2025年冬、4年間続けてきた糖質制限を経済的理由で縮小。でも健康管理は引き続きちゃんとします。
2025年3月 三叉神経痛に至った反省点 三叉神経痛その後 2025年4月 筋肉量でBMI25超は
2025年5月 体重がじりじり増加中・FFMIについて 今年はクリニックで個別検診
白内障?? 55年前から目は悪いが…
正月太りは最小限 ~2025年1月
2025年1月の最高体重は78.8kg、最低体重は76.1kg、平均は77.4kgだった。正月太りは避けられなかったが、最高・最低が0.2kg、平均で0.4kgの増加でとどまったので、リバウンドは最小限に抑えたと言えそうである。
スプレッドシートは前年のものをコピーして上書きしているので、入力のとき2024年の数字が出てくる。すると体重が約10kg違うので、そんなに違うのかと思う。昨年も、すでに糖質制限を2年以上続けていたし、ランニングを復活して1年以上なのに、それでも今より約10kg重かったのである。
10kg重い荷物を持って走れば、ハーフマラソンで15分以上違うのも当然で、自分では絞ったつもりでも実はそれほど絞れていなかったと改めて思う。だからリバウンドしてはいけないし、引き続き生活に気を付けなければならないと決意を新たにするのである。
経済的な理由で厳密な糖質制限は難しくなり、12月から白飯、うどん、ラーメンが厳禁でなくなった。昼食にもインスタントラーメンやうどん、お餅が登場しているが、他でがんばっているし食べ過ぎていないということである。この程度にとどまるよう引き続き心掛けなくてはならない。
1月のアルコール摂取量は1日平均18g。12月より2g増えたもののお正月だし、厚労省基準の20gは引き続き下回っているのでよしとしよう。2月は結婚記念月なのでお祝いがあるけれど、最近はあまり飲めなくなっているので大丈夫だろう。
さて、今回は体調管理について。スプレッドシートにはその日の体重、血圧等の他、朝起き抜けの体調について気づいたことを記録している。だから、体調をみて今日はアルコールを控えようとか考えるのだが、眠りの浅い深いについて、日々の行動とあまり関連が見つからない。
運動しない日が続くと眠れないのは当然だし、アルコールも眠りを浅くする。しかしそれだけで説明できない日もあって、運動しているしアルコールも控えているのに、眠りが浅くて夜中や朝方に目が覚めてしまうことが結構ある。
寝付きが悪い時は睡眠剤という手もあるが、日付が変わってから飲むのは朝起きれなくなるのが心配になる。多少眠くても起きてしまえば何とかなるし、昼食後に昼寝でカバーすることもできるが、不規則な生活は血圧にも影響するので、できれば朝まで熟睡したい。
不思議なのは、睡眠剤を飲んだ当日より翌日の方がぐっすり眠れることである。だから、睡眠剤を連日にわたり飲むことはない。翌日はほぼ確実に熟睡できるからである。(そう思い込むと余計眠れるという説もある)

糖質制限は昨年12月まででいったん後退したが、最近の食生活について書いておきたい。
糖質を制限して糖質以外でカロリーを確保しようとすると、必然的に費用が増える。しばらく前から貧乏人の食事といえばカップラーメンが定番だが、ラーメンやうどん、白飯を避けるとどうしてもおカネがかかる。糖質0麺は安いインスタントラーメンの倍の値段である。
この1月は正月の残りのお餅やうどん、ラーメンをお昼にした日が何日かあった。さすがに連日にわたるのはよろしくないので、ローテーションでグラノーラの日、全粒粉スパゲティの日、炭水化物の日とかわりばんこするようにしている。
昨日も書いたように、幸いにしていまのところ急激なリバウンドはない。ランニング後に腹回りを見てもそこそこ絞れているし、朝起き抜けの体重は80kgを下回ったままである。これ以上増えなければよさそうだし、定期検診前にもう一段がんばって脱・肥満を図るつもりである。
糖質制限を始めたのはもう4年以上前のことになる。長らく糖尿病で薬が手放せなかったが、効果があるのはカロリー制限ではなく糖質制限というのを本で読んで、なるほどと納得しすぐにとりかかったのであった。
白飯・うどん・ラーメンを厳禁し、パンやそばも最小限に減らした。そのカロリーを他の食材でカバーしなければならないので、当初は糖質0麺とライスなしカレーのみ、その後はグラノーラや豆腐料理で対応した。半年で10kg減量し、さらに1年で糖尿病の薬はなくなった。
開始1年目で帯状疱疹、3年目にSGLT2阻害薬の副作用でかなりの影響があったが、何とか回復して現在特に問題はない。アルコールは当初から極端には減らさず節酒を心掛ける程度で、和菓子なども適度に楽しんでいる。それでも、ピークより20kg以上減らして現在に至る。
昨年来の経済状況ひっ迫により、安い食材を避けて通ることは難しくなった。そのため3日に1度は昼食にラーメンやお餅が登場するのだが、極端なリバウンドはない。いまの食事でも70kg台で安定するなら、しばらくこれで様子をみることになりそうである。
最近読んだ本によると、医者がよく言う「様子をみましょう」は、いますぐに治療をすると副作用があるかもしれないし、原因がはっきりしてから対応した方がよさそうということらしい。薬を処方するにせよ治療方法を指示するにせよ、100%確実ということはないのでリスクを取らないのである。原因がはっきりしてからでは遅いかもしれないが。
