せっかく会社を辞められたのですから、おカネがないなりに楽しく過ごしたいものです。
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ガス、使用量1割減なのに料金3割増   自分の頭で考えるのが老後に有効
電気代とガス代補助は助かるが   トイレットペーパー節約の話   4月の資金繰り
いつまで生きていられるんだろう  

ガス、使用量1割減なのに料金3割増 [Jan 28, 2023]

昨日はガスの検針日だった。今年はじめの検針である。一年の計は元旦にあり、今年の傾向を知る上でも重要な月である。

しかし、入ってきた請求書を見て驚いた。請求額が前年同月の1万4千円から1万8千5百円に3割増。これは仕方ないと思ったところが、使用量は昨年の97㎥から88㎥に1割減らしているのである。

このご時世、CO₂削減やら燃料価格高騰があるから、節約しなければならないのはやむを得ない。だから、1割も使用量を減らしている。わが家では、ガスを使うのは風呂と湯沸し器だけである。暖房には使っていないから、節約には限界がある。

にもかかわらず、請求額が3割増である。もちろん年金額は据え置きである。これで、なぜ世の中の人達が不満の声をあげないか、マスコミが騒がないか、まったく分からない。多くの人達には、ほとんど影響がないのだろうか。

わが家では電気も東京ガスなので、毎日節電のメールがきてうるさくて仕方ない。節電するとポイントがもらえるらしいが、この調子では単価引き上げで全部飛んでしまう。だったら、余計なストレスをかけるなといいたい。

言うのは勝手だが、努力できる範囲には限界がある。使用量を1割減らしても全然吸収できない額の請求になるなら、誰も努力して節約しない。使いたいだけ使って、あとは野となれ山となれと思うだけである。

燃料価格高騰の最大の原因はプーチンだと分かっていても、それに備えて何もしなかったのはお役人連中である。マスコミも、いま多くの庶民にとって大事なのは統一教会ではなく生活費の増大なのに、広告費増収につながらなければシカトするだけである。

少なくとも50年前の新聞・TVは、こんなことになったら毎日報道して政府に圧力をかけるのに、何もしない。春闘で若干賃金が上がったところで、非正規労働者まで回ってくるのはいつになるか分からない。ましてや年金などは。

わが国はいつから、正しいことを主張する人がいなくなったのだろう。いま声が大きいのはNHKから国民を守るとか寝言を言ってる奴らだけで、彼らの金主は一に税金、その次に宗教団体なのである。

[Jan 28, 2023]

ガス代の検針が来て驚いた。去年より1割使用量が減っているのに、請求額は3割増。ということは、単価が4割増ということ。世の中の人達の関心がないのはなぜなんだろう。

自分の頭で考えるのが老後に有効(サラリーマンはそうではない?)

今年はリタイアして7回目の正月であった。最初の正月はポリテクであわただしかったが、その後6回はさしあたって何の仕事もない正月である。

リタイア後の生活について、仕事がなくなると毎日が日曜日でやることがないとよく言われるけれども、幸いなことにそう思ったことは一度もない。むしろ、毎日やることがあって、考えていたことの半分もできていない。

老後について書いた本を読むと、不規則な生活になりがちだとか、やることがないので昼間から酒を飲んでアルコール依存症になるとか書いてある。中にはそういう人もいるだろうが、私の場合は全くあてはまらない。

思うに、リタイア後にやることがなくなるような人がいるとしたら、その人は現役時代も自分の頭で考えることがなく、指示されたとおり周りと同じようにしていたんだろう。その方が組織として使いやすく、より長く生き残ることができる。

しかし、組織の中で居心地がよかったとしても、リタイアして自分で自分を管理しなければならない場合にはまったく向かない。誰もやるべきことを指示してくれないし、真似すべき周囲もいない。

昔から、定年後用事もないのに会社に顔を出す人の話を聞くと、なぜそんなことをするのか全然分からなかった。いまも分からないが、想像はできる。指示されたり周囲と同じことをするのが心地よいのだ。

そういう心根だから、上から命令されると法律やルールに反することも平気でできる。それらに反するかどうかは自分で考えなくてはならないが、上司に命令されたら、彼ら的には考える必要がない。軍隊から体育会を経由して日本の組織に根強く残る習性である。

賞味期限のスタンプをごまかすのも、やるべき検査をしないのも、上から命令されれば自分の頭で考えないからである。

そんなことをして何十年も給料をもらって生きてきたから、リタイアすると何をしたらいいか分からなくて生活が不規則になり、アルコールに依存することにもなる。ある意味自業自得である。

