違う。でも、無理してペースを上げようとすれば、この間みたく足が攣ってひどい目に遭うことになる。攣るのは嫌だしケガをするのはもっと嫌だ。 走力を底上げするには夏場の走り込みが不可欠とどの本にも書いてあるが、どの程度力が付いたのかよく分からない。いくら練習しても最初の1kmは息が上がるし、タイムなんて思うように出ない。 夏場でも長い距離走ろうと先週までは思っていたが、いざ暑くなってみるとそんなことはとても無理だと分かる。午前5時だって、相当息苦しい。走れる時は4kmでも5kmでも走って、汗を流すくらいが限度である。 昨年もこんな感じだったが、秋になってシーズンに入るとかなりタイムがよくなった。5kmで30分を切り、10kmは1時間そこそこ、ハーフは2時間半を切った。これ以上伸びることはなさそうだから、秋の目標はタイムよりも楽に走り切ることである。同じコース同じ距離ばかり走っていると前回の記録が気になるから、今年はちょっと違った場所を走る予定である。 みなさんの記事を読むと、さすがに暑くなると冬のようにはいかないとはいえ、それでもkm10秒遅れるくらいである。ランニングの本は、こういう方々を対象に書かれているのだなあと再認識する。何より年齢が違う。 それでも70歳で初めてマラソンという人もいるのだから、自分は自分で、できるだけ精進すればいい。相手は他人でもないし順位でもない。自分のイメージに近く走れるかどうかなのだ。 [Jun 26, 2025]
前年比2割増の173km ~6月のランニング
6月に走った距離は173km、昨年6月の146kmを2割ほど上回った。5月の179kmほど走れなかったけれど、まあ季節的に仕方がない。そこそこがんばったと言えるだろう。
とはいえ、意識的にトレーニングを増やしたというより、気候に恵まれて前半に走ることができたためである。15日までの前半戦で103kmだったので、梅雨に入った後半には無理して走らなかった。前半から昨年の暑さだったら、難しかっただろう。
夏に息苦しいのは気温と湿度がダブルで効くからである。暑さだけなら慣れるし、35℃を超えた真夏日の炎天下はまずいとしても、直射日光のない30℃前後なら何とか走れる。しかし、ここに湿度90%が加わってしまうと、もうどうしようもない。
先月のランニングでは、前から試そうと思っていたことをやってみた。5kmも走るとランTもランパンもびしょ濡れになり走りづらいので、いったん家に戻って着替えてまた走ろうと思ったのである。
実際、上下着替えるととてもさわやかで、リフレッシュする。ロスタイム1分半ほどで、走り始めに戻ったような気がする。もちろん大会ではこんなことできないし、そもそも夏場以外はここまで汗をかくこともないけれど、汗だくで走るのは炎天下の苦しみを増すように思える。
昨年の今頃、ランナーズの記事に「年寄りは夏でもトレーニング量を減らすな」とあったのに刺激されて、そんなことはないだろうと書いていたが、暑ければ自然とトレーニング量は減る。ランナーズも商売だから、誰か(靴・衣類メーカー、サプリ業者)の都合のいいことを載せなきゃいけないんだろう。
シーズンでも月200kmを超えると私の場合いろいろと体に不具合が出てくるから、夏場はその6割かせいぜい8割、距離にして月120kmから160kmの間が目安になる。つまり、昨年並みの練習量で必要十分ということである。だったら、それほど構えることもない。
ランニングの目的は老化防止であり健康維持。記録を伸ばすことも重要ではあるが、ケガをしたり体を壊しては元も子もない。先日ハーフ試走後に頭を負傷して思い知った。まずは初めの目的に立ち返り、健康維持を最重点に取り組むつもりである。
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