実際、様子をみている間に体が適応して不具合がなくなるかもしれないし、気のせいで特に悪いところはないのかもしれない。いずれすべての人間は死ぬので、そうなれば医者にも来ない。医者にとっての保身であるが、よく考えると患者にとっても悪くはなさそうである。
少なくとも、クリニックの経営とか製薬会社のセールスが理由で、よく分からない薬を処方されるよりかなりましである。TVも新聞も製薬会社がスポンサーなので、都合の悪いことは指摘しないし報道もしない。文春砲だって、分かっていても言わないのである。
[Feb 5, 2025]
経済的理由から、糖質制限から一歩後退せざるを得なくなった。最近の昼食はお餅やうどん、インスタントラーメンが登場している。
2025年2月 ルーズな糖質制限で現状維持
2025年2月の最高体重は78.8kgで前月比変化なし。最低は76.4kgで0.3kg増、平均は77.5kgで0.1kg増。1月とほとんど変化なく、停滞期に入ったみたいだ。糖質制限はこれまでマイルドだったが、さらにルーズになったことを勘案すると、リバウンドしないで済んでいるとも言える。
昨年8月以来の「減り期」から停滞期に移ったので、ある意味安心している。いつもがんがん体重が減るのは、うれしい半面心配でもある。80kgを下回ったままリバウンドしなければ、精神的にストレスが増えなくていい。
さしあたっての目標は、春の定期検診で肥満判定から脱却することだが、定期検診のお知らせは例年6月に入ってからである。まだ4ヶ月先のことだし、この歳で4ヶ月先を心配すると鬼に笑われる。現状維持で十分。
最近は、昼食にお餅やスパゲティ、白飯のおにぎりすら食べているくらいなので、糖質制限はマイルドを通り越してルーズである。
それでも体重が急速にリバウンドしないのはなぜだろう。考えられるのは、ひとつは年齢的なもの、もうひとつは昔あまりにも食べ過ぎていたということである。
年齢的なことから言うと、70歳ともなればそろそろ体そのものが老朽化する時期である。太っているのは皮下脂肪とはいえ、体内に物質を貯蔵することだから、年齢とともに維持するのはだんだん難しくなる。同じように体に取り込めたとしても、排泄する方向に働くことは十分考えられる。昔から、年取ると体がしぼんでくるとされたものである。
以前はあまりにも食べ過ぎだったというのも間違いない。ココイチで1kgカレーなど、何日分の食事だと言いたくなる。昼食に餅を2~3切れならかわいいものかもしれない。カラオケ教室まさおの動画を見ると食べ過ぎだよと言いたくなるが、かつて自分がそうだったのである。
その意味では、糖質制限で1日130gができていないとしても、少しでも気にすることで標準範囲内に収められるとすれば、糖質制限の看板は役に立っているかもしれない。北條先生によると「糖質制限って栄養失調になることでしょう」であるが、1日糖質200~300gで栄養失調にはならない。
2月のアルコール摂取量は1日平均17gで、1月より1g減少。引き続き厚労省基準20gを下回っている。最近はワインをあまり飲まなくなったが、これは体調の心配より経済的心配が大きいからである。例年、4月年金支給日までの資金繰りが一番きついので、結果的に節酒できるのは喜ぶべきか悲しむべきか。
3月から4月は、現役時代なら花見やら歓送迎会で飲まなければならない時期だったが、リタイアするとそんな縛りはない。世間の動きに左右されず、飲みたい時に飲んで飲まなくてもいい時は飲まないのが最もストレスが少ない。ビールなんて、夏の暑い時期が旨いに決まっているのだ。
業スーご用達まさお。安く料理を作るのはいいとして、食べ過ぎはまずいでしょう。
さて、健康管理の続きで、健康維持にベストな方法は何かについて書いてみたい。
YouTubeで和田秀樹という医師の動画が、たびたびおすすめに出てくる。正直言って、あまり顔が好きではない(気が合いそうもない)のだが、先日題名につられて糖尿病と合併症の動画を見た。
Dr.和田は血糖値200HbA1c10以上の堂々たる糖尿病だそうだ。体形をみると以前の私のようではないから、体質的なものがあるのだろう。そのドクターが、西田敏行や渡辺徹が急死したのは主治医がヤブだからで、早死にするのは防げたはずだと言っている。
Dr.和田によると、いまの医者は糖尿病というとバカの一つ覚えのように血糖値・HbA1cコントロールで検査数値ばかりみている。糖尿病でもっとも重要なのは合併症予防で、悠長に生活指導をするより、さっさとステントを入れるなり合併症を防ぐ措置をしておけばよかったというご意見である。
検査数値ばかりという指摘はそのとおりで、目先の数値よりQOLだというのは同感である。また、糖尿病は血糖値が高いことより上下動が大きいこと、特に低血糖が問題というのは多くの医師がすでに指摘している。けれども、禁煙や血糖値コントロールに意味がなく、ステントを入れれば最善という考え方には首をひねらざるを得ない。
これはDr.和田だけではなく多くの医師にその傾向があるが、外科的措置は効果的で内科的措置はそうでないとする考え方である。ワクチンには意味があるが自然治癒には意味がないというのもよく似ている。いずれも、カネを掛けて最新の治療をするのが一番ということである。