振り返ると、サラリーマン時代から自分の頭で考え、感性を鋭くするようにしていた。組織からすると使いにくい人間だったと思うけれど、リタイアしても自分で考えて自分自身をマネージメントできる。

使い勝手のいい人間になって組織で生き残ったとしても、自分自身をマネージメントできなければ組織から出て生き伸びることは難しい。自分の頭で考える習慣をつけることは、充実した時間を過ごすためには不可欠である。

[Feb 13, 2023]

自分の頭で考えることはサラリーマンとしては生き残りに不利なようだが、リタイアして充実した時間を過ごすためには不可欠であると思う。

電気代とガス代補助は助かるが

昨年来、電気・ガス代が値上がりしてひどい状況になっている。わが家でも、使用量はほとんど変わらないか減っているにもかかわらず料金は上がる一方で、1ヶ月に数千円、月によっては1万円多くなっている。

食料品や生活用品の値上げもあって、資金繰りは厳しくなる一方だというのに、年金額は変わらない。こういうことでもないと年金財政は破綻するのだろうけれど、もらう方はこれではたまらない。マイナポイント2万円も印西市補助5千円も、とっくに使い果たした。

YouTubeを見ると、電気・ガス代が月に5万円とかもっとひどい状況のお宅もあるという。よくみんな黙っているなと思っていたら、遅ればせながらお国が動いた。政府支援による電気代・ガス代の引き下げである。

対象となるのは、2月検針分から。電気代がkwh当たり7円、ガス代が㎥当たり30円である。わが家の場合、ピーク時だと電気で約500kwh、ガスだと70㎥使うから、それぞれ約3,500円、2,000円の割引となる。

ありがたいことである。ただ、2月検針分からということは冬のピークはすでに過ぎて、資金的にも気候的にも最も厳しい時期ではない。最も厳しい時期の請求はすでに来ており、いま支払いの最中である。

ガソリンとか灯油の手当は秋からしているのだから、もっと早く対応できたのではないかと思わざるを得ない。灯油やガソリンは事業者も使うけれど、電気・ガスは消費者が中心だからだろうか。だったら節電要請もしないでほしい。

それに、割引になるのは請求額からであって、請求額は原料価格高騰により自動的に上がっている。東ガスホームページでは「使用量が変わらないのに料金が高いのはなぜですか」とお気楽なリンクを貼るだけだが、燃料費調整額がマイナス千円からプラス数千円に5千円上がっているのだから、割引額では全然値上げに追いつかないのである。

困ったものだが、責任の多くが国にないことは確かだから、文句ばかり言うのも気の毒である。

本当のことを言えば、オール電化とか電力自由化といったカネ勘定よりも、燃料価格高騰に備えた準備をすべきだったのだが、そこまでの知恵も回らない。(戦争が起こらなくても、産油国の生産調整とか円安とか、起こりうるケースは山ほどある)

日本中別々のやり方で暖房とかしておけばよかったのだが、田舎は囲炉裏で暖をとってくださいとも言いにくい。管理されていない山林が山ほどあるのに、カネを配るしか手段がないというのはどうかと思うが、きっとそうやって人間社会は衰えていくのだろう。

それはそれとして、わが家の資金繰りである。保険料の引き落としがない3月から6月の間に改善しないと、さらに大変なことになってしまう。その意味では、遅ればせながらありがたい値下げである。

[Mar 6, 2023]

国の電気・ガス代激変対策として、2月検針分から引き下げが実施される。ありがたいことだが、もっと早くやってくれればと思うのは私だけ?

トイレットペーパー節約の話

節約を心がけている皆様にとって当り前の話なのかもしれないが、トイレットペーパーの話である。

昨年まで、エリエールのダブル25mを何の気なしに使っていた。ところが、18ロール400円台だったのが500円台になり600円台になり、安売りもほとんどしなくなった。加えて、1ロールが1週間ほどでなくなってしまうので、常々もったいないと思っていたのであった。

とはいえ、ホームセンターのプライベートブランドは香りもよくないしごわごわして心地よくない。どうしようかなあと思っていたところ、昨年末に別のホームセンターで気になる商品をみつけた。

同じ大きさの1ロールで2倍巻き(ダブルで50m)である。値段は1割方高く、しかも18ロールでなく12ロールで1パックである。ただ、1ロールが倍で量が3分の2だから、量的には3分の1増ということである。これで値段が1割しか高くないなら、お買い得である。

ということで、この「2倍巻き」12ロールに替えたのだが、これが意外といいのである。というのは、これまで週に1度はなくなって、芯がゴミになるしもったいないしで気になっていたものが、滅多に空になることはなくなったのである。