永遠に長生きすることができない以上、禁煙などの生活指導も、ステントを入れた心筋梗塞の予防措置も、結果は五十歩百歩である。そして、マスコミが報道しないだけで、外科的措置でかえって寿命を縮めた人はたくさんいるはずだし、後遺症に苦しむ人も多いと思われる。
そもそも糖尿病の患者がすべて人工透析や眼底出血、心筋梗塞・脳梗塞になるかというとそんなことはなく、糖尿病でない人の2倍とかその程度である。インシュリンも治療薬もなかった平安時代だって、貴族は糖尿病でも70~80歳まで生きた。落花星さんには気の毒だったが、糖尿病即眼底出血にはならない。
私自身は、糖質制限で糖尿病が劇的に改善したので、外科的措置よりも生活指導で治療したいと思うし、それでうまくいかなかったとしても仕方ないと思う。Dr.和田は外科的措置でうまくいかないのは仕方ないと思っている訳で、これは専門知識の有無ではなく価値観の違いである。
それを、ヤブ医者はそういう治療ができないみたいに主張されると、あの気の合わなそうな顔との相乗効果で、そうじゃないだろうと言いたくなる。まあ、私ひとりが思ったってDr.和田のYouTubeチャンネルには問題にならないし、アンチでも見てくれればアクセスが増えるのはくやしいところである。
[Mar 7, 2025]
YouTubeの和田秀樹チャンネル。たびたびおすすめに出てくるのだが、顔があまり好きではない。
三叉神経痛と片頭痛は違うのか
このところ体調を崩している。自分では三叉神経痛を疑っているものの、医者に言わせると片頭痛なのだそうだ。それでいろいろ調べていて、この2つにほとんど違いはないのではないかと思うようになった。
大正製薬HPによると、片頭痛とは「血管が拡張することで、主にこめかみがズキズキと拍動的にいたむこと。原因は明らかにされていない」とのこと。どこの薬品メーカーでも同様の記載となっており、主に頭が痛むのが片頭痛である。
一方、三叉神経痛は、国立循環器病研究センターによると「電気ショックのような激しい顔面の痛みが起こり、脳血管が三叉神経に触れることが原因と考えられている」。頭痛だけでなく、歯痛など三叉神経に沿った個所が痛むのが特徴である。
ここで注意すべきは、脳血管が拡張して三叉神経に触れることで起こる痛みは、片頭痛なのか三叉神経痛なのかということである。一般に、片頭痛は女性に多く三叉神経痛は高齢者に多いとされるが、これでは何の説明にもなっていない。
私の症状は4年前の帯状疱疹以来出てきたので、三叉神経に残っているウィルスが悪さをしている可能性が大きいと思っているが、それは片頭痛ではないのだろうか。治療方法が似たようなものであればたいして気にしなくてもよさそうなものだが。
片頭痛の対策は、基本的に対症療法である。原因が分からないのだから、当然そうなる。脳内で痛みを伝達する物質を抑えるのが主たる対策で、アセトアミノフェンやロキソニンなど、よく知られる鎮痛解熱剤が処方されることが多い。
アセトアミノフェンとロキソニンは、私にはほとんど効かなかった薬である。クリニックで処方されたのはエレトリプタンで、これは脳内の拡張した血管を収縮させる効果がある。体内からアイスノンを当てるようなイメージだろうか。それでも、あまり効果は感じられなかった。
三叉神経痛に処方されるのはカルバマゼピンで、これは神経において脳へ痛みを伝達する物質を遮断するものである。こうしてみると、片頭痛は脳血管に対処し、三叉神経痛は神経に対処するものであることが分かる。言ってみれば、医者が処方したい薬に応じた病名を付けている可能性もある。
その意味では、片頭痛なのか三叉神経痛なのかにこだわる必要はなく、解決方法とされる対策、トリガーとなるアルコールや食物を摂らないようにしたり、体力を過剰に消耗しないよう注意したり、規則正しい生活リズムを守ることが重要かもしれない。
カルバマゼピンがどの程度効いたかはっきりしないが、イブと両方飲んでようやく痛みが半減したように思える。運動失調の副作用が出たように感じられたので、その後服用はやめている。やはり強い薬なのだろう。
(私のように手足の運動が適切にできなくなる運動失調の中には、ウェルニッケ症候群によるものもあり、薬物による小脳への影響である。これが進むと痴呆症になりかねず、痛いのとどちらを選ぶかという究極の選択になる。)
薬で痛みを抑えてやり過ごそうとしても、効果のある薬はそれだけきついので、副作用も相当にあるということである。正直なところ、ワクチンであれだけ用心したのに、薬の場合ほとんど心配しないのは迂闊だったとしみじみ思う。
三叉神経には三叉神経の言い分があり、信号を送る必要があるのだから痛んでいる訳で、ともかく黙れというのはやり過ぎだったかもしれない。痛むのは仕方ないけれど少しは眠らせてくれぐらいが妥当なラインだろうか。痛みが少なくなった今だから余裕ぶっこいてそんなことを言えるのだが。
[Mar 28, 2025]
三叉神経痛は三叉神経に沿って痛みが走るが、片頭痛と共通する要因も多い。片頭痛のメカニズムは解明されていないので、余計にそう思える。
三叉神経痛に至った反省点 ~2025年3月の健康管理
2025年3月の最高体重は80.2kg、最低は76.5kg、平均は78.4kgであった。2月と比べるとそれぞれ1~2kg増えているが、体調を崩したので仕方がない。それでも、ほとんど80kgを下回って推移したのは我ながら上出来であった。
上出来というよりも、特に気を使わなくてもほとんど体重が増えなかった。それだけ痛みがきつかったということか。奥さんには「痛いと体重は増えないんだよ」と言われた。だが、体重が増えるのと痛いのとどちらを選ぶかといえば、もちろん痛い方が嫌に決まっている。
そうしたこともあって、体重の増減に一喜一憂するのはあまりよろしくないのではないかと思い至った。何より大切なのは健康を維持すること、老化したり病気になるのを防ぐことで、体重はあくまで目安である。
昨年後半以降、40年ぶりに体重が70kg台に戻っていることもあり、次は脱・肥満だと妙に張り切り過ぎていたように思う。
もちろん、節制して通常範囲に収まるのはいいことだが、定期検診や人間ドックで肥満と言われないことを目的とするのは、ちょっと違うような気がしてきた。どこかで誰かが決めた基準値に収まることよりも、どこも痛くないことの方がずっと大事である。
特に今回のような三叉神経痛は激痛だし、なかなか治らないということがよく分かった。「肥満です」と書かれるのはプライドが傷つくけれども、気にしなければそれまでである。何しろ、40年間それでどこも痛くなかったのだ。
アルコール摂取量は1日平均14gと大幅に減少。飲むと痛みがぶり返すので、控えざるを得なかった。
片頭痛では赤ワインとチーズがトリガーとなることが多いと言われるが、これらは私が好んで飲むアルコールでありつまみである。痛いのと飲みたいのとどちらが勝つかで、先月は痛いのが勝った。
片頭痛にはワインがよくないと言われる。私はワインが大好きなので、困ったものである。
さて、今回もうひとつ感じたことは、体調が悪くなる予兆があったにもかかわらず、あまり気にせずに激痛に至ってしまったということである。日々のブログにも書いてあることなのだが、改めて振り返ってみる。
今回の予兆のうちで重要だったと思うのは、神経痛的な痛みが出ていたことである。冬に水道から冷たい水が出てくると参ったなと思うのはいつものことだが、この冬は特に、手に電気が走るというか、びりびりした感覚があった。
1月のランニング報告でも「寒くてあまり走りたくない」と書いてあるのは、冷たい風が顔に当たって、三叉神経が破裂寸前だったのかもしれない。大元は脳と脊髄なので、関係しておかしくない。
そして、お風呂で湯舟に入る前に体を流すのだが、その時すでに寒くて仕方なかったことも思い出す。冬でもお風呂に入る前に体を洗って髭剃りをするのは当り前で何ともなかったのが、この冬は違った。歳のせいだとばかり思っていたが、もう少し深刻に考えなければならなかった。
そうした状況にあるにもかかわらず、2月のランニングは200km超え。そして、九十九里後の10日ほどで、さらに約60km走った。九十九里でラストにへばってしまったので、もう少し鍛えなければと思ったのだが、ランニングは手段で健康維持が目的である。忘れてはならない。
本格的に痛みが出たのは3月初めだが、その時も妙なことがあった。お風呂に入ると頭がじんじん痛んで入っていられなかったのである。この点をクリニックで指摘され、「片頭痛が出ている時はお風呂はダメでシャワーですよ」と言われてしまった。
そういうこともあって、片頭痛ではなく三叉神経痛ではないかと強く言えなかったし、しばらくは湯舟にあまり入らなかった。ところが激痛が鈍痛になると、長湯しても問題ないというか、かえって痛みが引いていくように思えたのである。やっぱり、典型的な片頭痛ではないのだ。
まだ痛みがすべてなくなった訳ではないが、歯が痛むのと頭の奥に鈍痛があるくらいは我慢しよう。ようやくアルコールも解禁したが、激痛が来ないのはありがたい。もうすぐ誕生日で、ワインなしで過ごす訳にはいかない。
[Apr 3, 2025]三叉神経痛その後
先月初めから襲われている三叉神経痛、痛みはかなり少なくなって日常生活に戻しているけれども、まだ左顔面、歯の奥から頬骨にかけて鈍痛が続いている。もう1ヶ月以上になる。
こんなに長く痛みが続くのは、30年前に胆石の手術で腹を切って以来である。歳のせいではあるのだが、できるだけ痛み止めを飲まないようにしたので、それで余計つらく感じるのかもしれない。
我慢がきかない性格なので、頭だろうが腹だろうが痛めばすぐに鎮痛薬を飲んでいた。今回も、カロナール(アセトアミノフェン)から始まってイブ、ロキソニン、医者で出された片頭痛薬、さらに三叉神経痛薬のカルバマゼピンまで動員した。
激痛がおさまるまで約2週間かかり、最終的にはカルバマゼピンを1日2回、イブを4回飲んでやり過ごした。その結果、運動失調の症状が出てしまったことはすでに書いた。以来、カルバマゼピンは止めている。
どんな薬でも副作用は必ずあり、それが重いか軽いかの違いがあるだけのこと。激痛だと飲まないでいられないが、我慢できるレベルであれば飲まないに越したことはない。だからここ2~3週間は、夜中に眠れない痛みがある場合だけイブにしている。いろいろ試した結果、カロナールやロキソニンより効くのだ。
それでも、2週間にわたり1日4回も飲んでいたものだから、胃腸の調子が悪くなった。カロナールもイブもそれほど強い薬ではないけれども、それでも集中して使えば腸内環境に影響する。腸内細菌のコロニーが壊滅してもおかしくない。毎朝飲んでいる乳酸菌飲料では間に合わない。