先週3月が終わったけれど、年末に買った12ロールがまだ余っている。予備もあるから、当分トイレットペーパーの心配はしなくて済む。そして、保存場所も半分で済むので省スペースにもなる。

みんなそう思うのか、これまで50m(ダブル25m)18ロールのトイレットペーパーを山のように積んでいたホームセンターも、売り場を狭くしたのが見た目で分かるくらい在庫を減らしている。

このホームセンターは長らく地域一番店として君臨してきたけれども、最近値段が高いと評判である。系列のスポーツジムも提携という名目で買収されてしまったようだし、施設も雨漏りがひどい。油断していると客足が遠のいてしまうかもしれない。

[Apr 3, 2023]

トイレットペーパー2倍巻。この商品の登場により、ホームセンターに山のように積まれていた18ロールのペーパーがあっという間になくなった。

4月の資金繰り

先週末は4月の年金入金日。この冬は電気代・ガス代が月数千円~1万数千円増額になり、冗談じゃなしに資金繰りが厳しかったが、なんとか乗り切ったようである。

毎月の資金繰りはExcelで管理しているのだが、この4月はしばらく前から赤くマイナスの表示が出ていた。15日の支給日前に足りなくなるということである。

他のところから穴埋めすることはできたけれど、それはしたくなかった。というのは、少ない月で数千円も請求額が増えているのに、負担軽減策をとらない東京ガスに何か意思表示すべきだと思ったからである。

電気代・ガス代・水道料は公共料金と呼ばれている。生活するために不可欠なものだから、公的セクターが独占的に供給する代わりに、自由な市場参入ができないようになっている。価格も、本来は国や地方公共団体が決めることになっている。

だが自由化の掛け声とともに、市場参入が容易になった一方で、価格も供給者が勝手に決められるようになった。建前上は規制があるけれど、「調整費」の名目で増減可能である。しかも、使っている時は料金の表示がない。

1割程度の増減なら大目にみるけれども、3割も4割も、多い月だと1万円以上も料金を上げておいて、何のあいさつもないのはおかしい。世の中の人達が、どうやって工面してどうして何の文句も言わないのか常々疑問に思っていた。

ようやく2月になって国の補助で電気・ガス代が割引になったけれど、勝手に値上げしておいて何も利用者に配慮しないのはどう考えてもおかしい。「利用量が同じなのに請求額が増えているのはなぜですか」などとお気楽なFAQを載せていればいいってもんじゃない。

だから、4月は自動引き落としできないままにしておこうと数ヶ月前から決めていた。問題は、電気・ガス代と前後してクレジットの引き落としがあることである。クレジットの引き落としができないのはまずい。

幸い、クレジットの引き落とし額よりも電気・ガス代の請求額の方が全然多い。だから、クレジットは落とせるけれども電気・ガス代は落とせない残高にしておいた。

低金利になって以降、総合口座にしていないので残高以上には落とせない。予定通り、6日の電気・ガス代は引き落としできず、10日のクレジットはちゃんと支払いになった。

4月のガス代自振は意図的に落とさなかった。3割も4割も値上げしておいて、何の対応もしないのはおかしいと思う。使わなきゃいいって話じゃない。


6日が電気・ガス代の引き落としで約3万円。10日がクレジットで1万円弱。だから1万円ほど入れておいた。予定どおり電気・ガス代は落とせずクレジットは清算できた。

さて、数年前に勘違いして残高不足にしてしまい、自動引き落とし不能になったことがある。督促の通知が来てもう一度引き落としされただけである。その際の2度目の引き落としは14日だった。

もし今回も14日なら、今月の年金支払い日は14日なので(15日は土曜日)間に合う。さてどうなるかと待ってみたが、いっこうに通知が来ない。ようやく来たのは年金支給日の14日で、次回引き落としは17日だという。

請求書の日付が4月10日なのに、なぜ14日まで配達されなかったのか謎である。考えられるのは、引き落としできなかった人がたいへん多く、事務処理が間に合っていないということである。

あるいは、年金支給日の後に配達と2回目の振り替え日になるように調整したのかもしれない。6日におカネを用意できない人が1週間後に用意できるのは、たまたま振替日を忘れていたケースに限られる。

おそらく、東京ガスでも自振不能になった人数はチェックしているはずだし、その人数はこの冬増え続けただろうから、経営者がまともなら何か対応を考えるはずである。東京ガスが考えなくても、役所から指示があって報告させられるだろう。

われわれの側でも自振不能にすると自振割引55円が適用にならなくなるが、たかだか55円の話である。だったら、待ってもらって損はない。2回目も落とさないと請求書が来るらしいが、残高があるのにそこまですることもない。