結局、自分の体の様子をみながら案配していくしかないのだが、1日4回2週間はダメだし、2~3日に1回なら大丈夫というのがいまのところの経験値である。1ヶ月以上続くとは思わなかったから、この先これで足りるかどうかは不明だが。
これまで眠れない時には鎮痛剤や風邪薬を飲むことが多かったが、これもよくないかもしれない。だからこの間レスタミンコーワをアマゾンで買って、これを飲んでいる。よく知られた話だが、レスタミンコーワは実はドリエルと同じ成分で、しかも値段は5分の1ほどである。1回100円は出せないが、20円なら出せる。
鈍痛とはいえ、いまだに痛むのでランニングは控えめにしている。昨年のこの時期は10~16km走っていたけれど、今年は5kmで抑えている。来シーズンが心配になるが、定年ランニングに書いてある「シニアは1月100km走れば十分。70~80kmでもいいくらい」と書いてあるのを読んで、こう考える専門家もいるんだと自分を納得させている。
[Apr 11, 2025]
今回の三叉神経痛ではいろいろな鎮痛薬のお世話になった。効果と副作用を比較すると、私の場合イブがよかったようだが、それでも胃腸の調子が悪くなった。
2025年4月 筋肉量でBMI25超はメタボじゃない
2025年4月の最高体重は80.0kg、最低体重は77.8kg、平均は78.8kgであった。最高体重は0.2kg減ったが、最低は1.3kg、平均は0.4kg増えた。月間の摂取アルコール量は1日平均19g。厚労省基準の20gは下回ったが3月の14gからかなり増えた。誕生日月間だったこともある。
3月に三叉神経痛でかなりつらい目に遭い、4月は体調回復を最優先にしたので若干の体重増は仕方がない。痛みが出てから引くまで50日くらいかかった。正直なところ、無理して再発するのが一番心配である。
急性期の激痛が鈍痛になってから、少しずつ日常の生活に戻した。もともと働きに出る必要のない年金生活者だから、動ける状態になれば普通の生活に戻すのに支障はない。トレーニングを再開し、本も読めるようになり、パソコンを打つのも痛みがなければ大丈夫である。
痛みについては、鎮痛薬のイブをやめるまで1ヶ月以上かかった。当初は4時間置き、1日4~5回飲んでいたところ、胃腸の調子が悪くなった。腸内細菌が影響を受けて、善玉菌が減って悪玉菌が増えたものと思われた。
整腸剤を飲もうかとも考えたが、これ以上薬を増やすのはよくないような気がしたし、整腸剤に入っているものと乳酸菌飲料に入っているものはほとんど同じである。乳酸菌飲料なら、毎朝飲んでいる。ヤクルトの半値の「おいしい乳酸菌飲料」だが。
だから薬を増やすよりも、なるべく我慢して鎮痛剤を飲まないようにした。それでも、折に触れて頭の中心が痛くなるし、奥歯にものがはさまったような違和感は長く続いた。最終的には2~3日に1度、痛くて眠れない時だけ飲むようにした。これが4月半ばまで続いた。
眠れないほどひどくはないが、奥歯の違和感も気持ち悪かった。はじめは、本当に虫歯が痛んでるのではないかと思ったほどで、三叉神経痛で歯を抜いてしまう人がいるというのは冗談ではないのだと思った。
それがしみるような痛みとなり、奥歯と歯茎に何か挟まっているような感じになり、何とかおさまったのは4月も終わりに近づいてからである。おさまってみると、なるほど歯は何ともない。まさに三叉神経が痛んでいたのであった。
薬を飲むのは控えたけれど、神経の修復に効果があるというビタミンB12のサプリを買ってきて、ビタミン剤と日替わりで飲んだ。チョコラBBは口内炎に効果てきめんだから、ビタミンBシリーズはそれなりに期待できる。
痛みがひどい時には150-80を超えていた血圧も、4月下旬には110台-60台で安定している。ずいぶん悩まされた三叉神経痛だが、ひとまず完治したとみてよさそうである。
三叉神経痛に対処するため、神経の修復に効果があるというビタミンB12を飲むようにした。その結果もあって、4月末にようやく痛みから解放された。
さて、いつまでも三叉神経痛に悩まされても仕方ないので、先月は半年ぶりにジムの体組成計で測定してみた。
とはいえ、定期的に測定して長期的傾向を確認するのが目的であり、半年前からみると体重も増えているし三叉神経痛以来あまり運動できていないので、結果はあまり期待していなかった。現状維持なら御の字、筋肉が落ちて脂肪が増えている方がむしろ自然であろう。
体組成計に乗ると、まず体重が表示される。79.2kg、半年前より1.6kg増えてしまった。仕方ない。あまり運動していないし、糖質制限はルーズを通り越して白飯を食べていないだけである(だから昨今のコメ値上りはあまり切実に感じない)。
そして測定結果をアウトプットしてもらうと、何だかいつもと印象が違う。というのは、全身の筋肉・脂肪量が数値化され色分けされて出力されるのだが、全身の色が全部一緒なのである。これは、これまでの結果では見たことがない。
帰ってから確認してみると、確かにこれまでこういうことはなかった。大抵どこかの脂肪量が多くて(体幹=内臓脂肪であることが多い)アンバランスになっているのだが、今回は筋肉量が「多い」の濃い青、脂肪量が「標準」の緑で統一されているのであった。
筋肉量も脂肪量も全身のバランスが取れているのは、悪いことではなさそうだ。体脂肪率は17.1%、前回よりも増えたけれど決して太り過ぎという数字ではない。BMIがなかなか25を下回らないのが物足りないところだが、筋肉太りなのであまり気にすることはないのかもしれない。
歳をとったら気にすべきは、見た目よりも健康維持である。BMIが高いのはウェスト回りに肉があるので太って見えるし、検診でも肥満認定されてしまうけれども、筋肉量がある方が健康維持にはいい。正直なところ、体脂肪率が20%を下回っていれば、BMIを気に病むことはないのではなかろうか。
もう70歳近いから、心配するとすればメタボリック症候群よりサルコペニアではないかと思うが、サルコペニアの危険因子はBMI通常で体脂肪率が高い状況だから、私の場合はむしろ逆である。年寄りが、筋肉量がありすぎて心配することもないだろう。
そうした観点からみると、筋肉量は3年前が63.6kg、2年前が63.3kg、昨年が63.2kg、今年は62.3kgである。その間に体重が約10kg落ちていることを勘案すると、ほとんど落ちていない。筋肉量は変わらないとみてよさそうである。
問題があるとすればランニングの際、足腰に負担が大きくなってしまうことで、重い荷物を持って走ればヒザにくる。そのあたりはバランスで、あまり気にしすぎることはないが、増えすぎないように気をつけるくらいのイメージかもしれない。
いまのところ、80kgに乗らないで推移すればいいと、自分に都合のいいように考えている。
[May 2, 2025]
先月は半年ぶりに体組成計で測定した。筋肉は「多い」脂肪は「標準」で全身同じ色というのは初めて。いつもどこかの脂肪が濃い緑(多い)になってしまうのだ。
2025年5月 体重がじりじり増加中・FFMIについて
2025年5月の最高体重は80.2kg、最低体重は78.2kg、平均は79.1kgであった。最高・最低・平均とも0.2~0.4kg増え、4月に続いてじりじり体重が増えつつある。
3月に三叉神経痛でかなりつらい目に遭い、体調回復を優先しているのである程度の体重増は仕方がない。何とか80kgに乗らないくらいと自分では気を付けているが、雨でトレーニングできなかったりするとてきめんに増える。
体が変調をきたすのは勘弁願いたいが、こういうことがあると健康であることがいかに大事か分かる。朝起きて特に痛む場所がないこと、胃腸の働きが悪くないこと、ちゃんと眠れることは、生きていく上で間違いなく最重要である。おカネに不自由するくらいは我慢しよう。
ひどい時には150-80を超えていた血圧も、4月下旬には120台-60台で安定している。ずいぶん悩まされた三叉神経痛だが、ひとまず完治したとみてよさそうである。
5月中のアルコール摂取量は1日平均19gで、辛くも厚労省基準20gを下回った。急に暑くなった数日にビールがおいしかったのが効いたけれど、月末には涼しくなって何とか厚労省基準はクリアした。今年の夏も平年より暑いという気象庁の長期予報で、コメ高騰の折柄、豊作はありがたいので暑いのは我慢しよう。
高齢者にとって、生活習慣病以上に怖いのは筋肉量の低下によるサルコペニアと、それにより活動量が減るフレイルである。厚労省によると高齢者の死亡率がもっとも低いのは、BMI25より高い層である。
さて、先週書いたようにじりじり体重が増えている。昨年の節制でBMI25ぎりぎりまで来ているけれど、特定検診を前にどの程度まで減らすべきか考えた。というのは、BMI25が絶対的な指標ではなさそうなのと、高齢者にとってサルコペニア(筋肉量低下)がさらに怖いからである。
サルコペニアかどうかを判断する指標は、FFMI(除脂肪量指数)である。BMIは体重を身長の二乗で割った値だが、FFMIは除脂肪量を身長の二乗で割る。この値が18を下回ると筋肉量の低下が疑われ、運動機能が低下するとともに疾病リスクも高まるとされる。
BMIについて一律25で線を引き、これを超えると肥満と判定するのはどうかと思うし、個人の体質や体型、長年健康に過ごしてきたかどうかが大切だと思う。特に高齢者にとって筋肉量が低下して運動機能が落ち、それに伴って活力がなくなり免疫機能にも影響するのは避けなければならず、特に注意すべきであろう。
BMIもFFMIも分母は身長の二乗である。BMIは25を下回るべきで、FFMIは18を上回るべきとなると、残りは7しかない。体重マイナス除脂肪量は脂肪量である(言葉どおり)。これは私の身長だと体脂肪率12~13%ということになり、かなりのやせ型でないと無理である。
私の場合FFMIが20を超えるので、さらに難しい。体脂肪率が20%を下回ればそれほど太り過ぎを心配しなくてもよさそうだが、必然的にBMIは25を超える。だとすると、検診の肥満基準BMI25を気にする必要があるのかということになる。
あちらを立てればこちらが立たず。両方うまくいくのは恵まれた体質・体格の人だけであろう。普通に考えれば、選択肢は以下の2つしたない。
① 肥満と指摘されるのを許容して筋肉量を維持する。
② 筋肉量が落ちるのを許容してBMI25以下に減量する。
これで②を選ぶのはかなり変わり者であろう。普通は①を選ぶ。だから今年の定期検診にあたり、肥満判定を避けるために無理して減量するのはやめた。