ということで、無事4月の年金支給日になって、資金繰りを回すことができた。今回から介護保険料が天引きになったけれど、いずれ取られるものだから仕方がない。それよりも、いちばん苦しい数ヶ月を乗り切った安堵感の方が大きい。

いつまでこんな気苦労をしなければならないのかと思うが、働いて他人の苦労まで引き受けることに比べれば気が楽だ。おカネがなければやりたいことをがまんすればいい。やりたくないことをするよりずっとましである。

[Apr 18, 2023]

いつまで生きていられるんだろう、と時々考える

先日山に行った時に、2年前に登った同じコースを40分早く登ることができた。そして、ランニングでは昨年夏に走っていた400m10周のタイムを計ったら、3分も速くなった。

もう66歳である。あと4年で70代に突入する。タイムや速さではなく、山歩きしたりランニングできてどこも痛くならないことに感謝すべきだろうとは思うが、やっぱりうれしいものである。

もともとのタイムが遅いので少しがんばれば成果が出るのは驚くことではないが、自分自身でも息が切れなくなって持久力も改善したのを感じる。頭も体も、その機能を使うことで喜びを感じるようである。

喜びとかうれしいという感情は、「心」の働きではなく「脳」の働きで、具体的にはドーパミンとかアドレナリンというホルモンが生成されることによる。だから、基本的に若いとか歳とったとはあまり関係ないのである。

笑われるかもしれないが、すでにリタイアして7年近くなるけれども、心身の状態は若い頃とそれほど変わらないように感じている。ストレスが減ったので、眠れなかったり血圧が上がることも少なくなった。

現代社会は昔に比べると見た目も若返っているのは確かで、いまの60代70代は昔の50代くらいに見える。もちろん自分が歳取ったこともあるのだろうけれど、30代のお姉さんは昔と今とで全然違う。20代に至っては昔の大学生よりずっと幼く見える。

もちろん個人差が大きくて、病気したり心労が大きかったりして歳よりも上に見える人だっている。ただ、自分自身と昔の親戚を比べると、同じ66歳でもかなり違うように思うのは気のせいではないはずだ。

とはいえ、平均寿命・平均余命の示す通り、いつまでも元気でいられる訳ではない。あと20年生きていられる確率は半分以下だし、40年後は99%この世にいない。今日と同じ日が明日も続くとは限らないのである。

だから、そういつまでもがんばれば成果が出る訳ではないだろうと思うし、いつまで生きていられるんだろうと時々考える。それを考える時、よく思い出すのはこのブログを始めた頃のことである。

トレーニングの甲斐あって、去年の今頃よりかなりタイムがよくなった。うれしい反面、いつまで生きていられるんだろうと時々思う。


Niftyでブログを始めたのは2005年。その少し前からカシノと海外旅行に熱中して、サラリーマンとしては珍しいほど頻繁に海外に出かけた。

ブログを始めたのも、インターネットで多くの情報を教えてもらったお礼の意味が大きかったし、ネットを通じて多くの知己を得て楽しい時間を過ごすことができた。

ところがある時期から仕事が急に忙しくなり、いくら準備しても休暇が取れず(週休すら満足に取れなかった)、せっかく押さえたエアもホテルもキャンセルせざるを得ない事態が続いた。

結局そういう状態はリタイア間際まで続いて、自分としては徐々にフェイドアウトするつもりがサドンデス、突然死のようにその世界から遠ざかることになってしまった。仕方のないことなのだが、もっと行きたい場所もあったしやりたいこともあった。

せっかくアーリーリタイアして自分の好きなように時間を使えるし、それほどおカネを使わない趣味になったのだから、できればサドンデスではなく、フェイドアウトしたいと思う。

山を歩いていると、私よりずっと年上の人達が私よりずっと早いペースで登っている。70代どころか、80代と思われるおじいさんを見ることも珍しくない。

ランニングにしても、70代でマラソン挑戦などいまや驚くに当たらないし、80代で5時間切るスーパーシニアだっている。丈夫な人は、いくらでもいるのである。

いつまで心身ともに健康でいられるかは、努力が認められることもある。もちろん程度問題で、いくらがんばったとしても、事故や急病は避けられない。

ストレスも減らし、体重も絞り、節酒に努めるなどいろいろ心掛けているつもりだが、運命の前では人間の努力など取るに足らないものかもしれない。

必ずしも長く生きることを求めるのではないが、生きている以上は心身ともに健康で頭も体も動かしたい。それでも最後は運の要素が大きい。もしかすると、カシノで培った経験が生きるかもしれないと思ったりする。

[May 17, 2023]

いつまで生きていられるんだろうと時々思う。最後は運に頼る部分が大きいけれど、生きている間は心身ともに健康でありたいと思う。


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