酒をやめたくないばかりに、無理やり理屈をひねり出しているという噂もあるが、まあ仕方がない。自分の体に責任を持つのは自分だけであり、他人の判断に従って健康を害するのはくやしい。自分で考えてうまく行かなければ、それはそれであきらめがつくというものである。
[Jun 10, 2025]
今年はクリニックで個別検診
5月終わりになると、市から特定検診のお知らせが郵送される。3年前まで集団検診で公民館に出かけていたが、腕の悪い看護婦を寄越すので懲りた。昨年は諸事情あって人間ドックを受診したけれど、毎年受けるほど資金的余裕はないし、体調に問題がある訳ではない。
いろいろ考えて、今年から個別検診でクリニックを選んで行くことにした。昨年、人間ドックの再検査でシスタチンGFRを検査した腎クリニックがよさそうだ。翌週の予約が取れたので、善は急げで早々に検査を受けることにした。
早くに検診を受けるのは、異常がないうちにやってしまいたいというのが一つと、検診前に禁酒するのでさっさと済ませたいからである。
現役時代に「普段どおりの体調で検査しないと意味ないじゃないですか?」と言われたことがあるが、こういう機会に生活をリセットするのも悪くないと思っている。何か理由がないと、1週間酒を抜くのは簡単ではないのだ。
という訳で6月4日が定期検診である。予定どおり1週間のアルコール抜きはしたけれど、直前のトレーニングで負傷したのが気がかりである。ヒジやヒザ、手の甲の傷は気づかれないとしても、頭頂部の傷はかつてのブッチャーのようである。2日しか経っていないので、まだ真っ赤に腫れている。
予約したので時間には私ひとりである。集団検診だと大勢の年寄りがいるし、設営者の手際はよくないし、看護婦の腕も悪いのでいらいらする。人間ドックも検査待ちで時間がかかる。個別検診で一人で診察してもらうのが性に合っているようである。検査料も1500円で、集団検診と500円しか変わらない。
名前を呼ばれて検査室へ。まず身長・体重だが、頭にケガをしているので機械が当たって痛い。体重は0.5kgしか引いてもらえなかったけれど、80kgを下回る数字でクリアした。昨年の人間ドックより1kg増だが、実際の着衣量は0.5kgより多いので、たいして変わらないはずだ。
問題は血圧で、2度測ったけれど147-75。起き抜けの数字が119-68だからかなり高い。「お医者さんに来ると高くなりますから」と看護婦さんに言われたが、仮にいつも140台だとしても歳相応という気もする。高血圧の指摘は受けるとしても,経過観察で済むのではなかろうか。
次いで問診。昨年診ていただいた先生である。訊かれる前に頭の傷を説明した後、
「糖尿は△△先生に診ていただいてるんですよね」
「検査数値も正常だし薬も飲んでないので昨年から行ってないです。」
「高脂血症薬は?」
「コレステロールが低くなり過ぎたので飲んでません。」
「じゃあ、現在飲んでいる薬はなしですね。」
「そうです。」
もし検査結果がよくなかったらどうしようと思ったが、それは結果が出てから心配すればいいことだ。最後に採血。さすがにクリニックの看護婦さんは健康づくりセンターのようにヘタッピではなく、一発で静脈であった。検査結果の説明日を予約してこの日は終了、20分もかからなかった。
以前のかかりつけ医(近所)は、ろくに調べもせず説明もせずにSGLT2阻害薬を処方したので2度と行くことはないだろう。こちらのクリニックは腎臓が専門だが、糖尿と腎臓は親戚みたいなものなので、お願いすれば診ていただけるだろう。もともと糖尿から腎機能が悪くなっているという当初の見立てなのだ。
国保に代わると、市から毎年検診のお知らせが届く。秋まで受けないでいると督促のお便りが届くし、さっさと済ませてしまいたい性格である。
1週間経過して、6月11日は特定検診結果の出る日である。検診日と結果報告、2度もお医者さんの手を煩わせるのは申し訳ないが、受診しないと市から督促されるので仕方ない。集団検診だと結果を送ってきて終わりだけれど、500円しか違わないのに個別検診だと結果報告がある。
クリニックとしても、地域医療に協力するという建前と、新規顧客を開拓するという意味があるのだろう。腎クリニックで商売になる患者は人工透析だから、できれば、というよりできるだけ回避したいのが本音である。
1年前と違っているのは高脂血症薬のバトルアスタチンを飲んでいないことで、糖尿病薬は糖質制限のおかげでその前からなくなっている。糖尿病関係の数値は変わらないはずであるが、コレステロールと腎機能がどうなるか。やや緊張してクリニックへ。
まず言われたのがBMI25超。「25.1でぎりぎりですけれど、軽度肥満になりますね。もう少し減量してください」
まあ、お医者さんも指摘しないといけないだろうからおとなしく聞いておく。しばらく前まで100kgあって20kg以上減らしたとか言っても仕方ない。
「血圧が若干高いです。家ではもっと低いということですから、定期的に測定して注意してください」
検診日の朝は通常通り120を下回っていた収縮時血圧が、看護婦さんが測ると140を超えてしまったのだ。とはいえ、予想通り経過観察で済んだ。来年は血圧低下の裏技、朝一番でトレーニング後に受けてみることにしよう。
クレアチニンは1.01、eGFRは57.2。「腎機能は少し低下していますが、昨年の数字より悪くなっていないので、様子見でいいでしょう。水分をしっかりとってください」
特定検診の結果。集団検診は看護婦(採血)のレベルがひどいので、今年から個別検診でクリニックを選んで受診することにした。薬はまったく飲んでいないが、数値は悪くなっていない。
上表が気になる項目の推移である。糖尿病も高脂血症もまったく薬は飲んでいないが、昨年より悪くなっていない。LDLコレステロールはスタチンをやめたので上昇しているが、これで普通の水準である。昔はHDL40・LDL200という数字だったから、まあ人並みになったというところだろう。
自分でも驚いたのが、ヘモグロビンA1cの5.4である。薬も飲んでいないのに、昨年より0.3も改善している。それどころか、過去の推移をみても5.4(2014年以前の基準で5.0)なんて数字が出たことはない。これだと糖尿病とは判定されない。
ここ1年の糖質制限はマイルドというよりルーズだし、ランニングも3年続けているから今年だけということはない。あえて探せば70kg台で1年間過ごしていることと、アルコールが弱くなって結果的に酒を控えたこと、間食・おやつを手作りしたことである。
中性脂肪も89で変わらずだから、そこそこ節制できているようである。何はともあれ、通院しなくても薬を飲まなくてもほとんど影響なく、かえって病気から遠ざかっているのはうれしいことである。
そして、今回いただいた結果報告によると、eGFRは確かに基準値が60以上だが、受診推奨値は45未満なのである。ヘモグロビンA1cの受診推奨は6.5以上だから、なるほどこれだと医者に行った方がいい数字である。
ただ逆に言うと、45を上回っていれば様子見とか再検査で済むということでもある。50台というだけでSGLT2阻害薬を処方して副作用でひどい目に遭わせた医者は、何を大騒ぎしているんだという話である。人間ドックの問診で、「腎臓内科ってほどじゃないでしょう」と言われる訳である。今更ながら腹立たしい。
[Jun 13, 2025]白内障?? 55年前から目は悪いが…
先だってランニングの後で、足が攣ってベンチから転落しメガネを壊した。このメガネは現役時代から使っているのでもう10年以上、レンズを替えて使い続けてきたがそろそろ寿命だろう。いつものメガネ屋さんに行ってみた。
以前から右目が少し見えにくい。糖質制限で改善したけれどその状態は続いていて、右目の矯正視力がかなり悪い。せっかくだから検査して調整してもらおう。
という訳で検査したところ、技師の人が首をひねっている。「度数は以前と変わりません。これで見えにくいとしたら、度数の問題ではなく眼球の中の問題です」という。
「眼科に行って診てもらった方がいいですよ。医者に行かないで、結果的に失明した人もいます。医者も忙しいですから、メガネ屋に行ったらこういうことを言われたので調べてくれと説明してください」
これはただ事ではない。中学生の時だからもう55年前、近視のメガネをかけ始めて以降メガネなしで暮らせない生活を続けてきた。近視の度も進み、乱視も入り、さらに老眼で遠近両用になり今日に至っている。ものもらいは再三できたが、眼球の中が問題と言われたのは初めてである。
はっきり言わないけれど、どうやら白内障や緑内障を心配しているようだ。年齢を訊かれたので、おそらくそういうことである。眼科は、帯状疱疹の時に診ていただいたお医者さんの診察券がある。駅前なので行ってみる。
まず視力の検査である。レンズを替えて視力表を見、右左上下を答える。裸眼ではほとんど分からないし、レンズを入れても半分以上分からない。待合室に戻ってしばらく待ち、ようやく診察である。
「右目の方が、矯正しても視力が出ません。疑われるのは白内障ですが、瞳孔を開いて検査してみないとはっきりしたことは分かりません。今日は運転して来られましたか?」
「はい。車で来てます」
「それでは日を改めましょう。5~6時間は運転できませんから、その予定でいらしてください」
日を改めて再度受診。今度は奥さんに送ってもらう。ミドリンPという瞳孔を開く目薬を差し、眼底カメラで何枚か撮影。先生にも診察してもらうが、どうやら原因がはっきりしないらしい。
「右目だけ矯正視力が出ないという場合は白内障が疑われるのですが、診たところ白内障はありません。右目の方が視神経も網膜も弱っているのですが、これが原因なのかどうか。視野検査で、もう少し詳しく調べてみましょう」
視野検査は緑内障の診断に用いられるが、その他に視神経・網膜の病気、脳の異常などの疾患を調べることができる。メガネを直しに行っただけで大げさなことになってしまった。今さら脳が異常だと言われてもどうしようもないが、とりあえず白内障ではなさそうなのはよかったのだろう。
これまで、メガネの度さえきつくすれば視力は出るものだと思っていた。メガネで矯正できないとすれば、運転免許の「眼鏡使用」も意味がないことになる。目が弱るのも耳が遠くなるのと同様高齢者特有の症状だが、意外なところから老化が忍び寄ってきた。困ったことになった。
[Jun 18, 2025]メガネ屋さんで首をひねられて眼科を受診した。年齢的には白内障が疑わしいが、所見では特に問題なしとのこと。さらに検査することになり、困ったことになった。
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